やはり俺が提督なのは間違っている。   作:無名戦士

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突然思いつき書いてしまいました。
書きたい所である文化祭編まで進めるのを目標にしています。
以前全く同じのを書いたのですが何度か消してしまう蛮行を行いましたので今回はこの小説を消さないようにします。


やはり彼は女性教師に呼び出される

 

『青春とは嘘であり、悪である。

 

青春を謳歌せし者たちは常に自己と周囲を欺き、自らを取り巻く環境のすべてを肯定的にとらえる。

 

彼らは青春の2文字の前ならばどんな一般的な解釈も社会通念も捻じ曲げてみせる。

 

彼らにかかれば嘘も罪とがも失敗さえも青春のスパイスでしかないのだ。

 

すべては彼らのご都合主義でしかない。

 

結論を言おう。

 

青春を楽しむ愚か者ども………

 

爆撃されろ』

 

「比企谷、現国の宿題で出した作文の内容を覚えているか?」

 

多少イラついているタバコを吸う白衣を着た長髪の女性教師である平塚静が俺事比企谷八幡に聞いてきた。

 

「『高校生活を振り返って』というテーマでしゅたよね?」

 

ヤバい緊張しすぎて噛んでしまった。

 

「そうだ比企谷、この作文の内容はなんだ?貴様はテロリストにでもなるつもりか?」

 

先生、ちょっとそれは流石に傷付くからやめてくれないですかね?ハチマン泣いちゃうよ?

 

「特に高校生活を振り返ることはありませんからね、強いて言えば入学式の日に事故にあった位です」

 

俺の言葉を聞いた平塚先生は小さなため息をつく。

 

「貴様は目が腐っていても軍人であろう?もっとこうマシな作文を書いて欲しかったのだが」

 

俺はたしかに海軍の軍人だ、それゆえ青春をしない………する暇すら無い。

 

数年前、深海棲艦と呼ばれる謎の敵の出現により人類の制海権が失われ、俺が中学2年の頃両親の出張先が深海棲艦の空襲により死んでしまった。

 

妹と共に途方に暮れていた頃、軍関係者が俺の家に訪ねてきた。

 

曰く俺は艦娘を指揮する適正があるとかで推薦を受け、入隊した。

 

あの時から丁度4年が経ち、今や千葉鎮守府の提督で階級は少将にまで上り詰めていた。

 

「比企谷にはなにかしらの罰を与えなければな……、比企谷は確か部活に所属していなかったよな?」

 

「軍務が忙しく部活には入っていませんでしたが」

 

「なら貴様に奉仕部に入部させることにした。貴様のその捻くれた性格を更正させる」

 

部活に入れって、この人俺の話聞いていたのかね?それ以前にめんどくさい。

 

「と言うのは建前で奉仕部に入部して欲しい、入部してくれるのなら現国の成績と内申点をあげてやる。それにあの部活は暇な時間多いから、その時間を利用して勉強するのも良いぞ?」

 

「そこまで言うなら入りますよ、俺の用事を優先させますからね」

 

成績が上がるなら入るしかないな、しかも勉強する時間が増える。

 

だが俺にも軍の仕事がある、だから俺の都合に合わせられないと困る。

 

「勿論そのつもりだ、それと書き直しは無しにしておく」

 

平塚先生はそう言うと吸い終わったタバコを灰皿に押し付け、立ち上がる。

 

廊下へと続くドアの前で立ち止まりこちらに顔を向ける。

 

「付いて来たまえ」

 

平塚先生はそう言うとドアを開き、廊下へでる。

 

俺もそのあとに続き、奉仕部とやらの部室に向かう。

 

 

 

 

俺が通う総武校は上空から見るとカタカナのロの字に見え、その下に少し視聴覚楝を付け加えると俯瞰図が完成する。

 

教室楝と向かい合うように特別楝がある、俺達が向かうのはどうやらその特別楝のようで、そこに奉仕部の部室があるらしい。

 

今さら気が付いたのだが、奉仕部と言う名前は何らかの奉仕活動なのだろうか?

 

まるで主人を奉仕する部活のように聞こえなくも無い、もしそうだったら俺はすぐに退部してやろう。流石に成績が上がるだけでは入部する気が出ない。

 

まぁ、そんなことはあり得ないが。

 

「着いたぞ」

 

平塚先生が立ち止まったのはなんの変哲もない教室だった。

 

「入るぞ」

 

平塚先生がそう言うとガラリとドアを開け、教室の中に入り俺もその後に続く。

 

教室内は特に内装が無く、強いて言えば隅に椅子と机が無造作に積み上げられている。

 

元々倉庫に使われていたのだろうか。

 

一見いたって普通の教室だが、そこがあまりにも異質だった。

 

異質と感じたのは傾陽の中本を読む少女だった。

 

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