Infinite GrandOrder ~異世界から帰還した魔術使い~(凍結) 作:ursus
束の狂人具合が何とも言えません(汗)
活動報告でアンケートを取ります。
ある人物は自他ともに認める程の天災だった。とある夏の日、自分の作戦で妹を華々しく活躍させるためにアメリカが馬鹿やらかして暴走してしまった軍用ISを食い止める作戦を画策した。
その結果は失敗に終わった。事件そのものは解決したもののその代価として友人の弟が行方不明となった。しかも、重症の状態で海を彷徨うとなればISの機能が生きていたとしても生存している確率は限りなく0に近い。多少の犠牲は考慮していたがまさか彼とは思ってもみなかった。そのせいで妹は心を病み、在りし日の思い出に浸っている。
購うために独自で彼を探してみたがそんな時にIS学園の崩壊の報せが届いた。作業を中断し、急いで友人と妹の様子を見にやって来た。
そこでは友人が直視できない姿となって
一体誰が何のためにしたのか、妹は何処へ行ったのか。それらを調べるために暗い部屋で情報を集める。
IS学園が崩壊してから数日が経った時の事。ロシア代表と友人の弟と同じ背丈の人物が戦っていた。最初は何処かの国のテロリストかと思ったが直感が違うとささやいた。
???「いっくん?」
動きからして知人の弟であろう人物は二刀を駆使して相手を斬り伏せた。以前の彼ならあっさりやられていたのにこの人物はロシア代表を圧倒しただけではなく、そのISのコア破壊した。
コアを破壊された操縦者はもう代表としてやっていけないだろう。しかし、そのことはどうでもいい。
???「一体何があったの?」
彼女が口にした質問の答えは仮面の少年に会えば分かるかもしれない。思い立ったが吉日と言わんばかりに彼を追う準備を始めた。
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楯無を下した一夏は人気のない場所まで移動するとISを解除した。
一夏「(初陣にしては上々って言いたいところではあるが)気は抜けないのが現実なんだよな…」
敵意や害意等はないが先ほどから見られている感じがして落ち着かない。
一夏「(
令呪を使って跳躍させてもいいがなるべく温存しておきたい。一夏は小さく「
倒す事は最初から念頭に置いていない。彼らが来るまでの時間稼ぎが目的なのだから。
一夏「(ISでの戦闘だったのが幸運だったな。戦闘力ではサーヴァント達に軍配は上がるが活動範囲の広さならISが勝つ)」
ISの絶対防御は現存する兵器では突破することができないが。一部を除けばサーヴァントの攻撃はそれを易々と貫通する。対軍、対城宝具クラスになると死体が残ればまだマシな部類だ。
しかし、そんな彼等でも海底や宇宙まで活動はできない。それに対してISは元々宇宙へ行くために作られたためあらゆる環境に適応することができる。
一夏「(それにホワイト・リンカーネーションを使った事でIS委員会や学園側は俺を摩訶不思議な力を使う輩じゃなくて正体不明のISを使う操縦者としての印象を持ってもらったはずだ)」
下手なガンドを放っただけでも操縦者を簡単に気絶させることができる。しかし、その行動は秘匿が絶対である魔術世界では禁忌中の禁忌である。もし、露見したら面倒な事になりかねない。そのため、ホワイト・リンカーネーションは隠れ蓑には十分だった。
ISとサーヴァント、その両方に触れている一夏はメリットとデメリットを理解して状況によって使い分けようとしている。
一夏「さて、出て来いよ」
連戦ではあるが最初の敵がサーヴァントだったら厳しいが今まで戦った中で実力的に低かった楯無だったので余力は十二分にある。
???「■■■■■■■■■■■―――――――――――――!!」
聞こえてきたのは耳を塞ぎたくなるような叫び声。その叫び声と共にやってきたのは巌の巨人。
一夏「これはまた……」
とんでもないサーヴァントが来たものだと一夏は毒づく。このサーヴァントは誰もが知っている英雄なのだ。
一夏「久しぶりと言わせてもらおうか、
鼓膜が破けそうなほどの音量で叫ぶ巨人サーヴァントの真名を口にする一夏。
そう、このサーヴァントはギリシャ神話に登場する大英雄、『ヘラクレス』なのだ。
一夏「(さてと…どうやって逃げられるかな?)」
このサーヴァントとは特異点で戦い、何度も死ぬ思いをしてきた。できれば相手として相対したくないのが本音である。
どうしたものかと考えていたが目の前にいる英雄は攻撃してこない。
ヘラクレス「■■■■■■!」
一夏「とりあえず、今回は味方ってことでいいんだな」
呂布同様に言葉を発することはできないが彼を使役していた一夏はその意味を読み取る事はできる。
現にヘラクレスは肯定するように首を縦に動かす。
一夏「まぁ、よろしく」
数多の武勇を持つヘラクレスが味方になるとは運が良い。
しかし、一夏は気付いていなかった。この世には『禍福は糾えるは縄の如し』と言う諺があり、幸福と不幸は縄のように相互にやってくるのだ。
???「やっぱり、いっくんだ」
次に聞こえたのは女性の声。振り返ると機械でできたウサギの耳のカチューシャを付け、蒼いエプロンドレスを身に纏った女性が立っていた。
一夏「篠ノ之束か…」
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篠ノ之束、IS業界においてその名を知らぬ者は誰もいない。何せ彼女はISを発明した張本人なのだ。
束「いや~良かったよ」
生きていたことに関して嬉しいのかマシンガンのように喋る束であったが一夏が先ほどまで纏っていた朗らかな空気が霧散していたことに気付かない。
何も喋らない一夏は拳を握りしめると束の顔面を殴った。魔力による身体強化を使用したのか10mくらい吹っ飛んだ。
束「い、いっくん?」
いきなりの事だったのでまともに受けて地面に投げ出されて漸く彼の異変に気付く。
今の一夏にかつての優しさは無かった。あるのは殺意と憤怒。
束「どうして―――」
一夏「奴を殺せ、バーサーカー」
その疑問を言うよりも早く氷よりも冷たい声で一夏は
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