なんとしてでも年内にあげたかったので
このような酷い内容になってしまいました。誠に申し訳ありません。
後、前話の後半を大幅に修正しました。既に読んでいる方もいるかもしれないですが、読んでいない方は読んだ方が良いです。修正した部分は今後の物語に影響しますので。
二限目と三限目の間である休み時間。俺は何時ものごとくイヤホンを耳に付け、そして寝る。
むしろそれ以外やることが無い。この学校にはうちの鎮守府の艦娘がいるが、そこまで関わらない。
今更ではあるが、翔鶴は俺と同じクラスに所属しているが、今日は硫黄島の哨戒任務に就いていているため学校に来ていない。
もしクラスの連中に俺が提督だと知られたら、必ず面倒なことになるだろう。
特に誰とは言わないが、ピンク頭の馬鹿が一番騒ぐだろうな。
「失礼しまーっす」
俺が変な事を考えていると、教室のドアから薄緑色のセミロングの女子が入ってくる。
「おい、あの子って確か艦娘だったよな?」
「あぁ、重巡洋艦の鈴谷さんじゃないか?」
クラスの連中は鈴谷を見るとザワザワと戸惑いを見せ鈴谷に視線が注がれる。
鈴谷はクラスの連中の反応は既に慣れているのか、気にも留めず教室を見渡し俺の顔を見るや否や、パタパタと駆け寄って来た。
「比企谷ぁ。現国で分からない所があるから教えてー」
鈴谷は俺に対し手をあわせながら近づく。
「比企谷って奴うちのクラスにいたっけ?」
鈴谷は俺の前の席に座り現国のノートを取り出し、俺の机の上に置く。
鈴谷が俺がいるクラスに来た時点でこうなる事は、分かっていたから諦めるしかない。
「あいつが比企谷?鈴谷さんってあんな奴とつるんでいるのか?」
「つかあいつってヒキタニじゃね?もしかして鈴谷さんを脅しているかも」
「マジかよ、ヒキタニ最低だな」
周囲の目線がすごく痛い、俺の予想通りクラスの連中は俺の陰口を叩きながら俺を睨んできた。その中で一際物凄い形相で俺を睨む女子がいる。
由比ヶ浜である。彼女は「ヒッキー、鈴谷さんを脅すなんてマジキモい!死ねば良いのに」と言いながら騒いでいる。
中学時代に似たような事があったため別に気にはしないが、やはり良い気には慣れない。
鈴谷は由比ヶ浜の発言に一瞬眉間に皺を寄せるも、すぐに元の表情に戻す。
「お前なぁ。俺じゃなくて他のやつに頼めば良いだろ?」
俺が呆れた顔で鈴谷に言うと、鈴谷は少し照れくさそうに人差し指でポリポリと頬を掻き俺の問いに答える。
「いやぁ、私ってあれじゃん?現国が苦手だし、友達にもあまり知られたくないし…。だから比企谷、ほんとお願い!」
鈴谷は手をパチンと手を合わせ、懇願してくる。時折こちらをチラチラと見てくるのは少々ムカついて来るが気にしなようにしておく。
「はぁ…。それで、何処が分からないんだ?」
「ありがとう!えーっとね………」
俺は周りからの視線を感じながら、鈴谷に勉強を教え始めた。
☆
鈴谷に勉強を教え終えた以降も、クラスの連中から陰口を叩かれながら授業を受け、放課後になる。
鞄に荷物をしまい、奉仕部の部室へと向かう途中に事件は起きてしまった。
「ねえヒッキー!鈴谷さんとどんな関係なんだし、教えてよね!」
後ろからドカドカと歩いて来た由比ヶ浜によって俺の肩を、そこそこ強い力で引っ張られ強引に俺と顔を向けさせられる。
「ただの友人だ。それがどうした?」
「な!?この事ゆきのんにも言うからね!」
素っ気なく答えながら、肩を掴む由比ヶ浜の手を振り払う。しかし由比ヶ浜は俺の答えに納得せず、明らかに不機嫌そうな顔をしながら奉仕部の部室へ歩いて行った。
「はぁ、めんどくせぇ」
俺は溜め息をつき、帰りたい気持ちを押さえながら部室へと向かう。
「比企谷君、由比ヶ浜さんから話を聞いたわ」
奉仕部の部室に入ると雪ノ下が腕を組み、部室のドアの前に立っていた。
「はぁ、雪ノ下。鈴谷とはただの友人だ」
俺が溜め息混じりに雪ノ下の問いかけに答えると、雪ノ下はクスリと笑う。
俺は疑問に思うが、雪ノ下は俺の疑問に答える様に言った。
「貴方は目の腐り具合で相手を脅迫出来そうな男ではあるけれども、仮に鈴谷さんが脅されていたのなら、わざわざ貴方がいる教室には来ないわね」
雪ノ下の発言に俺と由比ヶ浜が数秒間絶句する。そして俺より先に再起動を果たした由比ヶ浜が雪ノ下に掴みかかる。
「ゆきのん!?ヒッキーはすz「♪~」え?」
由比ヶ浜の言葉を遮る様に電話の着信音が鳴り響き、由比ヶ浜と雪ノ下は周りを見渡し、やがて俺の鞄に視線が集まる。
「すまん、俺のだ」
俺はそう言うと鞄からスマホを取り出し、発信者の確認をする。発信者を確認すると俺は一瞬だけ目を細める。
「少し出てくる」
俺はそう言い教室から出る。俺が廊下へ出るとき、由比ヶ浜が俺を止めようとするが、雪ノ下に制止される。
俺は雪ノ下に感謝しながら、階段へ小走りで向かう。
今更ではあるが、俺の携帯は実は二つあり、プライベートに使うスマホと軍と連絡を取り合う為のガラケーの二種類を持っている。
階段にたどり着き、俺は直立不動の姿勢を取り電話に応答する。
「はい、比企谷です」
『やっと出たか比企谷』
「申し訳ございません。加藤元帥閣下」
加藤元帥。その名の通り彼は日本国防海軍の元帥であり、海軍上層部の一員でもある。
『話したい事がある。今すぐ来てくれ』
加藤元帥はそう言うとすぐに電話を切った。
「はぁ…。あの人は」
俺は溜め息をつき部室へ荷物を取りに向かった。
本当は元帥との会話も入れたかったのですが、どうしても年内に投稿したかったので次話にすることにしました。
それと、俺ガイルの原作は数話後になる予定です。
良いお年を。