崩壊とリプレンドゥレ 作:蒼氏
そろそろルインくんを上級職に・・・
スキルとかファンタジーでほしいですよね、ということで考えてみます!
「ルークくんはやっぱり・・・セージを目指して僧侶やってるんだよな」
「はい!あの・・・モンルク大陸にある世界樹に行きたくて」
「世界樹か・・・ルイン、悪くはない選択肢だと思うよ」
「私は賛成だよ」
「私も・・・モンルク大陸。行ってみたいです」
「世界樹か・・・(ひょっとすれば聖域の手がかりがつかめるかも知れないな)うん。わかった」
「ありがとうございます!」
「ただし一つだけ条件がある」
「どうしたんだ?」
「上級職にさせてください。」
「「「「あ」」」」
「上級職って言っても種類がいっぱいあるんだよ」
「俺は上級職で騎士を選択するつもりだ」
「ルインさん・・・かっこいいです」
「騎士か・・・いんじゃないかな」
「ねえルイン。ちょっといい?」
「ん?あぁ」
「モンルク大陸なんだけど・・・あそこには歴代の勇者が魔王を倒した聖剣と魔剣の2つを奉納してある神殿があるの」
「その魔剣と聖剣っていうのは・・・」
「聖剣はデュランダル。魔剣はグラム。わかるとは思うけど、どちらも普通の剣とは違って強力なモノなの」
「俺が覚醒して召喚した聖剣とはどう違うんだ?」
「あれはスキルとして召喚された聖剣。実物ではあるけど使用者への負担はある程度軽減されてるの」
「もし覚醒してない今の状態で俺が使用すれば・・・」
「運良くて身体が動かなくなる・・・下手をすれば死んじゃう・・・」
「そうか・・・だからって行かないわけにもいかないよな」
「うん、だから約束して。もう無茶しないって」
「わかってる。でも危険になったらリヴニールを使う。これだけはわかってくれ」
「・・・何言っても結局は無茶しちゃんだから」
ルインは上級職へなるためにモンルク大陸のある神殿にきた
転職をするためには神殿に行く必要があり、神殿が大陸にある場合もあればない場合もある
「冒険者ルインよ。己を信じ己の道をゆくか」
「はい。」
「ならばソナタにクエストをさずけよう。」
上級職への転職にはそれそれ個人で違うクエストをクリアする必要があり、一人だけでクリアするのも組んでいるパーティーでクリアすることも可能だ
「ソナタのクエストは・・・ん、見えた。モンルク大陸にあるサイント神殿にて聖と魔、それぞれを司る剣をながらく魔王の使いが支配しておる」
「神殿が!?」
「落ち着け。その支配下から神殿を救うのだ」
「そんなの・・・荷が重すぎませんか?」
「簡単な話だ。ソナタが魔王の使いを神殿から追いやるか、もしくは神殿に住みついた魔物を駆逐するか」
「そうは言ってもな・・・」
「成功の祈っておるぞ。冒険者よ」
「ちょ!待った!」
「どうだった?」
「サイント神殿を支配してい魔王の使いを倒せだとよ」
「サイント神殿と言えば・・・」
「聖剣と魔剣が奉納してある」
「えぇ!そんなものをもし魔物が使えるなら・・・」
「俺たちに勝ち目はない」
「でも使えないはずだよね」
「うん。聖剣はもし魔物や魔王が触ろうなら触った部位から消えていくんじゃないかな・・・魔剣は私はよくわからなくて」
「魔剣は魔物でも扱えると聞いたことがあります・・・ただ、限られた魔物しか扱えないと・・・」
魔王の使いにより聖剣デュランダルと魔剣グラムが長い間確認されていないのもあり情報も少なく、ルインたちは神殿と神殿の状況、聖剣、魔剣について調べることから始めた
「聖剣?ん~・・・すまんな兄ちゃんわからねえや」
「あの神殿?魔物が住み着いてかなり年も経つし、わからないわね」
「聖剣と魔剣を奉納してる神殿なんかここにあるかよ。もっと違う場所を探したらどうだ冒険者」
聞き込みをしても聖剣の情報は得られなかったが、魔物が住み着いて30年以上は経過し、その時神殿の関係者も全員殺されたという情報をルインたちは手に入れた
「もしかしてあんたらデュランダルとグラムを探しておるのか?」
その時情報を集めていたルインたちを見ていた一人の老人が話しかけてきた
「知っているんですか!?」
「もちろんじゃ。わしは唯一の生き残りだからのう」
「生き残りが・・・いた・・・」
「竜人族のお姉さんは剣闘士か。それにアサシンにウィッチ・・・。しかし男は下級職か」
「なんでもいい爺さん。何かデュランダルとグラムの情報をくれ!」
「落ち着かんか坊主。わしの家にでも来い」
「ありがとうございます」
「地下室に入るのも久々よのう・・・」
「お邪魔します」
「適当に腰を下ろせ。わしが知っておるのはあくまでデュランダルについてじゃ、グラムは今神殿にあるかどうかすら怪しい」
「お爺さんはデュランダルをどこまで知っているんですか?」
「ん~人間族のお嬢さんや、あんたはエルフとのハーフじゃないのかい?」
「なっ・・・はい。そう・・・です」
「じいさん・・・あんた何者だ」
「そう構えるな剣闘士」
「なあ爺さん。あんた、もしかしてデュランダルについて、魔王について全部知ってるんじゃないのか?」
「ほぅ。そなたは戦場において身体を使いこなせてないようじゃのう」
老人はルインたちのことを見ていたかのように話しだした
「おっと聖剣デュランダルについてだったのう。あの剣は未だサイントの中に奉納されておる」
「そうですか・・・」
「神殿の周りには結界が敷かれておる。ただし、ココが重要じゃ。耳の穴をかっぽじって聞け」
「はい。」
「歴代の魔王を打ち倒したと言われているマスターの血を引き継いでいる者はその結界を崩す事ができる」
「歴代の・・・」
「血を引き継ぐって、そんなのもうドコにいるのかすらわからないのにどうやって・・・」
「冒険者よ。そなたは今自分がどういった力を持っているのか把握しておるか?」
ドクンッ
「俺はまだまだ下級ですよ」
自分の内側を見透かされているような目線にルインの心臓の鼓動が跳ね上がった
「少しコヤツと話がしたい。他のものは外に出てくれぬか?」
「すまない、みんな。情報は俺が聴くから街を周っていてくれないか」
「あぁわかった。くれぐれも」
「大丈夫だよフレア。」
「お主はまだ知らぬことが多い。神殿のジジイから転職のクエストを授かったであろう?下級から上級に上がるクエストで、魔王の手下が支配している神殿を救い出せと普通は言うと思うか?」
「確かにそうではありますが」
「そなたは既に最上級職であるソードマスターにふさわしい技量を持っておるではないか。だが何か引っかかるものがあるな」
「それは・・・」
「まあよい。神殿を支配しているのは魔王が生み出した幹部レベルの魔物だ、それを倒そうと思っているならやめておけ」
「クエストの無いようは倒すじゃない、あくまで神殿から追い払うだ。何か策は無いんですか?」
「無茶を言うやつじゃのう」
「お願いします」
「わしも実は少し神殿に用があるのじゃ。力を貸すことはできるが、音を上げるようならここから立ち去ってもらうぞ」
「覚悟の上です」
「うむ。では本題に入ろう。神殿を支配している魔物の名前はカース。やつは魔王の幹部の中でも一番を狙えるほどの剣術に長けた魔物だ」
「なら・・・もしかして」
「ああ、そうだ。魔剣グラムはおそらくやつの手に渡っている。ただし、やつは戦闘を好む。やつなら聖剣を扱えるだろう」
「魔物は聖剣を扱えないんじゃないのか?」
「普通の魔物なら触るだけで消えるだろう。ただ、やつの首には神官たちがしている十字架のネックレスがあった」
「そんなことをすればなおさら消えてしまうんじゃないのか」
「なぜかは知らぬがやつは消えてないのじゃよ。ただ、やつの周りには魔物はいない。つまり神殿を一人で壊滅状態にするだけの力があるのじゃ」
「待ってくれ!周りに魔物がいて神殿を支配しているんじゃないのか!」
「それこそ結界が見せているまやかしに過ぎない」
「なら・・・やつさえ消せば神殿は・・・」
「開放されるであろう、ただ破壊されたものをそう簡単に直せるものではない。やつを倒すことだって言ってできることでもないぞ冒険者よ」
「確かにそうだけど・・・だけど」
「わしが稽古を付けてやろう。そなたの力を引き出せればカースを倒すことも難しくはないはずじゃ」
「すまない皆!話が長くなった」
「遅いぞルイン。何かいい情報は手に入ったのか?」
「入ったさ。とりあえず食事でもしながら話そう」
老人と二人で話、毎日朝から夜まで稽古をすることになったルインは老人から得た情報を共有し、翌日の稽古に備え、宿探しをして就寝した
「踏み込みが甘いわ!」
「はい!」
「剣先まで集中せんか!!」
「はい!!」
「テイヤアアアア!!」
「タアア!」
「名前を聞いていなかったのう冒険者よ」
「ルインです。ルイン・プレンレ」
「ほう。ルイン・プレンレ・・・これは運命というやつか・・・」
「お爺さんの名前は何ていうんですか?」
「わしの名前は・・・ドックとでもしておこうかのう」
「己を律するのだルイン」
「はい。ドックさん」
「自分の心に問いかけてみろ。今何が見える?何が聞こえる?」
「・・・」
「今日の稽古はここまでじゃ。明日はお主のスキルを見せてくれぬか」
「わかりました。今日はありがとうございました、明日もよろしくお願いします」
「うむ。ご苦労」
「はあぁ~疲れた・・・こんなにしんどいのいつぶりだ・・・」
ドックとの鍛錬から帰ったルインは一目散にベッドへ入った
「明日はスキルか・・・ソードマスターの技量・・・引っかかるモノ・・・」
気が付けばルインは目を閉じ、夢の世界へ入っていた
「ン!・・ルイン!」
「ん?リフィンか?」
「ねぇ、ルイン。私、実はね・・・」
「どうしたんだ?なんで泣いてるんだ?」
「あとちょっとしか生きれないんだよ?ん~ん。生かされないんだよ?」
「何を言って・・・」
「神様がね。もうお前の身体は持たないんだって・・・」
「は!?」
夢から覚めたルインはリフィンの身体に何か起こっているのではないのかと心配になった
「まさかな・・・あんなの悪い夢だ。夢。さあ、着替えてドックさんと鍛錬に行かないとな・・・」
「遅刻もせずに来たなルインよ。えらいぞ」
「ありがとうございますドックさん。今日もよろしくお願いします!」
「ではまず簡単なスキルを見せてみよ」
「はい!」
ルインはスキルを使うため、重心を落とし、呼吸を落ち着かせて相手を定めた
「閃光斬!」
「もっと早くじゃ!」
「エターナル・ストーム!」
「手の動きが単調になっておる!」
「腰を落とし閃光の如く斬撃を放つのはよい。じゃが、まだ早くできるであろう?」
「・・・」
「エターナル・ストームは斬撃の数で相手を勝り、倒す技じゃな。技をだす時、お主の目と足、剣先を見ていれば次にどこから斬撃が来るのかを読める。つまり、防ぎやすいのじゃ」
「速さに斬撃が簡素・・・か・・・」
「今日の昼からは剣術について徹底的に教えてやろう」
「ありがとうございます!」
「まずは閃光斬じゃ。相手のスキを確実につけるようにもっと早くやるのじゃ」
「早く・・・」
「相手の呼吸、動作、目線。知ることができる情報はとにかく集めて整理し、的確な動作を行うのじゃ」
「はい。やってみます」
「もう一度やってみせい」
「(呼吸を合わせて・・・よく見ろ。相手の動きを、目線、剣先の方向。次の動作は?何を考えて動く?ドコを見ている?)・・・今だ!閃光斬っ!」
「おっと」
「なっ・・・クソ!」
「まだ甘いがだいぶできるようになっておるな。もう少しわしの剣先を見てみろ」
「はい!」
「もう一度やってみせい」
「わかりました・・・(あれ?、これ・・・キタ。)もう少し待つんだ・・・(見える。爺さんの剣先の軌道、身体の動き、)」
「(こやつ・・・もしや)」
「閃光斬!!」
「ルインよ。知らない間に見極めを覚えたな?あれは上級職ではない限りできない技なのじゃよ」
「じゃあなんで俺・・・」
「何か引っかかりがあるのじゃろう。スキルさえ磨けばソードマスターへはそう遠くはない、近い位置にいるのじゃ」
「何が、何が引っかかってるんですか!教えてください。それさえ知れれば俺は・・・俺はソードマスターに!」
「落ち着かんかルイン。それをわしが教えてどうなる。自分で探し、自分で対処するからこそレベルアップというものじゃ」
「はい、すみません・・・」
「わからないことがあれば教えてやろう。じゃが、全部を教えるのはわしのスタイルではない」
「(やっぱり引っかかるというとリヴニールか・・・でも、あれがあるだけで職業に関係してしまうもんなのだろうか)」
「明日にわしはカースを討伐しに行こう。貴様らもついてこい」
「ドックさんが?大丈夫なんですか!?それに、俺まだスキルが・・・」
「よく聞けルインよ。お前はわしの孫であり、お主と同じく勇者の血を引き継いでおるのじゃ・・・しかし、わしももう歳でのう」
「ドックさん・・・何言って」
「わしの名前はドック・プレンレ、お主と小さい頃に遊んだ記憶もある。だが、いろいろあってのう・・・神とやらにそなたらが訪れる時、カースを討伐するのだと聞いたのじゃ」
「俺の、爺さん?・・・しかも勇者の血って・・・俺が?・・・」
「お主は覚醒が使えるじゃろ?お主の父親も覚醒が使えるせいか上級職に転職しても最上級職には就けなかったのじゃ」
「待ってくれドックさん!俺・・・俺の祖父で俺が勇者の血を引き継ぐ?わからないよ」
「お主は普通ではないことくらいわかっておるじゃろうが」
「確かに普通じゃないとは思ってたよ・・・でも勇者の血を引き継いでるなんてそんな冗談じみたこと」
「いい加減にせい!現実を受け入れるのじゃ。ルインよ」
「そんな・・・ドックさん・・・」
「今まで黙っておいて、悪かったのう・・・孫が危険に晒されているのにわしは何もできなかった」
「お爺・・・ちゃん」
「許してくれ、ルイン」
「お爺ちゃん」
「カースに勝つには覚醒をせねばならん。もちろんそう簡単にできることではないことは知っておろう?今から条件を教えよう」
「なあリフィン、ちょっといいか?」
「ん?どうしたの?」
「あの爺さんが俺の祖父だってこと・・・黙っていたのか?」
「いや、知らない・・・ごめんねルイン。私本当に知らないの」
「そうか・・・いきなりですまないな。みんなが待ってる。戻ろう」
「うん!」
「みんな、聞いてくれ。爺さんと話した結果明日サイント神殿に行くことになった。いきなりで申し訳ないが、確実準備してくれ」
「明日!?いきなり過ぎだ!」
「そうですルインさん!」
「すまないなフレア、ルーク。でも決まったんだ。俺にどうか力を貸してくれないか」
「私はもう振り回されることを許してるよ。ドコに行くとしても私はついていく」
「私も・・・ルインさんについていきます!・・・」
「リフィンにアリス・・・ありがとうな」
「・・・。何か勝算はあるのか?」
「俺がカースをぶっ倒す。以上だ」
「ふざけるな!バカだとは思っていても、死に急ぐバカだとは思っていなかったぞ!私は・・・私はお前に死んでほしくないんだ!」
「落ち着いてフレア!」
「落ち着いていられるか!お前はいいのかリフィン!」
「良くない・・・良くないよ。でもルインは選ばれたの」
「何を根拠に・・・そんな戯言を!」
「フレア!わかってくれ。俺にはカースを倒す力がある。信じてくれ」
「わからない・・・ルインの考えてること、リフィンの言ってることがわからない!」
突然の出来事にフレアは頭を抱えて部屋を出ていった
リフィンはルインが選ばれしモノだということを知っているが、それを言ったところで誰も信じるはずもなくフレアとの間に亀裂がはいった
「ごめんな、みんな・・・俺が明日ドックと行く。ついてくるにしてもついてこないにしても文句は言わない。強制はしないからこそ自分でよく考えてくれ」
「ルインさん・・・」
「わかりました」
「なあ、フレア。さっきはすまなかった」
「私が・・・私が死にに行こうとしている仲間を切り捨てると思っていたのか!」
「そんなこと・・・言い方が悪かった」
「言い方だけじゃないだろう?」
「そう・・・だな・・・(俺は何をやってるんだ・・・)」
「明日・・・明日私も行く・・・」
「え?」
「私も明日行くって言ったんだ!」
「お前ら・・・大好きだぜ」
「何を言ってるんだルイン」
「これで全員か?バカが揃いも揃ったものじゃ」
「行こうルイン。足踏みしてられないよ」
「ルインさん。至らぬ僧侶ではありますが、ルーク・ラフィ。お供します」
「あぁ、行こう。絶対に死ぬなよ」
かっこいいスキルを考えてたら今週も木曜日になっちゃいましたすみません
来週はカースとの決戦、上級職への転職、未来と過去について書こうと思います
感想お待ちしております!
最後まで読んでくださった方々ありがとうございましたm(_ _)m
続きも見ていただければ幸いです