沸騰する混沌の核…
盲目白痴の魔王…
形なく知られざるもの……
どれもあの御方の名…
あの御方は無より現れ無に消える…
あの御方はこの世の全てでありこの世の何物でもない…
あの御方、いや、「それ」はハジマリにしてオワリ…
嗚呼…今宵もまた…
…崩壊が始まる…
〜本編〜
霊夢「ねぇ〜まだぁ?」
龍「もう少しですから待ってくださいね」
龍達は今食卓を囲んでいた。
魔理沙が香霖堂からたこ焼き器?
なるものをもって来たので
今晩はこれを使ってご飯を作っている。
(正確にはたこ焼き器のプレート部分のみなので
七輪を改造して使っている)
使い方も材料も分からないので
適当なものを適当に焼いている状況だ。
霊夢はお米を丸くして焼いている、
要するに小さい焼きおにぎりだ。
普通に作った方が楽だと思うのだが…
魔理沙はほっとけーきみっくす?とかいうものを持ってきた。
どこから持ってきたのか聞くと
「メイド長にお願いしたら貰えた」
そうだ…
龍はどら焼きの元を里の和菓子屋から頂いて、
それを焼いている。
正直どの使い方があっているのか、はたまたどの使い方もあっていないのか、使い方を知ってる人がいたら聞いてみたいものだ。
魔理沙「そういえば明日は宴会だったな」
自分の焼いたものを満足げに食べながら魔理沙は言った。
龍「昨日の活躍凄かったですよ!霊夢さん」
霊夢「敬語禁止、はぁ…全く…」
2日ほど前、幻想郷で中規模な異変が起きた。
突然妖精が凶暴化し、各地で暴れたらしい。
一通りの鎮圧後、黒幕である氷の妖精の暴走を止め、
異変は収束したらしい。
鎮圧には丸一日かかったらしい。
魔理沙「あーあ、私も異変解決したかったぜ…」
今回、魔理沙は龍と博麗神社で神社周りの妖精を退治していた為、直接的な関与ができなかったのだ。
霊夢「異変があるたび、うちで宴会を開かれると片付け面倒だし参拝客が減るんだけど?」
魔理沙「元々ないようなもんだろ」
霊夢「あ?」
魔理沙「黙ります」
霊夢「はぁ…」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「氷の妖精が黒幕」
龍にはそう話した…でも本当はそうではない。
何故ならチルノは、霊夢達と一緒に戦っていたからだ。
今回の暴走のような異変は実は何回か起こっていた。
その時は小規模で、尚1部種類の妖怪の暴走だったので異変はすぐ解決し、被害もそこまで出なかった。しかし今回暴走したのは「妖精」、生息地が広すぎた為、被害も大きくなってしまい異変も公にぜざるを得なかった。
そして暴走の中心には「その種類に似た何か」がいた。
それは見ただけで背筋を凍らせ、嫌な汗をかかせた。
魔理沙はあまりの悪寒に
朝食べたご飯を地面に吐き出してしまった。
その為、神社待機となったのだ。
これまで何故この異変を公にしなかったのか…
それは里の人の不安を煽りたくなかった、
という理由もあるのだが、あまりに時期が悪かった。
というのも異変が起こるようになったのは…
龍がアリスに拾われたあの日からだったのだ…