ハイスクールd×d 仮初めと虚無   作:Third+s

15 / 35
中々難産でしたが、主人公の過去話が入ります


過去、振り返ります

「はあああああぁぁぁぁ~~~…」

 

 

 

さて、何故これほどの溜め息が俺、近衛剛から出るのか…全ての理由は今朝にある!!

 

 

 

「何故だ…何故平凡な高校から、超有名なエリート高校へ一夜にして転校してるんだ…俺」

 

 

「あ、あの…大丈夫ですかタカシさん?」

 

 

「アーシア…想像してご覧なさい。カトリックを信教していたにも関わらず、突然ヒンドゥー教を信じろと言われるショックを!俺の心境は正にそれに等しいのよ!」

 

 

「まあ!それは大変です!しかし主はどんな人でもお救いになられるはずてす!」

 

 

 

純情シスターにはこの嘆きは無意味だったようだ。第一この子に怒りの矛を向けてどうするんだ俺!

 

 

今、俺はアーシアと共に駒王学園の制服を着て、転校先へ向かっている。つかグレモリーの根回しが異常に早く、親戚の彼方此方からメールが殺到したのだ。その一部を紹介しよう

 

 

 

『エリート校に転校して一軒家を提供してもらったのか!?逆玉の輿も良いとこだぜ剛!』

 

 

『リア充起爆せよ。おまけに話に来た美人と別の女と同棲?背中に気をつけな』

 

 

『お兄ぃ…節操無しだったんだ』

 

 

『羨ましい妬ましい恨めしい怨めしい殺殺殺呪呪呪怨怨呪怨…』

 

 

『ピーーー!』(過激過ぎる発言なので自重)

 

 

 

…ねえ、泣いていい?今のは年の近い従兄弟のものだけど、携帯のフォルダがパンクすると思った…更にだ

 

 

 

「ねぇ、あの二人見ない顔だよね…」

 

 

「あの子可愛い~!でも隣地味過ぎない?」

 

 

「てかあの男リアス様の隣にいた奴じゃあ!」

 

 

「あんの地味野郎!リア充か?リア充なのか!?」

 

 

「何故!?俺らなんかより全然顔良くねえのに何故奴の近くに美少女があああ!!」

 

 

 

通学路の駒王生徒の痛い視線と隠す気もないヒソヒソ(?)話。陰謀だよなこれ?気に食わないから精神的にズタボロにしたくてこうしたんだろグレモリー!しかも他のオカ研連中は魔法陣でとっとと行っちまうし、アーシアは何故か俺と離れたく無さそうな顔向けてくるし!このまま俺、鬱病からの首吊りコンボでも待ってんじゃねえか!?

 

 

 

「ああ…俺の平穏って…」

 

 

 

朝から灰と化した俺を本気で心配していたアーシアは終始オロオロしていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「初めまして!アーシア・アルジェントと言います、よろしくお願いします!」

 

 

 

朝のホームルーム、俺とアーシアは同じクラスになったようで、軽く担任から説明を受けた後、無事二人で教壇の上に立って挨拶をしている。ちなみに俺もさすがに吹っ切れたので元に戻っている。にしてもアーシアを見た男子は総じて歓喜して鼻の下伸ばしてやがる、気持ちは分かるが

 

 

 

「ほら、君も挨拶して!」

 

 

 

すると今度は俺に話を振る担任。周りの温度差分かって言ってんのかこの人…今度は男女関わらず凍てつく目か興味無いみたいな視線が飛んでるんですけど

 

 

 

「え~、今日から平安高校から転校してきた近衛剛ってもんです。全てにおいて普通なんで、質問の答えはありきたりだと思います。どうぞよろしく」

 

 

 

こんなもんだろ…結局、俺みたいな見た目から凡人は浮いちゃいけないんだ。浮けばそのぶん倍近く沈められるからな。経験したから分かる

 

 

 

「ま、まあこんな二人だが、是非仲良くやるように。ではホームルームを終わります」

 

 

 

ものっそい苦笑いの後、ホームルームは幕を閉じる。と共にアーシアのみに人が集まる集まる…いいぞいいぞ。これですぐ友達作るだろ、あの子も

 

 

 

「え~と席は…あったあった」

 

 

 

指定されていた席にどっかり座って、俺は疲れを色濃くしながら窓の外を見る。あれ?この感じ平校(ひらこう)ん時と変わってねえな

 

 

 

「ほほぅ、貴様が近衛剛か」

 

 

「へ?ぬお!?」

 

 

 

と思ってたら突然俺の視界にドアップで現れた二人組がいた。一人は明らか野球やってますオーラが出てる丸坊主、もう一人は眼鏡かけたインテリっぽい奴。何処から沸いてきた!

 

 

 

「初めまして、俺は松田だ。そしてこの眼鏡は元浜、我らは紳士同盟を組んでいる」

 

 

 

何だろ、俺の勘がこう叫んでる…こいつらはダメだと!てか発言的に残念な雰囲気プンプンしてんぞ?顔は両方、それなりに良いのに

 

 

 

「君がかの有名な近衛剛…噂通り地味だね」

 

 

「噂の出所教えろ今すぐそいつシメてやる!」

 

 

「まあ待て待て、流したのは俺達だが場合によっては良い方向へ持って行く事も可能だ」

 

 

「ほう…てめぇらが元凶かこのボンクラ共」

 

 

 

どうやらこいつら中身が腐れ外道と見た。つか信じらんねえな、顔もまともに知らない奴を陰で叩くとか…俺以外でやってんなら半殺しは確定だな。もしかして最初の視線の一部はその噂とやらが原因か?

 

 

 

「所で松田と元浜とやら。お前ら俺の噂をどう流しやがった?」

 

 

「ふっ、それはな」

 

 

 

元浜が眼鏡を片手でクイッと上げる仕草にイラついたが、ここは我慢して話を聞こう

 

 

 

「リアスお姉様の弱みを握り!あーんなことやこーんなことをやりたい放題!」

 

 

「更にはこの街の様々な女性を手込めにして常に両脇に侍らせる女の敵!気に入らない奴をぶん殴り、正しく街に君臨する番長的存在!」

 

 

「「我ら男子の妬みの象徴!地味な癖にリア充のエロ太子!それが貴様だああ!!」」

 

 

「……」

 

 

 

きっと今、俺は無を体現しているだろう。怒りも、呆れも無い…ただ静かに、己の現状を整理し、次の行動について冷静に判断している事だろう

 

 

 

「それを取り消すから一つ頼みがある!」

 

 

「心の友として頼みます近衛様!てかマジで女の子一人でも俺達に紹介して下さい!」

 

 

 

何か?この二人はただ美人と歩いてた俺を最悪のゲスに仕立て上げ、挙げ句に女を紹介しろと言ってるのか?確かにド級の美人美少女を最近知り合いにしてきた俺だ…だが俺はそんなことどうでも良くなった

 

 

 

「……あ"?」

 

 

「「へ?…っ!?ひいいいいいぃぃぃ!!?」」

 

 

 

自分でここまでドスの効いた低い声を出す日が来ると思わなかった。しかしだ…恐らく今から俺が取る行動は全人類に取ってプラスになると保証出来る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「死に腐れこの外道があああ!!!!」

 

 

 

その後二人は悲鳴すら挙げる事なく、俺の鉄拳制裁(拳骨)で地に沈んだ。あ、ちなみに頭から赤い線が二人から飛んでたけど、脳震盪で済ますよう調整したんで心配無い。何故か教室にあった包帯で二人の顔をグルグル巻きにしている間、全員から恐怖された。あんな知りもしない人間の噂を聞き流していた奴らも同罪だ、弁解する気も失せた。…さすがに保健室には運んでやった、引き摺ってな!

 

 

 

 

 

 

 

「はあ、早速やってくれたわね…」

 

 

 

「誹謗中傷を働きかけた下手人をほっとく方がどうかと思いま~す」

 

 

 

怒涛の勢いで過ぎた転校初日、俺は早速グレモリーに呼び出された。てか初日から『悪魔』とか『暴力生徒』とか不名誉な称号を頂いた。これで俺のボッチ生活に箔がついた…どこも似た学校生活しか送れない俺って…沸点が低すぎるのか?

 

 

 

「え~先ぱ…じゃなくて部長?人間誰しも冤罪を受けてニコニコ出来る奴は存在しません!てかあなた!何処からツッコんでいいか分からんが取り敢えず何故俺を転校させたんですかね!?一言言ってくれませんか!?断固拒否しますが!」

 

 

「ちゃんと今朝言ったじゃない?」

 

 

「何俺の方がおかしいみたいな顔なさってるの!?言ったはしたが言われてはい、転校!とかシャレにならんわ!」

 

 

「急な転校については謝るわ。ただ、あなたを迅速に保護する必要があったの…既にあなたが残した戦果は目に止まる程大きくて、どの勢力からしてもタカシは喉から手が出るほどの存在。下手をすれば強制的に悪魔に堕とされたり、最悪殺されるわ。それは私としては黙って見ていられなかったの…勝手なワガママかもしれないわ、それでもあなたを守りたいからした行動だったという事は、頭の隅に置いといて頂戴」

 

 

「それは"人外"の事情だろうが…だからって俺の"平穏"をぶち壊す理由にはならねえぞ!」

 

 

 

何か段々敬語じゃなくなってるような気もするが、こんな横暴に付き合ってんだからこれぐらい許せよなこいつも

 

 

 

「何を言われても甘んじて受けるわ。それでも私があなたに、最高の平穏を与えてあげる」

 

 

「いや、この時点で最悪の非日常だから!」

 

 

 

一瞬迷いなく、与えるとか言われたから信じそうになったけど!元はと言えば…いや、元を正すと俺が興味本位に公園に行ったのが悪いな。そう思うと抗議の声にも力が無くなっていく

 

 

 

「……ああもう!分かったよ分かりましたよ!どうしようも無えなら俺なりにどうにかしますよ…畜生!」

 

 

「理解してくれて助かるわ。それで折り入って頼みがあるのだけど」

 

 

「失礼します」

 

 

 

すると聞き慣れた声が聞こえて、部室の入り口を見ると、案の定アーシアだった

 

 

 

「おうアーシア、学校初日はどうだ?」

 

 

「あ、タカシさん酷いです!何で私に何も言わず出て行っちゃったんですか!?」

 

 

「だ~ってアーシア女子の輪にいたし声掛けられなかったんだよ。俺と仲が良いとか思われて、お前まで友達出来なかったら元も子もねえぜ?」

 

 

「そんなことありません!タカシさんは優しくて強くてカッコいいです!」

 

 

 

おいおい、臆面も無く良くそんな事言えんなこの子。嫌じゃないけど何か背中が痒い

 

 

 

「お、おう」

 

 

「ふふ、やんちゃなあなたもアーシアには勝てないのね?」

 

 

「…部長?俺はそういう弄りは嫌いです。てか用事ってのは何です?このタイミングだと俺とアーシアにって感じですけど」

 

 

「理解が早いわね、そうよ。今から二人には悪魔稼業を始めてもらいたいのよ」

 

 

 

…ちょっと待てやこのアマ

 

 

 

「…あれ?おかしいな、悪魔語か?今人間の私めに悪魔の仕事をやれとか言われたような」

 

 

「もちろん、見返りはあるわ。今はまだチラシ配りをやってもらうだけだから、対価としてあなたにこの学校のペースに合わせた勉強を教えてあげる…正直学力に追いついていないでしょう?」

 

 

 

そう言うとグレモリーが徐に一枚のチラシを、自分の机の上に置く。そこには『あなたの望み、何でも叶えます』とか明らかにイカレた宗教勧誘みたいなものが書かれていた。ただ意味ありげな魔法陣が描かれていたので、何らかの転移とかに使うんだろうと当たりはついたが

 

 

 

「ぐっ…た、確かにそうだがそれで悪魔の手伝いやれとか言われても丸め込まれたようにしか思えん!」  

 

 

「私学年トップの学力があるの。だからあなたと"二人きりのお勉強"となれば効率良くあなたに勉強を教えられる自信があるわ。それに、今はこれだけだけど、本格的な仕事ならそれなりのものを渡せるわよ?」

 

 

 

…多分だけど、俺は既に紅髪の悪魔に踊らされてるんだろうな。人生レベルで

 

 

 

「はぁ~、チックショウ!こうなりゃヤケだ!アーシア、とっとと済ますぞ!」

 

 

「え?あ、はい!」

 

 

「ふふ、よろしくお願いね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「チラシ配りがチャリって…どこの新聞配達だよ」

 

 

 

グレモリーと別れ、アーシアと一緒にチラシ配りを始めて早くも暗い時間。粗方配り終えた俺達は、少しペースを抑えながら走っている。ちなみにアーシアは後部座席に二人乗りで乗っている

 

 

 

「大分終わりましたね!」

 

 

「そうだな~…っと、聞きそびれてた。アーシア、今日はどうだった?

 

 

「はい…同年の人達とあんなに沢山いるのは初めてでしたので、ちょっと緊張しました」

 

 

「はは、なら大丈夫だ!明日には友達100人出来てそうだわ、ホント」

 

 

「…タカシさんは、どうだったんですか?」

 

 

 

前を向いてるから分からないけど、アーシアの声はとても心配そうな雰囲気だった。まあ、初日の印象最悪だったもんな

 

 

 

「…そうだねぇ、"いつも通りの平穏"って感じかな」

 

 

「タカシさんの平穏は、あんなに寂しいものなんですか…?」

 

 

「っ…ありゃりゃ、痛いとこ突くなアーシア」

 

 

 

ここの子に話しても問題無いかな…

 

 

 

「俺な?知ってるかもしんないけど、両親いねえんだ」

 

 

「え…」

 

 

「俺を産んで母さんが亡くなって、小四の時に過労で親父が死んだ…思えばあの時辺りからかな?こんな平穏平穏って言い出したのは」

 

 

 

そこで丁度配達先があったのでチラシを入れに行き、再び自転車を走らせ、続きを始める

 

 

 

「俺はどこまで行っても普通だった。容姿、勉強、性格諸々な?でも親父がせめて、身を守れる手段にって俺に始めさせたのがボクシングだったんだ」

 

 

「そうだったんですか…」

 

 

「そんで俺、どうやら才能があったらしいんだ。危機感とか隙を感じる"勘"が鋭くて、その時七歳でジムのメンバー内でもかなり有望だったって話。親父も誉めてくれたっけ…」

 

 

 

でも俺の滑稽な人生の始まりでしかないんだけどな?

 

 

 

「でも幼い頃の才能ってのは嫉妬とかの対象になりやすい…アーシアも、心当たりあるだろ?」

 

 

「…はい」

 

 

「想像通り、俺はジムの同期や先輩達から除け者にされて、滅茶苦茶嫌がらせされた。おまけに脅されて親父にも相談出来ない、おかげで俺はジムでボクシングをする機会が滅多に無くなった」

 

 

「そんな!」

 

 

「まあそれでも、ボクシングを諦めた訳じゃないよ?毎朝走ったりして、出来るだけ人のいない所で練習してたんだ。…その時親父に、ジムの事聞かれて、何も知らない癖に!って酷い事言ったな。思えばあれも過労の原因かもな」

 

 

「…」

 

 

 

アーシアをチラッと見てみると、下を向いて暗くなっていた。言わない方が良かったかな~とは思ったけど、ここまで言ったんなら言い切ろう

 

 

 

「そんである時、親父が過労で死んだ。頭真っ白になったなぁ…泣くのも忘れて、葬式とかの記憶も曖昧だよ。唯一印象的だったのは、火葬前の親父の寝顔かな…今でもあれ思い出すと、結構辛えんだ」

 

 

「…タカシさん」

 

 

「で!それを期にジムを本格的に辞めて、俺は両親の故郷だったこの街に移ったんだ。でも小学生ってのはエグくてさ…両親いないのを馬鹿にしてくんだよまた。勿論そいつ等はボッコボコにして泣かせたから、向こうの親も教師もうるっさいうるさい!親戚の誰に連絡していいか分かんねえから子供の俺にボロクソ言うんだぜ?ホンット最低な大人だぜ全くさ」

 

 

 

あの頃の馬鹿馬鹿しさが蘇って笑えてきちまったよ

 

 

 

「だから俺は、全てが面倒になっちまった。頑張る事も、怒ったり笑ったりすることも全部…凡人の俺が普通以上を求めたらどうなるかを…嫌でも知ったから」

 

 

「…っひく、ひっ…すみません」

 

 

「謝んなよもう!俺は境遇が似てるお前だから、話せると思ったんだ。逆に感謝するよ…あんがとな?初めて自分の事を聞いてくれて」

 

 

 

こんな、他人の為に泣いてくれるこの子だからこそ、俺は話せたんだ。泣かせたのはまずかったけど

 

 

 

「でも俺は今の方がよっぽど好きだ。親父が残してくれた言葉を実行出来て、一緒に本気で喜怒哀楽を見せられる友達がいるから」

 

 

「…え?」

 

 

「『男なら守る為に強くなれ。手が届かないなら届くまで強くなれ…守りたいものがあるなら、お前はどこまでも強くなれる』…くっさい台詞だけど、それを真面目に言える親父が、今でもどうしようもなく輝いてんだ。心の中で」

 

 

 

初めは生きる為につけた力。『仮初めの赤龍帝』として裏事情のど真ん中にハマったけど、俺は今の"日常"を結構気に入っている。今までの"誰もいない平穏"も面倒が無くて好きだが、こんな人生も悪くない

 

 

 

(「あなたに、最高の平穏を与えてあげる」)

 

 

 

…畜生、認めちまったらもう最悪とか言えねえじゃねえか。ま、いいけど

 

 

 

「うおっ!」

 

 

「きゃっ!」

 

 

 

と思ったらいきなりチャリが揺れてバランスを崩しちまった!

 

 

 

「悪い!平気か!?」

 

 

「はい、大丈夫です…」

 

 

 

ヤケに静かになったアーシア、どうしたんだ…って!急に腕を体に回して来た、だと!?何このラブコメ定番のハグは!?

 

 

 

「アーシアさん!?どうしたんだいきなり」

 

 

「タカシさん…ローマの休日って知ってます?私、昔見たことがあって、映画ではバイクだったんですけど、ずっとあれに憧れていたんです」

 

 

 

背中に顔をうずめられて話どころじゃありません!俺だって思春期の男子だぞ!?ドキがムネムネですよ!?…ん?待てよ

 

 

 

「…ローマの休日って、王女が知らない男の人と恋に落ちた的なあれか?」

 

 

「?はい、そうですけど…」

 

 

 

…おいおい、さすがの俺も気付かない訳にゃいかねえよな。てかどう見ても釣り合い取れてねえよな、こんな美少女が凡人に~なんて。それこそ映画みたいな…って憧れてたのが叶った的な発言だったから、それって適用されんだな

 

 

そういやレイナーレにもそれらしいことされたよな…自意識過剰って訳でも無いけど、注意するべきか。こりゃリア充って叩かれても言い返せねえ…

 

 

 

「…はぁ、騒がしい"日常"だなぁおい…」

 

 

「タカシさん?何か嬉しいんですか?」

 

 

「え?いや何でも!さっ、帰ろうぜアーシア!」

 

 

「はい!」

 

 

 

これから何が起きるか分かんねえが、少しは前向きに向き合ってみるか。人生ってやつを

 

 

 

 

 

 

 

 

余談だが、次の日に松田と元浜が俺に謝ってきた。だが昨日アーシアが知らぬ間に俺をフォローしたとき、同居の事がバレており一騒動あった。そしてこの二人が…兵藤一誠の悪友だった事も分かった。いつかこの左手ごと、兵藤を元に戻さないといけない。そのためには

 

 

 

 

あの龍が俺を器に選んだ理由を突き止める必要がありそうだ




学校始まってシンドイ…まあ頑張りますか
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。