俺の妹がマッドサイエンティストなわけがない!   作:黯音

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俺が未来ガジェット研究所に参加する事になるわけがない

「おい、あんたなのか?秋葉原から人を消したのは」

「ふっ……フーハッハハハ!よくぞ解ったな!俺の名は鳳凰院凶真!世界を混沌へと誘う狂気のマッドサイエンティスト!!」

「オカリーン」

 

 

鳳凰院と名乗った男が白衣を翻した時、男の後ろから聞いたことのあるような声が聞こえた。

「あっ、まゆしぃさんの知り合いなんですか」

良かった知ってる人がいた。しかし安心した俺にまゆしぃさんはこう言った。

「えっ?まゆしぃはまゆしぃだけど誰ですか?…………あっ!もしかしてお店のお客様?」

「えっ?なに言ってるんですか?さっきメタルうーぱを一緒に探したじゃないですか?」

「まゆしぃが探していたのはオカリンなのです。メタルうーぱは欲しいけど持ってないのです」

どういうことだ?確かにさっき一緒に探し物をしたのはこの人だ。なのになぜ?

「まゆり、何をしていたのだ。探したのは俺の方だ。急に目の前から消えよって」

「?オカリンも何を言ってるの?まゆしぃはずっとラボにいたよ。NewSを見て探しにきたんですよ」

「NewS?何のことだ?」

「あれだよ」

 

まゆりさんが指差した先に、俺達は見た。さっきまで中で買い物していたラジ館に人工衛星が刺さっているのを!!

 

「なっ!?何だよあれ!」

そう言った瞬間、桐乃から電話が来た。

「……あんた、今どこ?」

「それはこっちの台詞だ。今どこにいるんだ?」

「はぁ?あんたが昨日『プリティガーデン』でオフしようって言うから沙織達といるんじゃん、なのに急にフラッて迷子なってケータイも出ないしニュースではラジ館に人工衛星が落ちたっていうし……」

「すっ……すまない」

訳がわからない。俺が?『プリティガーデン』に行こうと言った?

記憶が食い違っている?

 

「俺を探しに来ただと?俺はドクター中鉢の会見を聞きにきただけだが?」

「そうなんだよー。ダル君にじーぴーえすでオカリンの場所を調べてもらったのです」

「そうか……すまない心配かけたな。そういえば女は、牧瀬紅莉栖はどうなった?」

「…………クリスさんって?」

「まゆり何を言っている?ラジ館8階で刺された女がいて救急車で運ばれただろ?」

「そんな人はいないよー」

 

鳳凰院さんはもしかしてさっきから薄々思ってたが俺と同じ状態なのか?

「あのーすいません。鳳凰院さん、もしかしてあなたも記憶に食い違いを感じています?」

「まさか!君もか!いや……違うな。貴様機関のエージェントか!」

『もしもし、俺だ!これは一体どういう事だ!機関の人間に見つかった。至急応援を頼む! ではエル・プサイ・コングルゥ……』

鳳凰院さんは突然携帯を取り出し、誰かに連絡した。

 

「お前名前は?」

「高坂京介だ。あんたさっき一体誰に連絡したんだ?」

「ふっ……機関の人間に語るわけがなかろう……」

この人話が通じない……そもそも機関ってなんだ?

そう思っていると鳳凰院さんの電話がなった。

「どうしたダル。……あぁまゆりには会ったぞ。そうだ、ダル調べて欲しい事がある。牧瀬紅莉栖はどうなった?…………何故牧瀬紅莉栖かだと?ラジ館で刺されたではないか?……そんな事は起こっていない?お前もか。分かった……今ラボに戻る」

鳳凰院さんが明らか困惑しているのが分かった。

「貴様にこれを渡しておく。後日顔でも見せに来い、聞きたい事があるのでな。さらばだ!フーハッハハハ!」

そういって俺に住所を書いた紙を渡し鳳凰院さんは帰っていった……。

 

『プリティガーデン』に着き、桐乃と沙織、黒猫にさっきあった事を言うと

「なんであんたラジ館なんかにいってんの?」

「まだ日が高いのに夢遊病だなんて大変ね」

「それにしてもその鳳凰院凶真という方は不思議な方ですな」

「とりあえず明日でもこの住所に行ってみるよ」

「あっ!おにいちゃんこの住所、『メイクイーン+ニャン2』の近くじゃない?」

きららさんが教えてくれた。

あぁあの近くなのか。フェイリスさんにも会ってみて話を聞かないとな……

 

 

後日俺は、『ブラウン管工房』と書かれた店の前にいた。

「すいませーん」

「おう!客か?」

店には筋肉質のおっさんがいてにこやかな笑顔を向けてきた。

「ひっ!あのこの近くに『未来ガジェット研究所』という場所ありますかね?」

そう言うとおっさんは急に険しい表情をして

「あぁてめぇ!岡部の知り合いか?あいつなら二階にいるぞ。あいつに会ったら言っといてくれ。今月の家賃まだだぞってな。」

そう言うとおっさんは親指で二階を指した。

「ありがとうございます!失礼します」

俺はそそくさと店を出た。正直あのおっさんは親父とタメはれるぐらい怖かった。

 

おっさんに言われた通り古く錆びた階段を上るとそこに確かにあった

…………『未来ガジェット研究所』

 

チャイムを鳴らすと見知れた顔が出てきた。

「あぁきょうすけくんだぁ。トゥットゥルー♪」

「……あっどうも。あの鳳凰院さんいますか?」

「鳳凰院?……あっオカリンの事?ちょっと待っててね。……オカリーン。きょうすけくんだよー……いいよ入って」

 

まゆりさんに案内され中に入るとソファーに横になっている鳳凰院さんがいた。

「あぁ来たか……高坂、まぁそこに座れ」

鳳凰院さんがそういうとまゆりさんが座布団を持ってきてくれた。

「どーぞー」

「すいません。使わせてもらいます」

「高坂、お前は気づいているのか?この世界の異変に?」

「異変?それってあんたと俺だけがある記憶の事か?」

「その通りだ……最初俺は、お前が何かしたのかと思ったが気のせいだったようだ」

それは俺も同じだ。最初俺は鳳凰院さんが何かしたと思ったがこの人も一緒だったのか。

「あんたは何を知ってる?」

「結論から言うと何も知らない。ただ俺とお前は恐らく運命石(シュタインズゲート)の選択によって選ばれたのだ」

「中二病乙」

カーテンを開いた先から橋田さんが出てきた。

「うるさいぞダル!電話レンジの不具合は直ったのか?」

「全然?どうやってもダメだよ。やっぱり電話レンジの不具合の原因が解らん」

「橋田さん!あなたもここに居たんですね」

「ん?誰君?どっかで会ったことある?」

橋田さんもかという事は恐らくフェイリスさんも…………

「ダル、コイツは高坂京介。新しくラボメンになった」

「らっ……ラボメン!?」

「そうだ!!貴様には栄えあるラボメンNo.4をくれてやろう!!」

「わーい♪ラボメンが増えたのです」

「あきらめな。オカリンは一回言ったことには頑固だから」

 

 

どうやら俺はこのわけのわからない研究所のメンバーにされたらしい…………




ー死んだ筈なのになぜ!?
ー変態!
ーどうやら思ってたより状態は危ないな
ーオーキードーキー!
ーおい桐乃!


次回!蘇った天才
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