ChaosDragonStorys   作:月影龍

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【第2章】

 

 

 

 

〜本編〜

 

 

 

 

 

 

龍と魔理沙は幻想郷の空を駆けていた。

 

ゆらり揺られるまま辿り着いたそこには、

1軒の神社が建っていた。

 

いい具合に古く、風情のある神社だった。

 

御参りをしようとすると

「こんなとこ御参りしたら呪われるぞ」

と魔理沙に茶化されたが、

龍はアリスから貰っていたお小遣いをお賽銭に入れた。

 

すると奥から綺麗な黒髪の少女が現れた。

 

???「あら?御参りなのに結構な額を使うのね、感心感心。魔理沙、アンタはなんかあるんじゃないの?」

 

魔理沙「そう水臭いこと言うなよ〜。お賽銭はほら、まりちゃんが来てあげたことってことで…」

 

???「あ?」

 

魔理沙「今度持ってきます」

 

???「それで宜しい」

 

魔理沙は拗ねて神社の奥に消えていってしまった。

 

???「それで?アンタは誰?見ない顔だけど」

 

龍「ぼ、僕は月影龍といいます…」

 

???「龍ね、覚えておくわ。私は霊夢、博麗霊夢よ。よろしく」

 

龍「よろしくお願いします」

 

 

 

 

 

???「……で?アンタは何なの?」

 

龍「っ!?」

 

刹那、背筋が凍りついた。

 

背後から聞こえた冷ややかな声色は

先程まで前方で話していた穏やかな声とは

全くの別物のようだった。

 

首元に置かれているのは

先程彼女が持っていたお祓い棒だろうか

 

それが伝える威圧感や存在感は

刀などの凶器すら凌ぐほどの

危なっかしさを漂わせていた。

 

 

魔理沙が異変に気付き、仲裁に入るまでの数秒間は

龍にとって永遠に近いほど長い時間だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魔理沙「…まったく霊夢は」

 

霊夢「あ?」

 

魔理沙「何でもないです」

 

霊夢「…全くアンタらは…私に一声くらいかけなさいよね」

 

魔理沙「だから言いに来たんじゃないか」

 

霊夢「絶対違う」

 

魔理沙「なんでだよ、根拠は?」

 

霊夢「勘」

 

魔理沙「おっおう…」

 

霊夢「…で?何の用?」

 

魔理沙「あぁ、アリスと相談したんだがな?」

 

霊夢「……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魔理沙「此奴をお前の弟子にしてやってくれ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢「…はぁ?」

 

龍「えぇ!?」

 

魔理沙は蔓延の笑でとんでもない爆弾を落としていった。

 

魔理沙「龍はいいぜぇ?料理洗濯その他諸々、アリスのお墨付きと来たもんだ。楽したいお前には丁度いいだろ?」

 

霊夢「あのねぇ…」

 

魔理沙「…頼む」

 

霊夢「……」

 

魔理沙「……」

 

少しの間沈黙が続いた…

 

2人の様子を見るとアリスの時と同じようにあまり仲がいいようには見えないが、2人にしか通じない何かがあるような気がした。腐れ縁、悪友と言ったところだろうか…

 

霊夢は何かを振り払うように溜息をつき、

 

霊夢「…で?私に何をしろと?」

 

魔理沙「此奴に弾幕ごっこと空の飛び方を教えてやってくれ」

 

霊夢「どっちともアンタ、教えれるじゃないの」

 

魔理沙「弾幕は私も一緒に教えてくつもりだ、だが飛ぶのは私は箒だからな…まぁ飛べなきゃ繕ってやるさ」

 

霊夢「……」

 

魔理沙「……」

 

霊夢は睨みをきかせ、魔理沙は愛想笑いを繕っていた。

 

霊夢「……龍、だったかしら?少し表に出ててくれる?」

 

龍「は、はい」

 

呆気に取られながらも

龍は大人しく部屋からでていった。

 

霊夢「…で本音は?」

 

魔理沙「…」

 

魔理沙「…何にせよ正体不明だ、博麗神社に置いておけば監視が行き届くだろ?」

 

霊夢「なるほど…紫が黒幕ってことはよく分かったわ」

 

魔理沙「あれ?バレちった?」

 

霊夢「…まぁ人里に危害を及ぼす可能性がある以上、放っては置けないわね」

 

魔理沙「人か妖怪かすらも分からないからな、妖怪だって分かっても突然退治なんかするなよ?」

 

霊夢「…その時はその時よ」

 

魔理沙「…」

 

魔理沙は気難しい顔で頭を掻く…

 

霊夢は透き通った目で窓の外を見通す…

 

霊夢「嗚呼…なんだか…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢「雲行きが怪しくなってきた」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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