ではご覧下さい
エルティアと龍牙がいる闘技場は騒然となった。
『姫様が押されているわ』
『そんな事はないはず…』
『気のせいかなんかの偶然だろ?』
とこの城内の者達の言葉を聞いてニコニコとしている九条紗耶
「ははは‼︎あいつは私の部下だからな、その優秀な部下を持っている私も優秀なんだよ‼︎」
調子に乗って煙草を吸おうとする為煙草を取り出した瞬間に、ノエルの《メイデン》で煙草が塵となる。
「…ここは聖域の城内なのでこれ以上煙草吸うのならたとえ理事長でも頭を撃ち抜きますよ?」
顔はにっこりとしているが背後に鬼のような顔が浮き出ているので、九条はちぇーとした顔で煙草をしまう
「さて姫様は龍牙の
「…何ですかその焔眼は?彼のオリジナルですか?」
「私が任命した‼︎カッコイイだろ‼︎」
「いえ…なんか可哀想に見えてきましたよ龍牙様が…」
憐れみ目で見てからノエル対して(え⁉︎カッコ良くない?名前…良いと思うだよなぁ…)軽く落ち込んでいる理事長を置いて、試合は続いている。
既に試合は逆転していた、魔力の流れを読まれてその動きを封じられ一方的な試合が始まっているが、そこをエルティアは持ち前の総魔力量でなんとか障壁を貼る事で連撃を防いでいくが…
「姫様の敗北は時間の問題だな…魔力を《月印》に吸われ続けて魔力が底が尽きて終わりだが…あれこれ三十分続いているのにまだ尽きないとは…理事長のこの私も驚くしかないな」
「お嬢様は一応魔力量を考えていますが…そろそろですかね…お嬢様の奥の手を発動するのは」
「あの状況を挽回できる隠し玉持ってるのか?」
「まぁ見てれば分かりますよ…お嬢様しか出来ない芸当ですから」
その瞬間闘技場は黄金色とは別の
「おい…なんだよその剣…」
別にエルティアの焔心が二刀流ならそれでどう戦うか考えるし
実はあの大剣は魔力の塊で真打ちは剣では無いと言っても彼は驚かないだろう。
だが今姫様が持っている剣はさっき持っていた
気配も全くの別物であり
そして身体から放っている焔は黄金ではなく血のように紅い焔である
「この剣は私の
「二つ目の焔心?憎悪?…なんだそれ?…」
「貴方が知らなくて結構よ?この
ゴッ‼︎‼︎一気に
「さっきまで撃ち合ってやっと分かった‼︎魔力を奪われ続けたけど、貴方の焔眼発動中は一定の魔力量しか奪え取れない‼︎なら
総魔力量を持つ彼女が最大限に発揮する
あらゆるモノの存在を許す気の無い滅死の一撃
彼女の賢王の剣があらゆる攻撃を防ぐ能力なら、幻想の戦姫の能力は
「穿て、幻想の一撃《
地下訓練場の地面を破壊しながら突き出された紅き剣は、滅びの意味を知っていた。
『全員巻き込まれるぞ‼︎逃げろ‼︎』
観客席にいる騎士副団長が叫ぶと、何人かのメイドは悲鳴を上げながら逃げ始め、九条は崩れゆく訓練場を見て苦い顔をしながら煙草を吸っている、その様子を余裕な態度で見てる九条にノエルは焦った
「良いのですか⁉︎そんなに冷静になってて‼︎貴方の部下の人がお嬢様の殺意の焔眼を食らってしまうのですよ⁉︎」
圧倒的に全てを葬り去る一撃を見て九条はフーッと煙を吐きながら言った。
「…大丈夫だ問題ねぇよ…
ーーーーーーーー
エルティアはこの時既に勝利を確信していた。
まず双方の間合いが四十八メートル
敵が何をしようと、光の
しかも相手は回避などせずに立っているだけであるから。
「(そのまま突き刺せ‼︎ただそれだけで勝利は私のモノだ‼︎)」
その葬り去る一撃の突き刺しは龍牙の腹に直撃
「ハァァァァァァアァ‼︎‼︎」
そのまま訓練場の壁まで突き刺して壁に衝突すると地響きが起きて砂埃が訓練場をかき消す。
見ていた者は勝利を確信した、しかしエルティアは突き刺すのをやめない、砂埃で倒れている姿が確認するまで突き刺したままにしてーー
「なぁ…これで終わりじゃねェよなぁ?」
「ッ⁉︎」
確実に復讐の一閃で突き刺したはずの龍牙がエルティアの横に立っているのである。
声のした方向に向かって再び突き刺すと
『誰に向けているんだ?女?』
次に回避どころが
「何よその動き…おかしくない⁉︎」
「ギャーギャー喚くな…女…もう面倒だ
突然何を…思った瞬間にはエルティアは
「…いっ……何…し……た?…」
「…………………」
そのまま龍牙は冷たい視線でエルティアを見てたから訓練場から立ち去る。
エルティアはこう思った
「(アレはさっきまで闘ってた男なの?…)」
その考えを最後にエルティアの意識が落ちていくのであった。
中々表現するの難しいですな…
さぁ色々と不思議な事がありますが…
次回七話を気楽に待ってください