〜本編〜
ルカ「龍さ〜ん♪」
龍「ん?どうしたのルカ」
ルカ「あのね、お腹空いたの」
龍「今作ってるから待っててね〜」
ルカ「うん〜♪」
魔理沙「…なんかありえないほどすんなり馴染んだなあの二人…龍が良い奴だからかな?なぁどう思う霊夢」
霊夢「……」
魔理沙「霊夢?」
霊夢「………腹立たしい」
魔理沙「は?」
霊夢「実に腹立たしい(イライライライラ)」
魔理沙「(๑╹ω╹๑)」
瑠樺は龍ととても仲良くなった。龍がいい人だからか、それとも同年齢のように見えるからなのだろうか……
まぁそれをよく思わない人も幾らかいるわけであって…
そんなこんなで霊夢が瑠樺を拾ってきてから早2週間が経過していた。
ルカ「やっぱ龍さんのご飯は美味しいです」
魔理沙「だよな〜。こんなうまい飯毎日食ってるやつが羨ましいぜ」
龍「それほどでもないですよ〜」
ふと魔理沙は霊夢の方を見た。手元を見るとお茶碗を持つ手が震えている。いや、震えていると言うよりは今にもお茶碗が割れそうなくらい力んでいるのだろう。心無しかお茶碗が悲鳴をあげているように感じる。割れる…割れるって……
魔理沙「お、おい霊夢おちつけ(ボソッ)」
霊夢「あ?潰すわよ」
魔理沙「黙ります」
ルカ「……魔理沙さんは霊夢さんの事を信用してるんですね」
魔理沙「え?」
霊夢「は?」
ルカ「『まぁ霊夢の事だから半殺しにはされても殺されはしないだろうし』って感じですかね?」
魔理沙「何だ急に……あ、えぇと……相手と同調する程度の能力だっけか?」
ルカ「えぇはい…そんな感じです」
魔理沙「便利そうだよなぁ…(唐突でびっくりしたけど)」
霊夢「なんかさとりみたいよねぇ…能力的にはあまり近寄りたくはない部類だわ」
魔理沙「お前はどうせ読まれないだろーに…」
霊夢「能力的にはよ、能力的には…パッと見人柄は良さそうだし」
ルカ「周りにいい人がいれば…なんですけどね…あはは(汗)」
霊夢「要するに誰かいい人と居ないと不味いって事ね」
ルカ「はいっ!だから龍さんと一緒にいるのですっ!ねっ?」
龍「わわっ…ご飯中にくっつくのはNGですって(汗)」
パキッ
一同「…あっ…」
皆の会話はその音で途切れ、部屋内はひとたびの沈黙に包まれた。
何の音かは…まぁ…言わなくても分かるよね?よね?
(その後破片はちゃんと片付けました。危ないからね)
それから少し経ち、龍とルカは外に買い出しに行った。買い物ついでに見覚えのある景色が無いかどうか2人で探してくるそうだ。
そんなこんなで神社には霊夢と魔理沙が取り残されていた。
霊夢「無理だわ」
魔理沙「諦めんなよ…諦めんなよお前!」
霊夢「あ?」
魔理沙「黙ります」
霊夢「あれ面倒みろと?あまつさえ幸せにしろと?無理無理」
魔理沙「何でそんなキレてんだよ…てかお前が言い出したんだろ」
霊夢「あれは紫がそう言ってたのよ」
魔理沙「そ、そうなのかー…」
さとり「あれはぶりっ子じゃなくて純粋なんですよ。それにしても嫉妬なんてらしくないじゃないですか霊夢さん」
魔理沙「おぉう…いたのかさとり…そして尽く霊夢に喧嘩売りに行ったなオイ」
霊夢「確かにそうね…覚悟出来てるんでしょ?」
さとり「あ、\(^o^)/」
……数分後……
霊夢「さて…貴女は何も聞いてない…OK?」
魔理沙「OK!…しっかしまぁ随分と派手に(ry」
霊夢「貴女は何も見ていない…OK?」
魔理沙「OK!…部屋の血なまぐさい匂いが落ちなく(ry」
霊夢「貴女は何も嗅いでいない…ってか血が飛び散るほどボコしてはいないわよ!」
さとり「ゲフゥ…」
魔理沙「え?でも血の匂いがするんだが?」
霊夢「えぇ?…」
霊夢は注意深く辺りを嗅いでみた。確かに強くではないが確かに血の香りが漂っているように思える。腐乱臭のような匂いではなくまだ新しい鮮血の香りだ。
霊夢は(自分がダウンさせた)さとりを(無理やり叩き起 )起こし、3人で周辺を調べてみた。すると魔理沙が神社の軒下から匂いが届いていることに気付いた。
目を凝らして見てみると奥のほうに小動物らしきものが倒れているのがうっすら見えた。
魔理沙「ほらマジだっただろ?」
さとり「えぇマジでした」
魔理沙「やっぱマジだったぜ」
さとり「魔理沙さんマジすげーですね」
魔理沙「私マジすげーよな」
霊夢「なんかウザイからアンタたち退治してもいいかしら」
魔理沙「黙ります」
さとり「右に同じく」
霊夢「まったく…」
面倒臭いときにだけは意気投合するから余計面倒臭い……
そう思う霊夢であった。
軒下から見つかったのは白猫だった。しかしその身体中を泥で汚し、なおかつ腹部を白い毛並みを真っ赤に染めていた。
霊夢は猫を抱えて永遠亭に飛んだ。魔理沙とさとりは龍達が帰ってきた時の為のお留守番だそうだ。
結論から言うと、猫は助かった。
…のだが、2人は色々おかしいと考えた。
1つ目は、何故通常なら死んでいるはずの血の量が流れているのに猫は気絶だけしかしていないのか。
2つ目は、何故僅かに猫から妖気と霊気が感じられるのか。
3つ目は、何故このような重症を負いながら、博麗神社の軒下まで辿りつけたのか。
霊夢と永琳は長い時間考え、話し合った。この2人が対面で話し合うなんて事はこれまでなかった為か、はたまた2人が稀にしか見ないほど真剣だったからか、鈴仙やてゐは2人の話に首を突っ込めずにいた。
魔理沙「なぁさとり」
さとり「ん?なんでしょう」
魔理沙「あの猫、飼い猫なのか?」
さとり「多分野良です」
魔理沙「なら名前決めようぜ」
さとり「なら、霊夢さんや龍さんが帰ってきたらみんなで考えましょうね」
魔理沙「おう!」