ハイスクールd×d 仮初めと虚無   作:Third+s

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オリ展開有ります。どうぞ!


強化と予兆

『龍の手』を装備した俺はまず、目の前の変態化け物に正面から入る

 

 

 

「神器使いか、人間のくせに少しはやるじゃないか!ヒァアアア!」

 

 

「出来ればこんなもんに関わりたくもなかったけど、ね!」

 

 

 

すると野郎、どっからともなく両側に切っ先のある槍を二本取り出して俺に突き出してきた。倍化してないのに目はついていける。なら!

 

 

 

「よっ!」

 

 

「何!?」

 

 

 

バックステップで槍二本の攻撃範囲から逃れ

 

 

 

『Boost!』

 

 

「足場作ってくれてあんがとよ!」

 

 

「ぐはあ!」

 

 

 

多少槍の衝撃で飛んできた瓦礫をもらったけど、刺さった槍を駆け上っておもっきり振りかぶった左ストレートを顔面に突き刺してやった。こっちも疲れてんだ、短期集中と行くぜ!

 

 

 

「人間がっ!?」

 

 

「追加だ!」

 

 

 

前の堕天使の時も、確か高い位置の相手に攻撃したら、無防備な所を攻撃された。ならフラフラになるまで追撃しねえとダメだ!丁度俺の方に流れて来た長髪を右手で掴み、体勢が屈んだ女の体に足をかけ、顔にもう一発左フックを叩き込む。でもその時に体が大きく振られ、教会のベンチに思いっきり突っ込んだ。痛えよマジ

 

 

 

「がっ…ぁ、やってること人外だけど…人間だから脆いなぁ…」

 

 

「おのれ、おのれええぇぇぇ!!」

 

 

 

うわぁ、変態化け物が目血走らせてるよ。まあ一応女だし、顔が腫れる位殴られたらキレるわな……俺って外道だな。今更だけど

 

 

 

「う゛おおおおお!!」

 

 

「げっ!あのデカさでどんなけ跳べんだってうおおおお!!?」

 

 

 

ボケッとしてたらあの化け物、驚く程高いジャンプで俺を踏み潰しに来た!もう嫌だ!早く帰って寝たい!

 

 

 

「チョロチョロとする、なっ!?」

 

 

「何してくれとんじゃ」

 

 

 

丁度避けた所に、さっき刺さってたまんまの槍があったので、俺はそれを使ってもう一度跳躍して

 

 

 

「この歩く異常性癖者ああああ!!」

 

 

「ぶふっ!!」

 

 

 

本日受けた仕打ちを精算するような全力+αの左ストレートを放つ。するとどうだろうか、最初の一発に比べて化け物が面白い程よく跳ねて吹っ飛んでいき、壁に衝突した。これって確か木をへし折った時と同じように見える。心なしか体に流れてる何かが不意に左手に集まってる気がするんだが?

 

 

 

「くぅ!人間無勢が!まさか゛この力゛を人間に使おうとは!」

 

 

「は?何言ってんの?まるでまだ奥の手隠してるみてぇなこ、と…」

 

 

 

ハッタリだと思っていた。負け際の戯れ言だと…でもさ、目の前で目に見える程どす黒い何かを噴き出してる化け物見ちゃうとさぁ

 

 

 

「『光栄に思え!貴様はこの『バイザー』様の本気を見られるのだからな!』」

 

 

「あぁ眼福でした~、てことでさいなら」

 

 

「『逃がさん!』」

 

 

「ことわーーーーる!!」

 

 

 

勝てるかボケえええ!あいつから漏れてる何かが倍以上跳ね上がったぞおい!これってもしかしなくても魔力的なあれか!?どっから捻ったあんなの!

 

 

 

「『ふん!』」

 

 

「うお!?」

 

 

 

危ねえなおい!てかあいつ、髪の毛が一束になって鞭になってやがる!

 

 

 

「『さっきまでの威勢はどこへ行った!』」

 

 

「何だ何だおい、槍まで三叉の矛になっちまったよ!てかあんたそんな体青かった!?体調悪いならお薬買って来ようか!?そのまま二度とここ来ないけど!」

 

 

「『ふざけるな人間!!』」

 

 

 

つ、詰んだああああ!!この化け物、バイザーだったか?完全に頭来てやがる!もう一発魔力的なやつ溜めたパンチ入れてみるか?ダメだ!あいつ見たところ質量も上がってるみてえだ!大理石の床がさっきと違って歩くだけでヒビ割れてんのが良い証拠だ!

 

 

 

「『はあ!』」

 

 

「がっ!?」

 

 

 

や、やべえ!捕まった!あいつが投げてきた三叉の矛の間に俺が納まって壁に突き刺さっちまった!これじゃ自力で抜けらんねえ!

 

 

 

「『フフフフ!ようやく捕まえたぞ小僧。どう食ってやろうか…』」

 

 

 

バイザーが愉悦に浸ってゆっくりとこっちににじり寄って来る。しかも素っ裸の上半身が蛇みたいに伸びて俺の目の前にまで来やがった!

 

 

 

「『ふふ、美味そうだ。先程までの威勢が焦燥と絶望に塗り変わった表情…弄びたくなる!』」

 

 

 

うえ!俺のほっぺをベロンって舐めやがった!綺麗な顔してるしスタイル良いけど!目の前の化け物だったら気持ち悪くて仕方ねえとしか思えねえんだよ!

 

 

 

「気持ち悪りぃ、生憎化け物に発情するほど墜ちちゃいねんだよ!!」

 

 

 

けどこいつはミスった。両腕ががら空きの俺に顔をよこすとはな!

 

 

 

「おらああ!!」

 

 

 

さっきと同じ、『龍の手』に恐らく魔力らしい力を溜め込み、一気に殴る為の膂力に変換する!今出来るありったけだ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「『…で?それで終わりかい?』」

 

 

「…いっ、でえぇぇぇ…」

 

 

 

だけどこのチャンスを、俺はモノに出来なかった。まさか質量所か、頑丈さまでここまで上がってるなんて思わなかった。殴った俺が手を痛めるだなんて…!

 

 

 

「『さあ、そろそろ貴様の血肉!戴こうか!』」

 

 

 

バイザーの口が開かれると、顎が真っ二つに割れ、ぞろりと大小様々な歯が俺を狙い先を向けてくる。嘘だろ?ここで終わりなのか?

 

 

 

「『先ずはその忌々しい左手から肩にかけて食らってやろう』」

 

 

 

ただのんびり『平穏』を求めてただけだろ?悪いことなんかしちゃいない

 

 

 

「『ゆっくりだ、ゆっくりと絶望を増幅させ!死を私に請うようになってから頭を食ってやる!』」

 

 

 

それをただ死人の夢見て、訳の分からん力に目覚めて、勝手に襲ってきた奴追い返して付け狙われて…ただ何も出来ずに飯になる?ふざけてんじゃねえ!

 

 

 

 

 

酷く時間がゆっくりに感じる。だが関係ねえ、こんな事あっちゃいけねえんだ。無力で何の罪もない者が潰える事なんてあっちゃいけねえんだ!

 

 

 

 

 

゛こいつにこんな力があるからいけねえんだ!゛

 

 

 

 

 

「…な、に…?」

 

 

「っ!?うわ!」

 

 

 

な、何だ!?どうなってる!どうしてバイザーの奴、゛急に強化を解いた゛?おかげで俺を抑えていた矛が槍に戻って俺は解放された。それにあいつ、口が元に戻ったまま口を開けて呆けてやがる。いつつ、非常にケツが痛い…

 

 

 

「貴様!何をした!どうやって゛私の力を打ち消した゛!」

 

 

 

…?向こうがやった訳じゃないのか?……ダメだ、今ならチャンスなのかもしんねえが、どうやらミスったあのパンチのせいでもう体力が…!

 

 

 

「ぜぇ、ぜぇ…ホンットタイミング悪過ぎだろ。トレ後の戦闘にせよ力の打ち止めにせよ!」

 

 

「くっ!ならばこのまま貴様を食らってやる!」

 

 

 

 

 

「そこまでよ!はぐれ悪魔、バイザー!」

 

 

 

だがその時、扉が開いたと思いきや、あまりにも遅い助っ人が現れた

 

 

 

 

 

 

ほんの一分程前のこと、リアス・グレモリー達は討伐任務を受け、はぐれ悪魔のいる教会にまで転送魔術で移動を終えたのだった

 

 

 

「っ!…何、この魔力は?」

 

 

 

そしてその第一感想は、神経に直接刺激を与えてくるような魔力だった

 

 

 

「ちょっと朱乃!報告と全然違うじゃない!この魔力、確実にA級指定される程の悪魔の気配よ!」

 

 

「あら~、困りましたわ。こんなはずありませんのに…」

 

 

 

明らかに焦燥が全員に伝搬しており、来る以前よりも気を引き締める一行

 

 

 

「…この魔力」

 

 

「あぁ子猫ちゃん、間違いない。近衛君が中にいる」

 

 

「何ですって!?どうしてこんな所に!」

 

 

 

慌ててグレモリーは漂う魔力の気配を探ると、確かに出会った際感じた気配に行き着いた

 

 

 

(でもおかしいわね。あの時感じた神器の気配とは、どこか違う何かを感じるような…っ!?)

 

 

「…朱乃、感じた?」

 

 

「ええ部長。魔力が極端に減りましたわ」

 

 

 

するとグレモリーは突然収まった魔力の気配に更なる疑問を抱く

 

 

 

「部長、それよりも早く近衛君の救出を!」

 

 

「ええ、そうね!」

 

 

 

だがこの場の疑問は一時保留扱いとしたようで、グレモリーを先頭にメンバーは急いで教会の扉へ向かい、そして

 

 

 

「そこまでよ!はぐれ悪魔、バイザー!」

 

 

 

勢い良く扉を開け、初めに壁際で片膝をつく近衛、そして何度も殴られ顔が腫れ上がったバイザーの姿が目に入った

 

 

 

「はぁ、はぁ…お勤めご苦労さん、って言うべきか?それとも遅えぞ馬鹿共って言うべきか?」

 

 

 

息も絶え絶えなのにも関わらず、近衛はグレモリーへ向け精一杯悪態をついた

 

 

 

「どちらも甘んじて受けるわ。遅れたことは許して頂戴…でも、まずはあれから片付けないと、ね?」

 

 

 

グレモリーはゆっくりと近衛に近付くと、そっと肩に触れる。だが近衛はその手を払い、自力で立ち上がる

 

 

 

「生憎まだ立つ余裕はあんだよ…」

 

 

「あらつれない」

 

 

「今悪魔が来た所でえええええ!!」

 

 

 

その時、近衛とグレモリーの元へバイザーが襲いかかり、片方の槍を突き出した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どこを見てるのかな?」

 

 

「っ!?ぎ、ぎゃああああああ!!」

 

 

 

しかしその槍は虚しくも、バイザーの両腕と共に宙を舞い、地に落ちた。何が起きたか見当もつかなかった近衛は、バイザーの足元にいなかったはずの木場を見つけた途端、全てを悟る

 

 

 

「まさか、あいつが高速で斬ったってのか?」

 

 

「あなたチェスは知ってる?悪魔は爵位を持つと下僕の悪魔にその駒の特性を与えることが出来るの」

 

 

 

すると今度は塔城がバイザーの前に立つ

 

 

 

「ガアアアアア!」

 

 

「ぶっ飛べ」

 

 

 

バイザーは無くした両腕など気にせず突進するが、塔城の右アッパーによって見事打ち返され、地に伏した

 

 

 

「祐斗は『騎士(ナイト)』、その特性はスピード…それを最大に活かす武器は剣。子猫は『戦車(ルーク)』、能力は至ってシンプル。馬鹿げた防御力と怪力よ」

 

 

「強ええ、苦労した身にもなれってんだ」

 

 

「…あれほどバイザーを消耗させたあなたが言う?それ」

 

 

 

げんなりする近衛をジト目で見るグレモリーだが、気にせず再びバイザーを見る。そこには丁度姫島が入れ替わりでバイザーと相対していた

 

 

 

「あらあら、どうしましょう」

 

 

「あれ?あの姉さん手元パリパリいってるけど…(正直悪い予感しかしねぇ)」

 

 

 

どう見ても両手に雷をこさえている大和撫子の目が、獲物を見る獣にしか見えない近衛は何となく次の展開が読めてしまった

 

 

 

「彼女は『女王(クイーン)』、駒の特性を全て合わせ持つ王に次ぐ無敵の駒にして最強の副部長よ」

 

 

「まだ元気いっぱいのようですから、こんなのはどうでしょう!」

 

 

 

次の瞬間、姫島の合図と共にバイザーへ膨大な落雷が襲いかかった

 

 

 

「後彼女、究極のSなのよ」

 

 

(勘が当たった。碌でもねえ奴だあいつ!)

 

 

 

非常に官能的な表情でバイザーへ落雷祭りを施す姫島にどん引きする近衛だった

 

 

 

「朱乃、そこまでよ」

 

 

「あらあら、少し残念ですけど…トドメは部長にお譲りしますわ」

 

 

「いやバイザーさん既に虫の息じゃん。いっそ楽に殺してやれよ…」

 

 

 

割と本気で残念がりつつ、自分の指をペロリと舐めてうっとりするドS撫子。グレモリーはそんな彼女とすれ違い様にバイザーへ悠々と近付く

 

 

 

「バイザー、言い残す事は?」

 

 

 

今まで感じた中で最も冷徹な気配をグレモリーから感じた近衛は、悪魔の本質を垣間見たような感覚を覚え、戦慄した 

 

 

 

「っ?」

 

 

 

だが近衛はあるものを見た瞬間、その感覚すら忘れてしまう

 

 

 

 

 

 

雷の影響が残っているであろうバイザーは下を向いていた

 

 

 

だがその顔が笑みで歪んでいたのだ

 

 

 

「っ!クソが!」

 

 

 

その瞬間、近衛は走っていた。リアス・グレモリーの元へとだ

 

 

 

「『ヒァアアアアア!!』」

 

 

「っ!魔力が跳ね上が」

 

 

 

そのすぐ後に、グレモリーを初め他の者も異変に気付いた。だが時すでに遅く、バイザーが顔を上げたその時、バイザーは゛全身を青く゛して舌を伸ばし、舌を剣へと変えてグレモリーを襲ったのだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「邪魔だ!」

 

 

「っ!きゃ!?」

 

 

 

しかしその攻撃に、近衛は追いついた。即座に彼はグレモリーの腕を掴んで後ろへ引っ張ると、尻餅をついたグレモリーをよそに向かってくる剣を見据え

 

 

 

左肩で剣を受けきった

 

 

 

「!!近衛君!」

 

 

「ふ、ふはははは!自ら受けるとは馬鹿な奴だ!」

 

 

「……」

 

 

 

今の近衛に、グレモリーの悲痛な叫びも、バイザーの嘲笑も無意味でしかなかった

 

 

 

「…右足にもやもやを集めて」

 

 

「近衛、君?っ!右足に魔力が集まっている!?」

 

 

「後は気に入らねえ奴に!」

 

 

 

近衛は初めて、自分の意志で魔力を操作していた。そして魔力は思い通りに右足へ収束されると、グレモリー達悪魔は驚愕する

 

 

 

「かかとを振り落とす!!」

 

 

 

次の瞬間、右足を天高く振り上げ、刺さった剣を両手で握り締めながらバイザーの頭部へかかと落としを直撃させた。その衝撃でバイザーの剣もとい舌は根元から叩き折られ、頭は地面にめり込み、地面へヒビを走らせた

 

 

 

「はあ、はぁ…ぐっ!人間舐めんな!クソ悪魔!!」

 

 

 

近衛は折れた剣を両手で引っこ抜き、腹に響く程の怒声をバイザーに浴びせ、中指を立てた

 

 

 

「…よくも」

 

 

その時、リアス・グレモリーから膨大な魔力が放出され、黒い魔力が彼女の前に収束した

 

 

 

 

 

「消し飛べ」

 

 

 

冷酷な死刑宣告、その後には既にバイザーへ黒い魔力が放たれていた。声を上げる隙すら与えられず、バイザーは黒の奔流に飲まれて跡形も残さず消し飛んだ

 

 

 

「うふふ、『紅髪の殲滅姫』を怒らせるなんて愚かというものですわ」

 

 

 

未だに気が収まっていないのか、グレモリーから流れる怒気は止まることがない

 

 

 

 

 

「……いっでえええええ!?」

 

 

 

しかし人間が刺されて平気な訳もなく、近衛は痛み悶えて身を縮めた。どうやらかなりやせ我慢していたようだ

 

 

 

「タ、タカシ!大変、酷い怪我!」

 

 

「何が大変!、だよ!油断して死にかけてんじゃねえよアホ!」

 

 

 

本気で心配していたグレモリーだが、近衛の超涙顔による罵声で思わず足を止める

 

 

 

「てめえら戦闘に慣れてんだろ!王様か知らねえが余裕ぶっこいて返り討ちとか間抜け過ぎじゃボケ!それに眷属共!主の安全位確保してろや!強いから信頼してるなんて理由今の事態じゃ通用しねえんだよ!」

 

 

 

静寂の教会の中、血を流しながら叫ぶ声が良く響く。悪魔達は言い返しようのない正論を黙って聞き、知って間もない彼の意外な一面に驚いていた

 

 

 

「死んだら何もねえんだよ!間抜けに死ぬなら余所でやれ!勝手に俺の顔見知りになって目の前で死に晒してくれんじゃねえ!!」

 

 

 

怒っていたのだ、本気で悪魔達に。自分の理不尽よりも先に、まだ何も知ってすらいない他人に対してだ

 

 

 

「あ、あの…」

 

 

「っ!…あぁやっちまった。悪りぃ言い過ぎた」

 

 

「あ…」

 

 

 

すると近衛は自分の失態に気付いたような素振りで、血が流れる肩を抑えながらグレモリーへ背を向ける。声が出掛かっていたグレモリーを置いて

 

 

 

「悪いと思ってんならこれから絶対に関わるな。…まあ今回八割は俺のせいだから、今まで怒ってたのは矛盾してんだよな」

 

 

 

出来るだけ早く出て行こうと歩く中、前にいた眷属達の間を通る。その中で、姫島が不意におしとやかな笑い声をあげた

 

 

 

「うふふ、タカシ君て意外と、情熱的なのですね」

 

 

「…言ってろドS撫子」

 

 

「…リアスを救って下さい、ありがとうございます」

 

 

 

姫島の感謝に答えることはない。近衛はそれから一言も声を出さず、非常に哀愁漂う背中を見せながらその場を去った




結局ボコられるバイザー…まあ一矢報いただけマシってことで



次回は奴ですね…姿が余りにベクトル操作の第一位に似てるなぁと思うんです、はい


まあ平穏志望のこの男がどう出会うかはお楽しみに!
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