崩壊とリプレンドゥレ 作:蒼氏
前章では仲間を失うことについて書きましたが第二章と第三章では仲間との出会いと別れについて書きます
第三章はまだ製作中ですので、また来週の火曜日に掲載しようかと思っております。感想、評価お待ちしておりますm(_ _)m
「クソッ・・・今の俺に魔王は何をしても倒せない・・・」
「まずは上級職になってから言おうねお兄さん」
魔王との戦闘に2敗したルインは神から授かったスキル【リヴニール】を使って時間を戻した
「あぁわかって・・・ってもしかして俺今下級職なの?」
「え?お兄さんまだ冒険者でしかないでしょ?」
スキルをうまく使いこなせないルインは戻る時間を指定することはできないのである
「待たせたなルイン」
「お、おう。フレア」
「じゃあお兄さんまたねっ」
「あの少女は誰なんだ?」
「話しかけられただけだ」
(確かに初めて神殿に来た時少女に会ったような・・・どうだったかな・・・)
「ふーん。じゃあそろそろでようか」
「そうだな。まずはどこに行くんだ?」
出会ったのはかなり古い記憶のはずがルインにはどこか最近に起きたことのようにも感じた
「そうだな〜まずは人間の作った武器防具が欲しいから人間族の街を目指そう」
「人間族か・・・わかった」
(そういや武器防具が欲しくて立ち寄った街でりフィンと出会ったんだよな・・・)
「何かあるのか?嫌ならほかの街でも構わないが」
「いやいや大丈夫!」
「ん?おかしなやつだな」
リヴニールによって時を巻き戻せても記憶を引き継げるのは使用者のみ
ルインはまだリヴニールについて知らない事が多く、奮発して使っていいものなのか判断しかねていた
「おじさん。エンタまで頼める?」
「お、なんだいお客さん。冒険者かい?」
「はい。人間の作った武器防具が欲しいと思いまして」
「そうかいそうかい。じゃあ早速出発だ!早く乗りな」
「ありがとうございます!」
考えているうちにフレアが馬車を捕まえてくれていた
「ほらルイン。乗ろう」
「ごめん。ちょっとぼーっとしてた」
「悩み事かい?なら人間族のある少女と話してみたらどうだい坊主」
「あ、私知ってます!エルフと二人のパーティーで冒険してる人ですよね!」
「おぉなんだ嬢ちゃん知ってるのか?ここ数ヶ月はエンタに滞在して相談室ってのをやってるらしい」
(そうだ。そこでリフィンとアリスに出会った。何を忘れてるんだ俺は・・・)
「ルインも話をしてみたらどうだ?」
「そうだな・・・そうしよう」
「エンタまではこっからあと2時間ってとこだな」
「ありがとうおじさん」
「なんのなんの。竜人族なんて珍しいお嬢ちゃんにナンパされちゃったんだ。断れねえさ」
「それほどでも〜」
「でも、坊主は人間族なんだろ?」
「いえいえ、実は魔人族なんですよ」
「ほーそら大層なこった。こんなコンビ見たこともねえ」
「色々あって一緒に旅をすることに」
魔人族は外見が人間族に似ているせいかよく人間族だと思われがちだが、魔人族は人間族より魔力が強く、再生能力が高い
だが人間族は他種族と比べ文明が発達しているのもあり武器防具など鉄製の扱いから住宅などの建築能力に長けていた
「この馬車も人間族にもらったもんなんだよ」
「へ〜やっぱり人間族はすごいですね・・・私も何か為になるものを作ろうかな」
「ブラジャーとか?」
「そうだな〜それもいいかもしれない」
「坊主・・・」
「・・・」
「?」
女の子の下ネタを言われると恥じらうか軽蔑の目を向ける定番をフレアはどうしたと言わんばかりにはねのけた
「いや・・・その・・・今日はいい天気だなおっちゃん!あとどれくらいなんだ?」
「あ、話を逸らしたな〜」
「あと30分ってとこだ坊主」
「・・・?」
ルインと馬車の運転者が気にしていることをフレアは理解していない
そんな話をしているうちに人間族の街に着いた
「ん〜疲れた・・・おじさんありがとう!」
「なんのなんの」
「またな!おっちゃん」
「達者でな若者!」
馬車を降りたルインとフレアは装備品を売っているお店を探して街を歩いた
「人間族の街は綺麗でいいね」
「だな。いい文化だ」
「見ろルイン!わしょくって書いてある!なにかすごい美味しそうな匂いが・・・」
「そういえば昼時か・・・先に昼飯食べるか」
「なら行こうわしょく!」
「そう急ぐな、和食店は逃げないから」
和食を初めて見たフレアはテンションが高くなり早足に和食店へ向かった
「いらっしゃい嬢ちゃん!と、冒険者さん!」
「二人でお願いします!」
「なっ・・・リフィ・・・いや、なんでもない・・・」
和食店に入り席に着こうとすると違う席にリフィンが座って食事を取っていた
「あれ?リフィン!リフィンじゃないか久しぶり、フレアだ!」
「?・・・あらフレア!何年ぶりかしら」
(そう言えばこいつら知り合いだったな・・・としても相方のアリスはどうしたんだ)
「昔よく料理を食べさせてやったよな~懐かしいよ」
「あはは~と、それとそちらのお方は?」
「ん?あぁ、こいつはルイン。私と一緒に旅をしているんだ」
「そっか・・・私はリフィン。よろしくね」
(なんか辛そうな目をしてるし視線をそらされた気がするんだけど・・・)
「ルインだ。よろしくな」
「そうだルイン。話をここで聞いてもらったらどうだ?」
「何か辛いことでもあった?話し聞くよ?」
「・・・。」
「ルイン?」
「すまん。また今度にするよ」
「そっか・・・いつでも話してね」
リフィンと出会い、取り乱してしまったルインは違う席に座りメニューそ開いた
「ルインちょっと変だよ?」
「そうか?いつもどうりさ」
「やっぱり顔色悪いよ。さきに宿探ししてからルインはそこで休め、買い物は私が一人で行ってくるよ」
「悪い。頼むわ・・・」
ルインとフレアは食事を済ますと宿屋を探し街を歩いた
「ねぇルインくん。私もパーティーに混ぜてよ」
「リフィン!・・・さん」
「体調悪い?フレアはどうしたの?」
「ちょっとダルいだけだよ。フレアは買い物に行ってるから武器屋に行けばあるんじゃないかな」
「そっか・・・二人でお話。どうかな?」
「うん。構わないよ」
ルインとリフィンはこの街についてや自分が旅をしてきたことについて話したりした
そしてルインは気付いた
時間を戻す前のリフィンから1度聞いた過去の話と今リフィンが話していることが違っていることに
「それでね。私もパーティーに入れて欲しいの。ダメかな」
「全然いいさ。フレアも喜んでくれるだろうしパーティーが増えるのは助かる」
「やった!じゃあ同じパーティーってことでよろしくね!ルイン」
「こちらこそよろしくリフィン」
「ただいまーってリフィン。いたのか」
「ルインとちょっとお話してたんだ」
「そうなんだ?」
「あと同じパーティーになったから。大丈夫だろ?フレア」
「ほんとに!?またリフィンと旅ができるなんて最高だよ!」
「私実はすで一人とパーティー組んでて・・・魔法使いの可愛い子なんだけど」
(アリスのことを忘れてたなこいつ・・・)
「俺は大丈夫だ」
「うん。私もいいよ」
「やった!じゃあ今夜一緒にご飯食べない?ご馳走するよ!」
「あ、あの・・・リフィンさん・・・その・・・」
(これ大丈夫なのか?)
(私に聞かれてもな・・・)
「この子が魔法使いのアリス!可愛いでしょ!」
「ひゃぁ!やめ・・・やめてくださいっ!」
「ほれほれぇ〜」
「・・・」
「なぁルイン。リフィンの住んでる場所間違えたかもしれない」
「そうだな。失礼しました」
「ちょ、ちょちょちょ、ちょっと!!」
「それじゃあお邪魔しました~」
「違うの!これは違うの!帰ってきて!」
「とにかくその子が反対なら俺たちとは組めないだろ?あとその子が可哀想だから胸から手を離せ」
「そうじゃなくて!・・・えっと・・・」
「アリスは嫌がってるんじゃないの。でもうまく言えないから固まっちゃうんだよ」
「そうなのか・・・本当に私たちとパーティーを組んでも良いのか?」
「はい。お願い・・・します」
「短剣持ちと魔法使いだけじゃちょっとキツかったしね・・・それに、フレアとまた一緒にいれると思うとすごい楽になるの」
「わかった。じゃあ早速決まりだな」
「冒険者と戦士と短剣に魔法・・・あとは僧侶がいればもっと狩りが安定するんだけどな・・・」
「あ、年上でよかったら私の身内がいるよ!」
「それはまた明日にでも話そう」
(そういえばルークは紹介で仲間になったんだな・・・懐かしい。ん?確かリフィンからの誘いじゃなかったはず・・・いや、リフィンだったような・・・ダメだ思い出せない)
自分の記憶が間違っているのか。それとも繰り返すことで変わったのかルインは考えないようにしていた
「この人が私の身内の僧侶さんだよ!」
「どうも、クロス・ラフィだ。気軽にクロスと呼んでくれ」
少しだけ下ネタを入れましたがこれくらいなら大丈夫だろ・・・って思いながらすこし過激なものを書きたかったりします(書かないですが)
まだストーリーは始まったばかりなのでこれからの展開にご期待下さい!