特に言う事無いんで二話をどうぞ
同時刻6時25分
まだ時期は春だが外の気温は普通に寒い、だが彼は汗をかいていた。
「ぜぇ…ぜぇ……待ってくれ…早いから…少し休憩…ああ…待ってくれ⁉︎」
別に彼…鐵龍牙はそんなに貧弱な体力ではないし、身体は至って健康体である、では何故息が上がっているかと言うと、
まぁ無理もないだろう…片手に小型犬4匹、もう片方の手には大型犬を2匹と計6匹に引っ張られて、今現在たった25分の間に5kmを全力で走らさせれているのだから
彼はまだ18歳だが、流石に朝早く起きていきなり犬の散歩をして、全力疾走は疲れるだろう。
この後もまだ仕事があるので愚痴を言いたいが彼は既に慣れているので気合いで乗り切っている。
「これはありがとね〜リュウガ君〜いきなり頼みごとしてしまったねぇ」
「いえいえ…おばぁちゃんには犬6匹の散歩は、中々辛いと思いますので…仕事を依頼されたので、まぁ僕になっては朝のランニング程度で良かったですよ。」
「そうかい…そうかい…ならなんで頭に葉っぱや身体が泥だらけなのかしら?…犬達には泥は全く付いてないけど…?」
鐵龍牙には少し困った事がある。
運が全く持ってないのである、今日の散歩中(なの言う5km全力疾走)にまず、最初は無料開放されているドッグランで走って貰おうとするがその途中4匹の犬のリードが同時破損そのまま脱走
その20分の間は水溜りに足を突っ込み、木々に隠れている犬を見つけたりと忙しい男なのである
「あ、そうだお茶飲むかい?喉乾いてるでしょ?」
「いえいえ、この後も依頼があるのでお礼だけ受け取りますね。」
そうかい、と渋い顔をするおばあさん
「ではこれで…次の依頼をお待ちになってますので‼︎」
そのままある場所へと再び全力疾走するのである
ーーーーーーー
ダダダッと階段を駆け登りそのまま飛び込みをする勢いで扉を開ける
「…ふむ連絡した通りに来たな龍牙、大変よくできました。」
パチパチと部屋に虚しく響いて聞いてる方が少し悲しくなってくる
「だ、誰が…はぁ……散歩が終わった丁度に…連絡で[依頼が再び来た至急帰還するように]…ですか…珍しく急に送ってくるので驚きましたよ⁉︎…だから走って来たのに…」
そのままトホホと悲しみで座り込む龍牙だが、すぐに立ち上がる。走った時は座らない方が良いのだと昔学んでいるのである。
「で?なんの依頼ですか?紗耶さ…ではなく聖焔学園理事長、九条紗耶先生?」
「何取り敢えず言わせろ、いつになったら
そうなのである、彼は既に19歳もう今年には二十歳になるのである、
彼だって安定な仕事を見つけたいだろうと思っている、こんな頼まれたらやるみたいな事は早く避けたいのであるのが
「いやだって俺まず、聖焔卒業してないし何より
「そうだ、だから私が直々に依頼等をお前に送っているんだろ?…私も忙しくなる時期だ、お前も4年間も私の側で働いただろ?そろそろ仕事を個人的にやってくれ。」
この部屋は思いっきり禁煙室の理事長室だが、煙草を取り出すと
「本当俺も魔術師に産まれれば楽だっただろうなぁ…」
魔術師
崩壊戦争中、いや戦争が起こる前からあったものである。
私生活には重要なものであった、しかし崩壊戦争中に国の為に闘い亡くなってしまい、生きている魔術師は約4割しか存在していないのである。
そして魔術師と焔命者には決定的な差があった。
魔術師は
焔命者も魔術師にはなれない。
それは何故かというと、仮に一つの結論が出ている。
魔術師は、あらゆる事に手を染めてしまい魂が穢れている為発症はせず、
「ふーん…結構苦労するぞ〜魔術師なんてよ勉強怠いしな…てかお前は焔命者だろ?焔心持ってるだろ?」
「俺の焔心の形を知って言っていますか?」
はぁと軽くため息を吐きジト目で見てる
「…まぁ良いそんなこともう終わりだ、では依頼内容を伝えよう、依頼主は私、九条
その言葉を聞くとだらしない姿勢をすぐに聞く体制になる。
龍牙にとって紗耶の依頼なんて、4年間の間に一回も依頼などされた事がないのである、
一瞬嬉しい気持ちは出た、しかし冷静になる
あの紗耶からの依頼…凄く嫌な予感がする。
「依頼内容はこれだ!!!!!!」
ドンッと机から取り出したのは一枚の紙、書いてある内容は、
『[朝一番‼︎出来立てホヤホヤのメロンパン‼︎限定250個!!!!!]』と書いてある。
「……………まさかね…理事長からの最初の依頼内容がメロンパンの購入…?それってさ」
そうつまりだ、俗に言うパシリである。
「ほら二個買ってこい」
指で硬貨を弾きそれを難なく受け取る龍牙
「…二個って俺の分?」
「な訳ないだろ?妹の分だよトカゲ、ほら開店まであと20分だぞ言ってこい、あとで連絡するから連絡が来たらその場で待機な?」
龍牙はゆっくり恐る恐る、部屋にある時計を見ると、
午前7時10分である、
そのメロンパンが販売している店からのここ聖焔理事長室までの距離、4.3㎞
「………また全力疾走かよぉぉぉぉおぉぉぉ!!!!!!」
再び扉を蹴り飛ばして全力で理事長室から出て行く龍牙、その瞳からには軽く一粒の汗が流れて出ているのであった…
その様子を見てニコニコしている紗耶は、懐から携帯電話を取り出しとある者に連絡をかける。
「おはよ…そちらも元気か?…うんうん…へぇ…順調に進んでるのか?…ならお前の依頼はOKだ…だから今私の
ここから運命が少し動き始めた瞬間だった
龍牙くん大変ですね〜
では三話等をお待ち下さい