わかる人にはわかると思います。
「くっ…
コイツ、とんでもなく強ぇ…」
『遊馬!』
「退くんだ、遊馬。
おそらく彼は
【デュエルシロヨガッチャアクセラレーションウィルス】
に感染してしまっている。」
「でゅ…?
え、何?」
【デュエルシロヨガッチャアクセラレーションウィルス】
このウィルスに感染すると
デュエルのことしか考えられず
あらゆる物事をデュエルで解決しようとする。
例え罪を犯したとしても、
デュエルに勝てば無罪になると信じるようになってしまう。
さらに厄介なことに感染力が高い上に、潜伏期間は0に等しく
カウンター罠に勝るとも劣らない速効性がある。
また、感染したモノとデュエルすると即座に感染し
耐性がない者であれば
無条件でデュエルの結果に従ってしまい
勝利されれば極悪人であっても見逃してしまう。
犯罪者が目撃されても逮捕されない理由の1つとして
近年では有力視されている。
主な感染者として
ユギム党の王者ユ・ギ、
赤デミアの覇王ジュ・ダイ、
サテライ党からの脱走者ユセ・イ
等が挙げられている。
(民明書房刊 『ウィルス?トラップ?かかるんならどっちがマシ?』 より抜粋)
「デュ何とかウィルス。
何て恐ろしいんだ…」
「君のタクティクスを信じていないわけではないが
彼の相手は厳しいだろう。
ここは俺に任せてくれ。」
「お、おいドロワ…」
「あぁ、ゴーシュ。
こちらでも確認した。
間違いない。」
「そうか…
だが、ヤツは…」
「信じられないのは私も同じだ。
まずはお手並み拝見といこう。」
「「デュエル!」」
「ワシの先攻じゃ、ドロー!
ワシは【テラフォーミング】を発動し
フィールド魔法【おじゃまカントリー】を手札に加え
そのまま発動!
モンスターを伏せ、ターンエンドじゃ!」
「俺のターン、ドロー!
俺はカードを3枚伏せる。」
「ターンエンドでえぇんじゃな?」
「あぁ、問題無い。」
「負けてから手札が悪かったなどと言うまいぞ?
ワシのターン、ドローじゃ!
ワシは【おじゃまイエロー】を召喚!
フィールドの【おじゃまカントリー】の効果で
【おじゃま】モンスターが居る時、
全てのモンスターは攻撃力と守備力が入れ替わる。
よって攻撃力は1000じゃ!
伏せとった【おじゃまブラック】を反転召喚!
バトルじゃ!」
コナミLP:4000→2000
「3枚もの伏せカードに臆せず攻撃か。
大胆なノリしてやがる。
それとも奴の嗅覚が
ブラフだと嗅ぎとったとでも言うのか。」
「あぁ、見た目からは判断できんが
中々に慣れているようだ。」
「どうした?
それで終わりか?」
「ちっ、ワシはターンエンドじゃ!」
「俺のターン、ドロー!
俺は手札から永続魔法【魂吸収】を発動。
カードが除外される度に
1枚につき500ポイント回復する。
リバースカードオープン。
2枚目の【魂吸収】を発動。
これで1枚につき1000ポイント回復する。
続けてリバースカードオープン。
【マクロコスモス】!
デッキから【原始太陽ヘリオス】を攻撃表示で特殊召喚。
このカードの攻撃力と守備力は
除外されているモンスターの数×100ポイントになる。」
「ふん。
じゃが、除外されとるモンスターはおらんけぇ
攻撃力は0じゃろが!」
「お前のフィールド上の
【おじゃまイエロー】と【おじゃまブラック】をリリースし、
【溶岩魔神ラヴァゴーレム】を攻撃表示で特殊召喚する。」
コナミLP:2000→4000
「手札から通常魔法【フォース】を発動。
モンスター1体の攻撃力を半分にし
その数値分、他のモンスター1体の攻撃力をアップさせる。」
『本来なら2回攻撃しないと相手モンスターを除去できないが
相手モンスター2体をリリースして【溶岩魔神ラヴァゴーレム】を特殊召喚したことで
対象を1体に絞り【フォース】による攻撃力の増減で
直接攻撃と同じだけの戦闘ダメージを与える戦術か。
だが、もっと上手い手があるはず。』
「俺は【原始太陽ヘリオス】の攻撃力を半分にし
【溶岩魔神ラヴァゴーレム】の攻撃力をアップさせる。
発動完了時に【フォース】が除外され
1000ポイント回復する。」
コナミLP:4000→5000
「コナミのヤツ、何を企んでやがる?
ライフを回復してぇのは理解できるが
わざわざ攻撃力の高いモンスターの攻撃力を
更に上げるだと?」
「何も考えずに上げるわけがあるまい。
何か策があるはずだ。」
「【原始太陽ヘリオス】で
【溶岩魔神ラヴァゴーレム】を攻撃!」
「迎撃じゃ【溶岩魔神ラヴァゴーレム】。
城之内ファイア!」
コナミLP:5000→2000
「3000ポイントの戦闘ダメージをトリガーに
手札から速攻魔法【ヘル・テンペスト】を発動!
互いのデッキ及び墓地のモンスターを全て除外する!」
「何じゃとぉっ!?」
「除外された枚数は
俺が26枚、お前が21枚。
合計47枚が除外され
俺のライフは47000回復する!」
コナミLP:2000→49000
「おいおい、モンスターが居ないとはいえ
ライフが5万近いだと?
ありゃ削るだけでも苦労するぜ?」
「お前のデッキにはモンスターは残ってないな。」
「お互い様じゃろ。」
「さて、ここで残念なお知らせがある。
まず、【マクロコスモス】の効果で【ヘル・テンペスト】が除外され
更に1000ポイント回復する。」
コナミLP:49000→50000
「次に【ネクロフェイス】が除外されたことで
お互いにデッキトップから5枚除外だ。
これで、合計10枚追加だ。」
コナミLP:50000→60000
「最後のリバースカードオープン。
速攻魔法【グランドクロス】。
相手モンスターを全て破壊して、
相手に300ポイントのダメージを与える。
当然、【マクロコスモス】の効果で除外され
2枚が除外されたことにより
2000ポイント回復。」
コナミLP:60000→62000
「1ターンで6万も回復しやがっただと!?
俺は夢でも見てんのか…?」
「安心しろ、現実だ。」
『何というタクティクスなんだ…』
「すげぇ…
状況がひっくり返っちまった…」
「これでターンを終了する。」
「クソゥ…
ワシのターン、ドロー!
ん?
今気付いたが、お前のデッキは残り2枚じゃろうが!
このまま何もせんでも2ターン後にはワシの勝ちやないけ!
ターンエンドじゃ。」
「その考えは間違いじゃないが、
何もしないのは間違いだ。
俺のターン、ドロー。
俺はモンスターを召喚。
【紅蓮魔獸ダ・イーザ】。
コイツも【原始太陽ヘリオス】と似たような効果があってな。
その攻撃力、守備力は
除外されている俺のカード数×400になる。
除外されているカードは36枚。
よってこのカードの攻撃力は14400となる。」
「何じゃとぉっ!?」
「楽しかったぜ、またやろう。
【紅蓮魔獸ダ・イーザ】で直接攻撃!
ダイナミック・エクスプロージョン!」
「ドロワ…
俺は未だに信じられねぇ…
あれは現実だったのか?」
「貴様の気持ちも分かるし
受け入れられないのは同じだが
現実だ、受け入れろ。」
「いや、だってよぉ…」
「仕方あるまい。
犬の大会参加を否認する規定がないのだからな。」
一応説明。
デュエル相手…忠吉
ZEXALのドッグちゃんの飼い犬でたぶん土佐犬。
せつめいによると、ドッグちゃんのデュエル相手を務めているうちに
犬なのにドローできるようになったとか。
忠吉が装備している樽の中にドッグちゃんが入り
忠吉の代わりに喋っている。
なお、作者は対人戦で似た状況から
負けたことがあります。
その時の流れとしては
ダ・イーザの攻撃を【和睦の使者】で防がれる。
↓
相手ターンに【デビルズ・サンクチュアリ】3枚発動される。
↓
トークンを3体リリースして【ギルフォード・ザ・ライトニング】を召喚。
↓
ギルの効果でダ・イーザ死亡確認。
↓
ギルのダイレクトアタック。
↓
作者のターンに入ってもモンスターが手札に残ってなかったのでノーガード状態。
↓
最終的に作者のデッキ切れ。
というもの。
リアルにデスティニードローを見た気がしました。