〜本編〜
…あの日から龍は博麗神社で生活していた。
家事を着々とこなしながら霊夢の修行を受けていた。
龍はどんな稽古でも弱音を吐かなかった。
初めは面倒臭がっていた霊夢も教えていて
楽しくなったのか自分も修行に励むようになった。
魔理沙曰く、
「尋常じゃない、じゃなくて人常じゃない、だぜ」
…らしい
…龍が博麗神社に住み始めてから
6週間が経とうとしていた
霊夢「1ヶ月半でこんなに変わるものなのね」
龍「霊夢さんの教え方が上手いおかげですよ♪」
霊夢「…アンタねぇ、少しは自尊しなさいよ」
龍「そういうのは得意ではないので…」
霊夢「あと何回も言ってるけど敬語禁止」
龍「は、はい」
霊夢「全く…」
霊夢とそんな会話を繰り広げていると…
魔理沙「おーい霊夢ぅ〜」
霊夢「あら泥棒さんじゃない、
生憎うちにはめぼしいものはあまりないわよ?」
魔理沙「心配すんな、
お前ん家にめぼしいもんがあったら逆に怖い」
霊夢「あ?」
魔理沙「黙ります」
霊夢「…で?前に来た時の話は?」
魔理沙「あ、」
霊夢「忘れてた、なんて言わないわよね?」
魔理沙「あ、アリスを連れてきたからこれで勘弁するのぜっ」
霊夢「元の場所に返してきなさい」
魔理沙「ひ、酷いのじぇ…」
霊夢「…で?何しに来たのよ」
魔理沙「いやおサボり巫女が真面目
に修行してるって聞いて高みの見物をと…」
霊夢「あ?」
魔理沙「黙ります」
霊夢「はぁ…んで?アリスは何でここに?」
アリス「成長した龍ちゃんを見たくって…えへっ」
霊夢「親かアンタは」
アリス「一応名付け親だしぃ」
霊夢「はいはい…」
アリス「…まだ少ししか経ってないのに立派になってねぇ…霊夢のお陰ね♪」
霊夢「……」
魔理沙「……」
アリス「……」
やはりこの3人、仲がいいのか悪いのか分からない。
龍は改めてそう感じた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
……「それで?あの子はどんな感じ?」
魔理沙「異常だぜ、少し前までは弾幕ごっこのだの字も知らなかったんがなぁ…今では並の妖怪なら倒せるんじゃないか?」
……「へぇ♪益々バケモノじみてるわね」
魔理沙「お前も悪趣味だぜ……んで?そっちの方はどうなんだ?」
……「1歩も進んでない状況よ、誰かなんて所以前に何かすら分かってないんだもの」
魔理沙「難攻不落って感じだな」
……「…気に食わないけど:動く大図書館:と:幻想郷の記憶:にも手伝ってもらってるところよ」
魔理沙「お前がアイツらに救援を求めるなんてな…最悪のケースが頭をよぎるぜ…」
……「……」
魔理沙「んで?お前がそこまでして動く理由はなんだ、確信的なことでもあったのか?」
……「別に?」
魔理沙「はぁ?」
……「前からよく言うでしょ?」
…「巫女の勘はよくあたるってね」