Infinite GrandOrder ~異世界から帰還した魔術使い~(凍結) 作:ursus
いつものように手分けして特異点の原因を探す一夏達であったがその道中で人形の軍勢に襲われていた。
一夏「こいつら、本当に人形か?」
ランスロット「そうですね。まるで本物の人間を相手にしているようです」
挙動や体運びが人間に近い動きをする敵に疑問を抱く事はあるが臆するような
しかも、今回はもう一人助っ人がいる。
金時「オラァ!」
一夏「
投影したのは銀色に輝く一振りの宝剣。この剣はとある英雄が使った最高の切れ味を持つ剣。
その剣の銘は―――――――
一夏「
持ち主の能力に拠らず最高の切れ味を維持する宝剣の刃に人形は一刀両断されてしまった。魔力の消費量や使い勝手の観点からすればいつも使っている干将・莫耶の方に一歩譲るが、性能面では勝っているので干将・莫耶の次によく使っている。
一夏「セイバー、敵陣に風穴を開けるからフォローを頼む。ライダーはバイクの準備をしてくれ」
ランスロット「分かりました」
金時「任せな」
一夏の指示を受けたサーヴァント達は各々行動に移し、一夏は黒い弓と捻じれた剣を投影した。
一夏「我が骨子は捻じれ狂う――――――――
矢として改造され、放たれた剣は衝撃を撒き散らしながら次々と人形を破壊していく。矢が中間地点に到達するとある言葉を口にした。
一夏「
矢を爆発させることによって敵陣が崩れた瞬間、
一夏「金ちゃん、重くなるけど大丈夫か?」
金時「ベアー号はそんなに軟じゃねぇぜ。そんじゃかっ飛ばそうか!」
大人二人と少年一人を乗せても余裕で100㎞以上のスピードを出すとはとんでもないモンスターマシンだと一夏は思う。
閃光ともいえる速度で一人と二騎のサーヴァントは離脱していく。その中で彼等を見ていた視線があったことも知らずに。
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シャルロットは困惑していた。一夏達から別れた後、マシュからサーヴァントの反応があると聞きつけてやってきた。そこまではいい、小学生くらいの女の子に出くわした。
シャルロット「えっと……君は?」
サーヴァントは人を超えた存在の為見た目では実力が計れない。恐る恐る話そうとするシャルロットであったがお守りとして腕に付けている鈴が鳴った。この鈴は警告のルーンが刻まれており、敵意がある者が近づくと鳴るのだ。
ジャンヌ「アサシン、いるのでしょう?出てきなさい」
彼女が口調をきつめにして命令すると襤褸の赤いマントで顔を隠した軽装な鎧を着た人物が現れた。
シャルロット「(エミヤさんと同じ?)」
クラスも容姿も違うはずなのに色褪せたような浅黒い肌と白髪が原因なのか雰囲気が似ていた。
アサシン「ルーラーか。……その少女は誰だい?」
ジャンヌ「彼女は私のマスターであり、カルデアに所属している新しい魔術師です」
シャルロット「シャルロット・デュノアです」
アサシン「カルデアに?……なるほど、なんらかの厄介事に巻き込まれてその勢いのまま魔術師になったわけか」
シャルロット「そのとおりです。僕から一ついいですか?」
カルデアの名前が挙がったことから目の前のサーヴァントは一夏と契約を結んだ事があったのだろう。
シャルロット「エミヤさんとはどういった御関係なのですか?」
アサシン「士郎のことかい?」
彼が口にした士郎とはIS学園で一夏が契約し、食堂の総料理長を務めているあのサーヴァントの事だった。サーヴァントが食堂を切り盛りしているの事に可笑しいと思いながらも目の前のサーヴァントにとりあえず、訊いてみる。
アサシン「彼は僕の息子だよ。まぁ、平行世界の住人で養子だから直接血が繋がっているわけじゃないけどね」
漸く警戒心を解いてくれたアサシンに胸を撫で下ろすシャルロットであったがまさか親子とは思わなかった。
アサシン「そこのルーラーの言う様にクラスはアサシンだ。よろしく」
シャルロット「よ、よろしくお願いします」
???「もう、ちゃんと真名を言わない
アサシン「真名は
シャルロット「魔法少女って言うクラスもあるんだ」
ジャンヌ「そのようなクラスはありません。彼女のクラスは『
そしてイリヤも平行世界の話とはいえ
因みに平行世界ではあるが彼には妻がいて彼女もやはりと言うべきか、サーヴァントとなっている事にシャルロットは全く気付いていない。
シャルロット「(このアサシンは親馬鹿なんだ…)」
無機質な雰囲気をしていたが意外な弱点があった事に笑いをなんとか抑え込む。こうしてシャルロットは二騎のサーヴァントとの契約を行った。
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簪は広い空き地で薙刀を振るっていた、素振りではなく試合形式で。家を出て一人になったはずの彼女が一体誰と戦っているのか。
簪と戦っているのは銀髪をポニーテールにした赤目の女性だった。女性の薙刀が簪の胴に入った。
簪「まだまだ
インフェルノ「
インフェルノと呼ばれた女性は謙遜をと思う。実戦なら相手は死んでいたかもしれない一撃を貰いそうになったのだ。
一般人として考えれば十分強いが、
簪「今日もありがとうございました」
インフェルノ「マスターの指南もサーヴァントの務めですから」
簪自身彼女の事をよく分かっていないが知り合ったばかりなのにこの人(?)とは上手くやっていけそうな気がする簪。しかし、事件の渦中に放り込まれることになる事になるのはまだ先の話である。
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レゾナンスの中では一匹の獣が咆哮を上げた。周囲には獣によって食い殺された骸の山が存在していた。しかし、どれだけ喰らおうとも飢えは満たされなかった。
獣の目には激しい憎悪を秘めていた
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