葬式もあったので疲れましたわ…では五話ご覧になってください
魔導焔命者、魔術師がその国の戦力として側面を持つ以上、当然戦闘技術が求められる。
国家間の戦争はもちろん、テロリスト《
故に聖焔の敷地内にはいくつかのドーム型闘技場が点在しており、
内部には直径百メートル程の戦闘フィールドと、それをすり鉢状囲む観客席が設けられているはずなのだが、
「あの理事長…?…ここって」
「ここまで再現されているとはな…」
このオルフェン城地下施設にもその聖焔に似た、いやそのままリスペクトした闘技場があるのだった
そして、オルフェン城地下闘技場の中心に鐵龍牙とエルティア・オルフェンの姿があった。
そして、その二人を見つめるいくつもの視線が観客席にある。
元々この訓練場を使って
「…なぁマジでやるのか?姫様よ?」
「勿論よ?てか今更やめますって言ったらわざわざ来た彼らに失礼でしょ?…てか女性に負けたら恥ずかしいでしょ?」
「建前はそれとして……本音は?」
「メロンパンの怨み此処で返してこんな依頼を無かった事にする‼︎来なさい
一気に黄金の
「デスヨネー……って姫様って焔命者なのか…」
「今更降伏なんてさせないわよ‼︎此処で色々と潰してあげる‼︎主に社会的にね‼︎」
「だそうだ…ほら龍牙、お前さんもさっさと出せ…己の武器を」
「いや自分、武器なんて出しませんよ?」
「はぁ⁉︎何言ってるの貴方⁉︎」
突然戦闘放棄だと思えたが、次の龍牙の一言で姫様の怒りはピークに達する。
「だって、
ブチっと何が切れた音がした主に姫様の方から
観客席から見ている城内にいるものは軽く青ざめた顔になってたり、ごく少数派には紳士的だなと感じてる者もがいる。
だかエルティアにはそれは明らかに実力を舐められている証拠であるのは間違いではない事は確信した。
「(今すぐ戦闘不可能にさせてやる‼︎)」
「…では…始めるぞ………試合開始!!!!!!」
こうして、エルティアと龍牙の戦いが始まった。
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「ハァァアアァァ!」
開幕同時にエルティアは龍牙に向かって使い走り出したのだ
黄金を纏い大剣を大振りに力任せに振り下ろす、しかし大振りは大振り。
龍牙は相手の動きを見てそのまま後ろに回避しー
「ッ⁉︎」
ようとする行動を中止して、真横に転がるように逃げた。
避けてさっきまで自分が居たところに《賢王の剣》が床に叩き付けられ、ずおんっ、と
「色々と言いたい事があるんだけどよ‼︎…まずなんに焔命者なのにあんなパワーがあるんだ⁉︎」
「だって魔力放出で振り回しているだけよ?」
「…どんだけ魔力量あるんだよ…」
ニヤッと笑い、追撃の構えを見せるエルティア
龍牙は間合いを取るために体制を整える。
あんな大剣で馬鹿力で叩き潰されたら、骨一本何処か、全身複雑骨折してもおかしくない。
しかし相手は焔命者であり未成年の女性、聖焔の生徒でも持久戦になれば有利のはず、あの勢いで続ければ20分限界だろう、なら逃げ続けるのみ‼︎
だがーーーーーそんなことで収まる王族の怪物相手では無い‼︎通用するはずもない‼︎
轟、と風を鳴らして龍牙に接近しているのである‼︎
「私に持久戦を挑もうとしてる?諦めた方がいいわよ、まず逃げ切ろうとしてる時点で負けよ?
魔力の使い方は攻撃以外にもあるのよ。足裏に集めて爆発されば機動力を向上させる事もできる。
そしてワタシの総魔力量は並みの焔命者なら三十倍、魔術師なら十五倍。アンタらみたいに残りの魔力を考えて行動する必要は無い。
しかもこの速度を維持してもまだ余るのよ‼︎」
例えるなら、エルティア・オルフェンは『燃料無限の超機動戦車』である
その理不尽とも言うべき性能を目の当たりに、龍牙が苦笑いする。
「ヤベェな魔力量…本当に姫様かよ…今まて歳をとらずに戦場に生きている戦士と言っても分からないぞ…」
エルティアは闘技場を壊すほどの勢いの一閃の攻撃を振り回していく
そのまま連続で響く破壊音は集まった観衆の耳に響くのであった。
その一方的な試合を見ている観客は、彼女の勝利を確信して見守っているが一人、九条紗耶だけは龍牙の事を見続けている。
そこにノエルが九条のとなりに座る。
「私が依頼したのですが…彼にはやはり降りてもらうしか無いのでしょうか?…」
「良いや?安心しろ結論から言おうこの勝負
観客にいる騎士団、メイドに聞こえるように言う九条。
それを聞いた一部の人間には非難殺到だが。九条は聞こえないように無視している。
「…なんでそんな事が言えるのでしょうか?九条様?」
「なぁに見てろノエル、次龍牙が攻撃する時姫様は防御してるぞ?」
「九条様?何を言って…」
「キャァァァァアァァ⁉︎⁉︎」
突然エルティアの叫び声が聞こえてくるとすぐに視線を闘技場に目線を移すと、
そこには魔力障壁で身を守ったが闘技場の端まで吹っ飛んでいる姫様と既に抜刀しているが
「さぁ…次からは龍牙のターンだぞ?姫様…」
ーーーーーーーーーーーー
彼女はイライラを通り過ぎで焦っていた。
そう彼女の大剣は当たればまさに一撃必殺である。
なのに彼は武器を持たずにスレスレのところを避けている。
一見簡単に言っているが彼女の剣筋は聖都設立直後からノエルと一緒に鍛えて上げていた剣技である。そう簡単に避けれる筈がない、
同級生と闘ったらその相手は動きに眼が追いつけずに大剣で潰されているのである。
それほどの攻撃を避けているのである。
しかもさっきの逃げ惑っていた彼の面影が無くなり、こちらの動きをいや剣筋を読んでいるの感覚がする。
「(そんな簡単に読まれるほど甘くないわよ‼︎)」
大剣を思いっきり振り回すと龍牙はスッと避けて、間合いを取る
流石のエルティアも魔力放出の反動で肉体的に辛くなってきたので、少し休憩する。
「なぁ…?やめないか?こんな事をやっても無駄だと思うんだ…」
「……あ、貴方にはプライドはないのかしら?」
「なら…プライド捨ててこんな事終わるなら遠慮なく…捨てるよ…」
ぜぇぜぇと息を整えている。
「…貴方が倒れるまでやるわよ…絶対に‼︎」
本当は龍牙の作戦しては、回避続けて相手に降参してもらうと言う考えだったのだが、これまで姫様の執念があるとは思わなず先に姫様に折れてもらう予定が龍牙が先に折れてしまった。
そして龍牙は此処でやっとエルティアを敵として見始めた。
だから龍牙は本格的にどうやって効率良く意識を斬り落とそうと考えた結果
片手を前に突き出す。
「来い《
結論は意外と早かった。
彼の身体から蒼い焔が吹き出すと手元には綺麗な黒い鞘を持って、そのまま抜刀の構えをしている。
その目つきはさっき逃げ続けた者の顔はしておらず
そうまるで
「ッ‼︎」
エルティアはすぐに分かった、相手は誘っているのである。このまま私が突っ込めばすれ違いに斬り倒させられる、このまま間合いを取っていれば体力を回復されてしまうと言った二つの選択肢が出てしまう。
普通なら間合いを取って隙あれば攻撃するのが一般的だがエルティアは、
「(ならその誘いを私は
そのまま魔力放出で突っ込んでいく為足を一歩出した瞬間
「姫様ちゃんと防御取ってくれよ?」
え?今の声は⁉︎と声が聞こえた思った瞬間には、
既に
「ッ⁉︎⁉︎⁉︎」
咄嗟に一般の焔命者の張る魔力障壁の約三十倍の障壁を生み出す。
これなら彼の攻撃は効かないと確信したのだろう。
ガキンッ‼︎と障壁と刀が接触する音が響いた、これはチャンスと思ったエルティアそのまま攻撃に転じようとした思った瞬間
接触した刀がそのまま魔力障壁を押し返してくるのだ‼︎
「(ちょ⁉︎なんで弾かれて体勢を崩してないの⁉︎)」
「おぉぉぉぉらぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!」
そして強引に障壁ごと吹き飛ばす
その勢いは凄まじく流石のエルティアも発狂するしかない。
「キャァァァァアァァ⁉︎」
その結果闘技場の端まで吹っ飛んでいるのである。
「…な、なによ…その馬鹿力⁉︎障壁ごと吹き飛ばすとか…貴方も言えた事じゃないわ…って何よその焔心?…斬る為の刃がないじゃないの…」
エルティアが指摘した通り、龍牙の焔心《月印》には一切殺傷能力のあるはずの刃が無いのである。
「そうなんだよ…俺は未熟者でさ…だなら焔心も半端なものなんだよ…焔心は殺意を込めれば人を殺せたり出来るものだが…俺の場合は殺意を込めても殺せないんだよね…だって刃が無いんだから」
ははっとから笑いしている龍牙だったが、エルティアは一つ少し疑問があるのだ、
「ねぇ…?なんで私の魔力障壁ごと吹き飛ばす事出来たのよ?普通なら貴方の腕が折れているはずよ?…」
「いや…見えるんだよ色々と」
ぽりぽりと困った顔になってる。
「なにが見えるのよ?」
「魔力の流れだよ、どんな人もこの世にいるのなら絶対魔力が流れている、俺はその魔力の流れが見えてしまう体質なんだよ
だから魔力障壁で一番弱いところをぶつけたから軽々と飛ばせたし、何より魔力はその人間の特徴を示すものだからね…色々と癖が見えるんだよね…例えば…姫様の剣筋とかね?」
「…はぁ⁉︎いやなんで魔力で剣筋を読まれるのよ?可笑しいでしょ⁉︎」
猛抗議するエルティアだが龍牙は冷静に返した。
「太刀筋には心得を、型には歴史を語ると言った言葉があってね、
それらの
易々と簡単に言っているが実際にこう言っているのである。
【少し見続けたらお前の動き、攻撃方法、コンビネーション、防御方法なんて丸わかりだ】と
その事実に呆然としてるエルティアに更に追い討ちをかけることを言う
「あと姫様のなんだっけ?賢王の剣?だっけ?能力は知らないけどよ…その剣見てみなよ?」
「何を言って……え?なんで…私の剣が欠けているのよ⁉︎」
言われた通りに剣を見るとくっきりと剣が欠けて始めているのである。
「俺の焔心の能力でね…魔力を少しでも関わっている奴ならその魔力を奪い取る能力なんだよ」
「それかなり滅茶苦茶な能力じゃないの⁉︎」
それはこの場にいる誰もが驚いたことだろう
当然だ、高い身体能力にあらゆる魔力の流れを読み取ると、蓄積された技術、英知を暴き、歴史を読み取られてしまうのだから。
トドメを刺すように焔心《月印》の能力は今の時代の全ての者から奪い取る略奪の刀である。
「では姫様…行きますよ?」
カツンと歩く音がエルティアにとっては悪魔の歩く音にしか聞こえないのであった。
はい5000文字超えましたな誤字脱字はほっといてくれ…いつか編集する()
では六話をお待ちに