~土曜日の朝~
「起きろー!」
「痛っ!」
曜は俺の耳元で叫んできた。
「って朝からうるせーよ!」
「だっていくら声かけても起きないんだも~ん♪」
「ったく...」
俺はそういって時計を見た。
時計の短い針は6時を指していた。
「おい、曜。今何時か分かるか?」
「6時でしょ?」
「6時でしょ?じゃねーよ」
「まあまあ♪今日は休みなんだからいいじゃん♪」
「逆に休みなんだからもう少し寝かせてくれ」
「なんで~!せっかくの休みなんだから、どこか行こうよ~!」
「こんな早い時間から行っても、どこも空いてねぇーだろ」
「家来てよ~!」
「え、曜の家?」
「え、あ、うん...お礼というか何というか...///」
曜の家に行くのも久しぶりだから行ってみるか。
「んじゃ行くわ」
「え、本当に来るの?///」
「あ、ダメならいいけど」
「いや、全然いいよ!...///」
「んじゃ早速着替えて行くか」
「うん!」
危ない危ない。
曜がいるところで着替えるところだった。
だけど、曜が動かない。
「あのー...」
「どうしたの?」
「俺の着替え見たいの?」
「え!何で急に...///」
「だって着替えようとしても動かないんだもん」
俺が曜にそう言うと顔を赤く染めて俺の部屋を出て行った。
着替え終わって、リビングに行くとテーブルには朝ごはんが並んでいた。
そしてキッチンには曜が立っていた。
「これ曜が作ってくれたのか?」
「そうだよ♪でも冷蔵庫にあったもの全部使っちゃった...ごめんね...泊まらせてもらってるのに自分勝手にしちゃって...」
「気にするな。今日買ってくるから。」
「ありがとう...」
「よし!曜の家に行く前に朝ごはん食べて元気になってから行くぞ~」
「うん!」
「「いただきまーす!」」
食べ終わって二人で皿洗いをした。
「よし!皿洗いも終わったから、そろそろ行くか!」
「よし!じゃあ私の家まで全速全身?」
「よ、よーそろー...」
「元気がない!もう一回!」
「恥ずかしいんだよ...」
「いいから!全速全身?」
「よ、ヨーソロー!」
俺は顔を赤く染ながら言った。
「曜の家行くの久しぶりだな~」
「ホントだね~♪」
するとしばらく無言の時間が続いた。
「ねぇ...はるくん?」
「ん?どうした?」
「...向こうでは好きな人とかいたの?」
「ま、まあ...」
「そっか...」
曜の表情がいつもより暗くなっていた。
『一番近くて遠い存在』
俺の好きな人はそんな存在だった。
「着いた!」
いろいろ話していたからあっという間着いた。
「なんか懐かしいな」
「いいから早く入ろ!」
俺は曜の後ろについて家の中に入った。
「ただいま~♪」
「おじゃましま~す」
「飲み物持ってくるから私の部屋で待ってて♪」
「お、おう。サンキュ。」
曜の部屋の場所は覚えていたから迷わずに辿りつくことができた。
女子の部屋に入ったことなんて曜の部屋しかないからな。
「おじゃましま~す...」
俺はゆっくり曜の部屋に入った。
一番最初に目に入ったのはコルクボードだった。
「なつかしいな~...」
そこには俺と曜と千歌の3人でとった写真や俺と曜のツーショットなどもあった。
「お待たせ~!」
「お、サンキューな」
そして俺は曜が持ってきてくれたジュースを飲んだ。
「...ねぇ、はるくん」
「ん?どうした?」
「もし、よかったら明日一緒に出掛けたりしない...?」
「...」
しばらく俺はドキッとして返事をすることができなかった。
そりゃ女子にそんなこと誘われたことがないからな。
「ダメ...かな...?」
「あ!いや、俺も空いてるし行こーぜ」
「ほんと!?やった~!」
曜はうれしそうに笑った。
「ふぁ~...」
曜は大きなあくびをして目をこすっていた。
「眠いのか?」
「うん...ちょっとね...」
「まぁ朝早かったからな。少し寝な。」
「うん...」
曜はベッドの中に入った。
「ねぇ、はるくん?」
「ん?」
「寝るまで手繋いでてほしいな...///」
「お、おう。」
俺は曜の手を優しく握った。
曜は恥ずかしそうに顔を赤くしながらも、少し微笑みながら眠った。
来年から自分は受験生になるので、来年からは完全に投稿できなくなります!
でも受験が終わったら必ず戻ってきます!
それまで応援していただけると嬉しいです!
P.S.
今年はあと1話か2話くらいしか投稿できないと思います!