私は狗神と申します   作:ケイゲン

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皆様、狗神というモノは知っていますでしょうか?

 

狗神とは、飢餓状態の犬の首を打ちおとし、さらにそれを辻道に埋め、人々が頭上を往来することで怨念の増した霊のことで、一般的には蟲毒という日本式キメラの一種です。

 

結構前には狗神のキャラクターも出ていました。

そう、【操操れ!コックリさん】の性別曖昧ロリコンサイコの【狗神】です。

 

あ、申し遅れました。

私の名前は狗神と申します。

 

といっても本物では無く、魂は神様よって転生させられた転生者です。

転生したきっかけは、過度なストレスに心臓麻痺でした。え?どうしてそうなったか、ですか?あの日は確か、最後の受験結果が帰って来た日でした

 

あ、察しました?

 

まあ、それは次元の彼方に捨てといて。

現在私は狗神に転生しています。勿論あのSAN値を削るようなあの行動もできます。

その他特典として、【アカメが斬る!】の【村雨】と【八房】、【銃&弾丸(弾無限)】、暗殺道具一式、【スマートフォン(神様仕様)】、【アイテムボックス】を貰いました。

 

この転生特典は、攻守近遠全てをカバー出来るように厳選しました。

 

あと、スマートフォンは容量とメモリ∞、どんな場所でも転生前の世界と現在の世界のニュースやサイトを検索することが可能、物の購入及びオークション可能(物品は転送されてくる)、バッテリー常に100%、絶対に壊れない、といった名前通りの神様仕様となっています。

 

それと、特典の銃ですが、前世にある銃ならなんでもOKらしいです。

 

 

さて、次に今いる場所を言っておきましょう。

第一印象は白、見渡す限り空も、地面も全て白でまるでドラ○ンボ○ルの時間制限ありの戦士の修行場っぽい感じである。一応、空気が薄いや重力が重いなんてことはありませんでした。

 

本当になにも無いです。

 

転生特典自体はちゃんと持ってました。

村雨と八房は左腰に下げられ、暗殺道具はスーツの中に隠されていて、スマホは胸ポケット、銃は上着の内ポケットにはいってました。

 

しかし本当になにも無いのです。

しょうがないので自分の身体や転生特典の確認をして、動画投稿サイトで金を稼いでネットスーパーで食べ物を買って生活していました。

 

 

 

 

 

 

 

「しかし何故、こんなだだっ広い空間に転生したのでしょう。こんな世界聞いたことも、見たこともないのですが」

 

 

 

 

 

――白い世界――座で男は濡れ鴉のような艶のある髪で左目を隠し、立っていた。

 

この男、否、このバケモノは突然この世界の座に現れた。

 

このバケモノの表面、それだけで見たら御しやすい生命に見える。

 

―――だが分かる――抑止力としてアルティメット・ワンを呼んだことがあるガイヤとアラヤには。

 

あれは無限に増殖し、侵食する呪い

 

 

終わりのない破滅そのものだ。

 

 

出来ることは只一つ、最も抑止力の駒が多く、近い英霊の座に閉じ込めるだけだった。

 

 

しかし、もう閉じ込めることが出来ない。

あのバケモノが放った即死の刃、隷属の刃、呪い弾丸、あれを受ける度に座に呪いが侵食してくる。

 

しかも外から獣が世界を燃やし、外壁に亀裂が入った。

 

もう無理だ。

 

 

穴が空く、災厄が漏れてくる。

 

 

ああ、誰か。願わくば、この災厄が世界を侵食しないよう抑えて欲しい。

 

 

 

 

 

 

「おや、空間に穴が」

 

目の前の地面に真っ暗な穴ができていた。

 

「これが俗にいう、転生の際神が使う落とし穴ですか」

 

確か、小説ではこんな感じに転生者を送っていていましたね。

正直、落ちたら何処に繋がるか分かりませんが、ここに居るの飽きてしまいました。

 

ならば一刻も早く準備をして閉じる前に落ちましょう。

 

食器、家具、予備の銃にスマホ、保存食、スーツ、服、暗殺道具の予備、実験で増殖した狗神()を全てアイテムボックスに入れる。

そして携帯している転生特典一式不備が無いかチェックする。

 

 

「よし、では行きましょうか。」

 

全ての準備が終わると穴は消えかけていた。

 

「ギリギリ間に合いましたか。では参りましょうか」

 

誰もいない世界で一人呟き、穴に足を踏み入れ真っ暗な空間を落ちる。

 

 

 

 

 

 

「鬼がでるか蛇がでるか…ま、着いてからのお楽しみですね」

 

 

 

 

 





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