最近眠くなるんですよねー…そして早く寝てしまう
まぁそんなことはさておき三話をごゆっくりどうぞ
同時刻7時10分
聖都オルフェン城中庭内
「…ではまた………期待通りの方なのですかね…なんでも屋は…」
私、ノエル・ハーミットは少し心配をしている。
九条理事長からの直々の者が向かっていて待っていると言ったが、それでも心配なのだ
細かく何が心配かと言うと
あの人は聖焔の理事長であり魔術師の講師でもあるのだ、勿論お嬢様も九条理事長の授業を聞いているらしいのだが、
お嬢様からの話を聞いているだけで荒々しい授業をしてるのである。
この時点で心配なのに、その荒々しい部下があの【なんでも屋】なのだから、
【なんでも屋】
[出来る範囲なら何でも屋にお任せ]と言うチラシがあちこちに何故が配られている。
住所等を書き、依頼内容を書きポストに入れれば、その依頼内容次第でその依頼をその通りにやってくれるのが【なんでも屋】なのである
実際に私では無い誰かが依頼し、あいつが何回か城内に入って依頼を遂行した経歴がある為中々の信頼はあるらしい
「…けど…しかし……ムムム……」
「何悩んでいるの?…顔が凄いわよ…剣幕な顔して…怖いわよ?,」
…は⁉︎…声をかけられてやっと現実に戻る、お嬢様には相当怖い顔だったらしい
「ほら行こうよノエル〜売れ切れちゃうから‼︎」
既にエルティアは着替えていた
休日で朝の為目立たない格好を意識したのか
しかし所詮、聖都の王女様なので色々と目立ってしまっているのだが、ノエルは満足しているのでもう何も言わないようにした。
「では行きましょうか」
「…???ノエルは着替えてなくて良いの?」
ノエルは女性の筈なのに執事服を常に来ているのである
「良いのですよ?私のことは気にしなくても…お嬢様を守る為に動きやすい格好をしておりますので、肝心な時に守らないとメイド失格ですからね。」
「…大変ね…メイドも…」
少し悲しそうに見つめるお嬢様、良いのですよお嬢様、このノエルお嬢様の笑顔をそして、友達として守れるなら幾らでも身体を張りますよ‼︎
「…またノエル…変な顔してるわよ?」
おっと…またまた顔に出てしまいましたか…これは反省ですね。
「こほん…では行きましょう…あと10分で開店ですからってお嬢様?…」
そうお嬢様は残り10分と聞いた途端、全力で走り出した。
そうノエルは知らないのだ、このメロンパンの為にどれだけの人が朝から並んでいると言うのを…
走りづらい服装を今更ながら後悔しながらお嬢様は朝から再び全力疾走なのであった…
ーーーーーーー
「ぜぇ…ぜぇ…あと少しか…買えなかったらキツいペナルティが待ってるぞ…」
龍牙はあれから全力疾走で走っていた、もうあと1㎞まで走って来たのであるが、この走ってる間にも、さっきまで着ていた黒いジャケットは寒そうな格好をしている老人に渡し、その際で半袖になり左腕には、さっき走っていたところをたまたま通り掛かった犬に噛まれて歯跡がくっきり残り、仕上げには顔には、風が突然吹き出して信号を待っている女性のスカートを捲り上げ中まで見てしまった龍牙は、そのままビンタを食らうと言う、悲惨な事があったのだ。
そのまま後300mまで来ると待っている行列が一気に店内に流れ始めているのである。
「……ヤベェ本格的に買えなく怒られる未来しか見えない‼︎…」
走ってるペースを上げてそのまま店内まで滑り込みで入り込む、
店内はもう既にメロンパンに人の流れが向かっている
そして龍牙は見た、最後の一個のメロンパンが置いてあるのを‼︎
「(一個しかないが最低限のまでのペナルティで抑えられる‼︎これは貰ったぁぁ!!!!!!)」
すぐさまトングを取ってメロンパンにトングが届く瞬間
トングとトングが当たる音が響く
誰だ?と思いながらその相手のトングの先を追うと、
そう女性がいるのである。しかも美人で背は低くで髪は
彼女も汗をかき髪が乱れながらもトングを取ってメロンパンを取ろうとしてるのである。
ーーーーーー
彼女、エルティアはあの後全力で走り切った。学生だから走る事はあるが、ここまで全力で走る事は滅多に無い為軽く息が上がっているが
フラフラしながらも店内に入ると、そう密集して熱気が凄いのであるが、普通の女性ならこんなに密集しているところは入りたく無いと思うだろう。
しかしお嬢様はそんなの気にせずに突入し、目に入ったのは、たった一つのメロンパンである。
彼女のカンが囁いていた『あれを逃したら次は無いぞ』と
その瞬間に彼女は動いていた、 人の流れを読むようにトレイを受け取り、流れるようにトングを掴みそのままメロンパンに手を伸ばす
「(朝から頑張ったご褒美を今ここで‼︎)」
しかしメロンパンは取れなかった、別のトングが行く手を阻んでいるのだから
彼女も誰だ?と思いその阻んでいるトングを目線で追うと
男性がいるのである。しかも自分より大きく黒髪であり、しっかりとした目つきで、世間でいうカッコ良い分類に入ると思うが、今は違う
彼は汗をかいており、身体をよく見ると噛まれた跡やビンタされたと思う手の平がくっきりと残っているのである。
『『…………………』』
ギチギチとトングが軋む音が響く、
彼、彼女はこう考えているのである。
『『(最後の一個ぐらい見逃してくれよ(くれないのかしら)‼︎)』』
だから二人は無言で睨み合う、お互いの使命を果たす為に!!!!
「あ、すいません…片しますね〜」
え????っと二人の声が重なって背後を見ると、店員さんがメロンパンが置いてあるトレイを交換する為に来たのだが、そのまま残っているメロンパンも片してしまったのであった。
『『…………………』』
二人は思考がそのまま停止してしまった、無理もないだろう
彼は無理矢理行かされて買えなかったらギルティなのは確定であり
彼女は訓練をサボろうとして行こうとした為
訓練内容が軽く長引きしてしまった結果こうなったのである。
「(ヤベェ⁉︎…どう言い訳するか今から考えない…と?)」
チラッと例の女性を見るとギョッとした。
そう身体中から黄金の
龍牙は勘付いた、この後自分にロクでもない事が降りかかる事を
それを回避する為に龍牙は声をかける
「…あのー大丈夫ですか…?」
「………………なかった」
「…え?なんて聞こえないですけ…」
その一言がいけなかったゴッ‼︎と更に気配が噴き出ていき
「貴方のせいでメロンパン買えなかったのよぉぉぉぉ!!!!!!」
そのまま黄金に輝く右手で
叫ぶ事すら出来ずそのまま店内で崩れ落ちる。
この時意識が軽くなってきた龍牙は思った。
「(流石に今日は不幸過ぎるでしょう……)」
これが二人の
本当大変だね…龍牙君は…
では4話も気楽にお待ちください