ハイスクールd×d 仮初めと虚無   作:Third+s

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お久しぶりです。真面目に単位が危ういです…執筆はしますが

今回はライザー登場、何をしでかす

どうぞ!


浸食

次の日、俺は恐ろしく低いテンションで部室へ向かう。両側には木場、アーシアがいる

 

 

 

「タカシさん、本当に大丈夫ですか?いっそのこと今日はお休みした方が…」

 

 

「…んぁ?あ、ああ悪い悪い!けど部員全員を招集なんてただ事じゃねえだろ。横になってらんねえわ」

 

 

 

そう、今日俺とグレモリー眷属は部室へ招集を受けて向かっている。…恐らく、グレイフィアさんとの話についてだろう。既に朱乃さんは話を把握して、共にいるはずだ。それに…どうもいつもとは違う妙な気配を感じる。勘が酷く何かを訴えかけてるし、こりゃ一波乱ありそうだな

 

 

 

「だったら、終わった後休んだらどうかな?きっと部長もすぐに、っ!?…こんな近くまで来て気付かなかったなんて…この僕が」

 

 

 

って、木場に至っては今更気付いたっぽい。そんなんで大丈夫なのか、『騎士』よ…

 

 

 

 

 

部室へ入ると、かなり重苦しい空気の中グレモリーが座り、両脇に朱乃さん、グレイフィアが控え、塔城がいつも通りの無表情で座っていた

 

 

 

「昨日はどうも」

 

 

「こちらこそ」

 

 

「タ、タカシさん!この綺麗な方と知り合いなんですか!?」

 

 

「偶々会ったんだ。それで知り合っただけ…まあ、グレモリー関係者なのはそこで既に知ってな」

 

 

「全員揃ったようね」

 

 

 

アーシアが暴走しかけたので、グレモリーも早々に切り上げて、話を進めようと口を開く

 

 

 

だが次の瞬間、ドアの付近に魔法陣と共に、膨大な炎が逆巻いた

 

 

 

「暑苦しい…」

 

 

 

取り敢えず火の被害を抑えるべく、俺は『魔力の腕』で魔法陣の前を覆うように展開し、炎の進行を遮る。その炎によって腕の形も露わとなるが、別に何か変わるまでもない

 

 

 

「…フェニックス」

 

 

 

今木場から不穏な言葉が聞こえたんだが、その魔法陣から現れたのは、赤いスーツを着崩した金髪イケメン。胸をはだけて、一言で言えばチャラい男だ。しかもめっちゃ気障ったらしく、炎を片手で払って登場してきた

 

 

 

「やあ、会いに来たよ。愛しのリアぶっ!?」

 

 

 

だが奴は気障ったらしくしてたから、俺の『魔力の腕』を目視しないままこちらに寄ってきたので、思いっきり顔をぶつけて転けた。そして俺は悟った…こいつネタキャラだ

 

 

念の為、イチャモンつけられないよう即座に腕を解除し、何食わぬ顔をしておく

 

 

 

「くっ、う~…やあ、会いたかったよ。愛しのリアス」

 

 

「無かった事には出来ないと思う」

 

 

「うるさい!」

 

 

 

いやぁ非常に苦しいやり方だと思うぜこのチャラ男。鼻とか赤いし、てかグレモリー眷属は笑い堪えまくってるし。塔城すら珍しくプルプルして笑ってやがる

 

 

 

「グレイフィアさん。もしかしてこのタイミングの登場って、さっきの話に関係する方って認識で良いんですか?」

 

 

「はい、彼はフェニックス家の三男であられますライザー・フェニックス様です。同時にグレモリー家の次期当主…つまりリアス様の婚約者にあらせられます」

 

 

「え、えええ!?こ、婚約ですか!?」

 

 

 

アーシアがびっくり仰天してる間に、どうやらチャラ男も機嫌を戻したらしく、ズカズカとグレモリーへ近付いた。…合点がいったな、つまりあいつは婚約相手を勝手に決められて

 

 

 

「ライザー、放して頂戴」

 

 

 

気に食わないから駄々をこねてると。まあ分からんでも無いけどさ?何せ手慣れた動きでグレモリーを抱き寄せてたし、絶対フラフラ女食ってる下衆だろ

 

 

 

 

 

 

 

「はあぁ、リアスの『女王』が淹れてくれた紅茶は美味しいなぁ」

 

 

「痛み入りますわ」

 

 

 

気障っぽく決めてる感じがひっじょ~に痛いチャラ男、もといライザーは朱乃さんの紅茶を評価してるが、どう見ても朱乃さんのお世辞は凍てついてると気付かない点、空気すら読めない阿呆だと分かる

 

 

 

「ライザー、何度も言ってるでしょ?あなたと結婚する気は無いって!」

 

 

「リアス?君が駄々をこねていられる程、グレモリー家が切羽詰まっていないとでも?」

 

 

「家を潰すつもりは無いわ!」

 

 

 

うわぁ見事な平行線。グレモリーの奴は文字通り駄々をこね続ける。チャラ男はバックを余すこと無く使って退く気配も無し。相当こじらせて来たんだなこの人

 

 

 

「俺としては、君の配下全員を焼き払って君を連れて行っても構わないんだが?」

 

 

 

何か口論が物騒な方向に流れてんぞおい。二人して魔力ダダ漏れにして喧嘩腰だよ…

 

 

 

「そこまでで「止めんかガキ共」っ!?」

 

 

「「あたっ!?」」

 

 

 

グレイフィアさんに被せちゃったけど、まあいいや。即座に『魔力の手』を使い、グレモリーの机から厚めの本二冊を引き寄せ、軌道上にいた馬鹿二人の側頭部へクリーンヒットさせた。あ、チャラ男の奴耳に直撃してる。ありゃ痛いぞ~、やったの俺だけど

 

 

 

「お前ら力量測って威嚇しろ。貴族がこんな短気でいいのか全く」

 

 

「…殺す!」

 

 

 

だけど次の瞬間、チャラ男がこちらへ向けて炎を放つ。だから場所考えろやこいつ!

 

 

 

「馬鹿正直な野郎だな」

 

 

 

俺が魔力に込め、『腕』を具現化したのと、チャラ男の炎がぶつかったのはほぼ同時だった。視界は真っ赤だけど、壁となる魔力は熱も通さないようだな。魔力って便利

 

 

 

「ハハハハ!さすがはゴミだな!良く燃える!」

 

 

「ライザー!あなた何てことを!」

 

 

「上級悪魔であるこの俺を軽く見た奴が悪い!死んで詫びるのが当然だ!それに人間だったようだし、下級種族をここに置いていたお前も悪いのだぞリアス!」

 

 

 

何か俺死んだ事になってるし。このままフケてやろうか…いや、癪だし啖呵ぐらい切らせてもらおう

 

 

 

「てめえら勝手に俺を殺してんじゃねえ。後チャラ男、せめて死体確認してからモノ言いやがれ」

 

 

 

俺は燃え盛る炎を『腕』で握りつぶし、視界を戻す。それを見たチャラ男は驚きを表した間抜け面を、部員連中はホッとした顔をしていた。グレイフィアさんの目は、まるで品定めするような目つきで俺を睨んでたがな…勘だが悪い予感しかしない。今の俺じゃあの人は手に余る

 

 

 

「なっ…馬鹿な!タダの人間が俺の炎を!」

 

 

「ここにいる時点で普通じゃないこと位ガキでも分かるがな?」

 

 

『Boost!』

 

 

 

俺は左手の篭手、『赤龍帝の篭手(ブーステッド・ギア)』を装着し、ブーストを開始する。牽制と迎撃の意味合いを込めてだ

 

 

 

「っ!『赤龍帝の篭手』!?貴様『赤龍帝』か!」

 

 

「『仮初め』だがな。どっかの誰かさんよりは強いかもなぁ…」

 

 

 

そう言って悪どい笑みを浮かべてやると、向こうの警戒が一気に跳ね上がった。今更過ぎて呆れてくる

 

 

 

『Boost!』

 

 

 

「俺は駒王学園二年、オカ研部所属の平民…近衛剛だ。ぶっちゃけここの居心地は割と良いんだ、あんま"俺のテリトリー"で好き勝手やってると羽毟るぞ」

 

 

「忌々しい…神滅具が無ければただのクズのくせに!」

 

 

 

まあ、否めないがな?それでも有るもの使ってんだ、文句は聞かねえ

 

 

『Boost!』

 

 

「このままでは拉致があきませんね。ですがそうなる事はこちらも予想済み…お二人とその眷属には、『レーティングゲーム』をして頂き決着をつけてもらいます」

 

 

「ん?その単語って…支取さんが言ってたような?」

 

 

「いいわ、受けて立つわ!」

 

 

「リアス、本気で言ってるのか?俺は既に成人して何度もゲームを経験している。それに比べ君はまだ未成年じゃないか。やるだけ無駄だと思うがね?」

 

 

『Boost!』

 

 

 

知らぬ間に四度ブーストしつつ、俺はチャラ男の言動に疑問を感じた。ゲームってのはどうも穏やかなもんじゃ無さそうだし、実力差云々の話をしているのなら聞いておくべきだ

 

 

 

「悪魔の社会では、『レーティングゲーム』は謂わば力の見せ合い…権力の誇示を示すものなんだ。『王』である部長を筆頭とした僕達『駒』は、このゲームの勝敗次第で、出世もその逆も有るんだ」

 

 

「リアルチェスって奴か。確かに熟練者にケツの青いガキが挑んでも無駄と思うわな」

 

 

「あなたは黙っててちょうだ「だけど」…?」

 

 

 

あくまでこの場で大事なのはそこじゃぁないよな

 

 

 

「これは『誇り』を、望む『願い』を求める戦いだ。退く選択は有り得ねえわな?第一勝率だってゼロじゃない…はず」

 

 

「そこは言い切って下さい」

 

 

 

仰る通りで猫娘

 

 

 

「くっ、はっはっは!これだから馬鹿は困る。まともに戦えるのはリアスに『女王』の『雷の巫女』位だ…リアス、君の眷属がこれで全部だとしたら、君に勝ち目は無い」

 

 

 

するとチャラ男は指を鳴らし背後に再び魔法陣と炎を呼び出す。そこにはゾロゾロと人影が見え、派手な演出が終わると、そこには15人もの女がずらりと現れた

 

 

 

「何故ならこちらは駒全てが揃っているんだからな!」

 

 

「え?もしかして、こいつこれ見せるだけで勝ち誇ってんの?」

 

 

「私にとっては何故あなたがこの光景を見て、そんな涼しい顔をしているのかが疑問に思えるのですが」

 

 

 

どいつもこいつも個性溢れるメンバーなこって。でも各々の平均的な魔力とか存在感らしきもんは高い…んだろうな。最悪いかにも魔法使い的な黒髪のセクシー美女を除く連中は、朱乃さん未満塔城以上って所か

 

 

 

「ご自慢のハーレム見せた所で何にも変わらねえぞチャラ男。そんなの見せても部長が戦意失う訳でもねえし、逆に"この程度"で済んだんなら気張りすぎ無くて済むわ。てか爆発しろよリア充、いや不死鳥っぽいし凍り付けよ。モテない男の嫉妬の鉄槌で心そのものを叩き折られろよ」

 

 

 

「後半の部分が無ければ恰好がついたのに」

 

 

 

事の元凶が煩い。俺もあんま言えた口じゃねえけど、こんなカオス状態でほっとく程俺もまだイカレちゃいねえさ

 

 

 

「さっきから小煩い人間が、そんなに羨ましいか?お前では一生こんな光景作れまい!」

 

 

「事実なだけに言い返せねえ!けどそんないつ背中刺されるような光景作る位なら、俺は大人しく諦めるね」

 

 

「そ、それならタカシさんの将来は私が!」

 

 

 

こんな時に爆弾投下すんなアーシア、取り敢えず頭を鷲掴みして止める。あぅっとか言ってたが許せ

 

 

 

「こんだけいんのにまだ飽きたらず女の尻を追うかよ。そら部長も嫌がるわ、誠意が見えねえ」

 

 

 

ま、こいつらに喧嘩売る相手の程を見せてやっても良さそうだ。首を回しながら、俺はゆっくりとチャラ男共の下へ歩み出す

 

 

 

「タカシ、何を」

 

 

「俺はあんたに付くぜ部長?この野郎は個人的に気に食わねえ」

 

 

「止めなさいタカシ、今事を荒げた所で何も変わらないわ!」

 

 

「そうだぞ小僧、寿命を縮めたく無いなら尻尾撒いて隅にいとくんだな」

 

 

「鳥籠でクソしてなお坊ちゃん。世間知らずがチビって恥かく前に用でも足してな」

 

 

 

徐々にチャラ男共に近付く中、チャラ男の額に物凄い青筋が見えた。おぉおぉキレてるキレてる

 

 

 

「貴様、ライザー様に対して何たる無礼を!」

 

 

「何だいセクシー魔法使い、みた感じ『女王』みてえだが、今の俺には絶対勝てねえぞ?」

 

 

「何を!」

 

 

「落ち着きをユーベルーナ様、こんな地味な男に息を荒げるだけ無駄かと。ここは私が身の程を教えて差し上げますので」

 

 

 

すると俺の前に進み出て来たのは、下っ端らしき棒を構えた女だった。てか恰好よ、ハッピか何かで?祭りで御輿担いでそうな女だ

 

 

 

「邪魔だ」

 

 

「あなたこそ」

 

 

 

するとそいつは高速で俺の懐へ潜り込み、棒を握り締めて俺へ突き出してきた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「だから言ってんだろ、"今の俺には勝てない"って」

 

 

『Explosion!』

 

 

《!!!!》

 

 

「っ!!!がっ!?」

 

 

 

ま、チャンスのとこ悪いが、俺は左手でブーストし続けていた篭手を発動させた。ふむ、どうやらいつの間にかストッパーらしきもので五回のブーストから増えていなかったらしい。それでも倍化した俺の魔力は、周りの連中には荷が重すぎたと見た。何か窓ガラスヒビ入ったり部屋が揺れたりしてるし、一番近くにいたハッピ女は棒を取りこぼして呼吸が乱れていた。他の奴らも気圧されて動けないっぽいな、グレイフィアさんはビックリしてるだけで余裕そう…うん、絶対敵に回したくない

 

 

 

「頭悪いだろてめえら。くっちゃべってる間、いつブースト止めてたよ?篭手の事知ってるクセに時間与えるとか片腹痛いわ。今ならチャラ男抜きのハーレム要員なら上手く立ち回れるけど?」

 

 

「な、んだ…この魔力量は!貴様人間では無いのか!?」

 

 

「鶏の亜種がほざくな、レッキとした人間だよ。…舐めてると火傷すんのはそっちだ」

 

 

「タカシ…あなた、元の魔力がまた上がったの!?こんなの…信じられない」

 

 

 

敵味方なしにビビられてるよ…まあ、あの夢があるから、離れててくれるのは有り難いかな

 

 

 

「不死だっけ?なら生き返る事すら嫌になるまで殴り倒してやる。喧嘩売る相手見なかった…てめえの浅はかさを呪え」

 

 

「ぐっ…」

 

 

 

余りの差に反論も出来ないようだ。そんなチャラ男を無視して、俺は足元で未だ転がっているハッピ女へ視線を送り、しゃがみ込んだ

 

 

 

「で?問題だ…身の程知らねえのは何処のどいつだ?」

 

 

「ひっ!ぁ…」

 

 

 

恐怖に歪む女を更に追い込むように、俺は指で女の顎を持ち上げ、無理やり目を合わさせた

 

 

 

「【消すぞ?】…っ!」

 

 

「ひぃぃっ!」

 

 

 

だけど俺は見た。女の瞳に映る自分の姿を

 

 

 

 

 

 

狂気に満ちた笑み、紫の炎を灯した右目を輝かせた…あの龍の特徴を彷彿させる俺の姿を

 

 

何だ…今俺じゃない"何か"が言葉を被せたような!

 

 

 

「タカシ!もう止めて!」

 

 

「はっ!っ!?え…」

 

 

 

すると俺は、またも驚愕する。俺の意思とは反した動きを、体が取っていた

 

 

 

「あ…がっ…!」

 

 

「貴様!その手を離せ!」

 

 

「タカシ!やり過ぎよ!それじゃその子が死んでしまう!」

 

 

 

俺は全く知らぬ間に、ハッピ女の首を片手で締め上げ、持ち上げていた。その手に必死に掴みかかるグレモリー。チャラ男共は迎撃しようにも、俺が女を盾にしていて手が出せない状況だった

 

 

俺はすぐに手を離し、ハッピ女を地面に落とした。だけど女は呼吸を整えもせず、俺から逃げるように四つん這いで逃げ出し、眷属達へ介抱されていた

 

 

 

「あ…うぁ…」

 

 

「貴様…よくも俺の眷属を殺そうとしたな!」

 

 

「ち、違…俺は」

 

 

「落ち着いて下さい」

 

 

 

一触即発、そんな空間へ何の気兼ねなく待ったを掛けたのは、グレイフィアさんだった

 

 

 

「ライザー様、今はそこの『兵士』の為に早急にここを去るべきかと。決着は後のゲームでいくらでも出来ます」

 

 

「だが!」

 

 

「これ以上の事は、お二人の仲介ではなく、魔王の『女王』として対処させて頂きます。期日は十日後、それで手打ちにして頂きとう御座います」

 

 

「……ちい!人間!十日後のゲーム、お前だけは絶対に生きて返さん!覚えていろ!」

 

 

 

吐き捨てるように叫んだチャラ男は、魔法陣を展開し、眷属共々転移する。その全員の目が、俺に殺気を宿して向けられて、だ…

 

 

 

「……」

 

 

『Reset!』

 

 

 

沈黙が支配する中、篭手の効力が失われ、魔力が霧散した。それと同時に胃からせり上がる何かを感じ、吐き出した

 

 

その色は、赤

 

 

 

「タカシ!!」

 

 

「がはっ!ごぼっ!触るな!!」

 

 

「きゃっ!?」

 

 

 

ずっと俺の腕に抱きついていたグレモリーを、俺は無理やり振り解くが、勢いが強く、グレモリーは尻餅をついてしまった

 

 

 

「あ…」

 

 

「タカシ、さん?」

 

 

 

分かる、俺に向けてくる皆の視線が。そこに宿る感情が

 

 

 

「…すんません、グレイフィアさん。助かりました…」

 

 

「……」

 

 

 

黙りかよ、居心地わりぃな

 

 

 

「…ごめん」

 

 

「タカシ…何があったっていうの?ちゃんと説明して!」

 

 

「うるせえ!!」

 

 

《っ!?》

 

 

「俺に近寄るな!側にいるな!皆…皆消えちまう前に、俺から離れてくれ…」

 

 

 

ダメだ、もう居られない。ここに居られる程俺は強くない

 

 

 

「くっ!」

 

 

「タカシ!!」

 

 

「「「「タカシ君(さん)(先輩)!!」」」」

 

 

 

皆の声を振り切り、俺は学校を離れた

 

 

あの夢が現実に起きる予感は、確実に大きくなっていた




タカシ、暴走。次第に見える彼の危険性は、周りは勿論自分すら恐怖を覚えていく

次回特訓編、早めに二巻済ませたい所…

では!
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