時間超人打倒のため、万太郎達はタイムマシン「ケビンマスク号」を完成させ過去の世界へと旅立った。
タイムマシンを完成させるために壊した建物もあり、多くの人間に不信感を与えたため、正義超人達はその説明のため、全国を飛び回っている。
東京の担当はもちろんガゼルマンである。
「ふぅ、これで東京の人達への説明は終わったな。しかし、いればうるさいやつらばかりだったがいないと寂しいもんだ。そのうちまたあいつらと一緒に合コンでも行きたいもんだ」
街頭のモニターに臨時ニュースが流れた。
『臨時ニュースです! 大手企業ワタシのワタシ取締役が昨晩未明、何者かに襲われました。ワタシ社長は現在意識不明の重体のようです。警察はここ数日起きている大手企業の取締役を狙った傷害事件と関連しているとして、捜査している模様です』
「またか、物騒な世の中だ。主力超人を多く欠いている現状だが、日本駐屯超人としてこれは見逃しとくわけにはいかないな」
パリーン!! ドーン!! !ガラガラ!!
「ギャーー!!! 」
突如大きい物音と人の悲鳴が聞こえた!
「しゃ、社長がーーーっ!! 」
ビルから人影が飛び出した。
その人影は人間離れした跳躍力で、大都会のビルの上を移動していく。
「さては襲撃事件の犯人だな! あの身体能力を見る限り、超人とみていいだろう。しかし、俺様に見られたのが運のツキだな。俺の身体能力なら十分追いかけられる」
ガゼルマンは高い身体能力を生かし、その人影の後を追うように追いかけていった。
しばらく追いかけるとその人影は廃墟となっているビルの中に入っていた。
「どうも罠の予感がするな。しかし、このチャンスを逃してはならない! 危険だとわかっても行くぞ! 」
ガゼルマンは廃墟のビルへと入っていった。
中に入り探索すると明るい部屋を見つけた。
その部屋に入ると、なんとリングが用意されていた!
「これはまたご丁寧な歓迎だな。その歓迎に全力で答えてやらないとな」
突如、ガゼルマンの前に黒ずくめの男が現れた。
「ピキュピキュ、お前はガゼルマンだな」
「どこの馬の骨かは知らんが、俺の名前を知っているとは光栄だぜ」
「ピキュキュ、馬の骨だと、何をぬかすか。貴様はヘラクレスファクトリーを首席で卒業したようだが、その後のお前は今一つ活躍できないザコの小鹿ちゃんではないか」
「このやろ~、人様が気にしていることを遠慮なくずけずけとぬかしやがって! ザコかどうか分からせてやろうじゃねえか!」
「ピキュピキュ」
黒ずくめの男は身にまとっている黒い衣装を脱ぎ正体をあらわした。
見た目はUSBに手足の生えた超人に見える。
「私はミスターUSB。
「
「ピキュキュ、この世は不浄であり、その原因は悪なる人間が多すぎることだ。そのために多くの可能性がつぶされてきたのが私は許せない。だから私はこの世を汚す人間に成敗を与えているのだ。ガゼルマンよ、お前にもその気持ちが分かるだろ!」
「分かってたまるか! お前の言っていることは分かるが人間に危害を加える理由にはならない! だから俺がお前を浄化してやるぜ! 」
「ピキュキュ、では始めるとするか」
両者リングに入り、試合が始まった。
「ではまずこの技を使うか」
ミスターUSBの右手が赤く燃え上がる。
「あ、あれはまさかジェイドの!?」
「そうとも、貴様が一番屈辱的な負け方をしたあの技だ。この廃墟のビルに赤い雨を降らせてやろう!!」
ミスターUSBの手刀をガゼルマンは後ろに下がってよける。
しかしすぐにリングの後ろに追い詰められた。
「もう逃げ場はないぞ、ベルリンの赤い雨ーー!!」
ミスターUSBの燃え上がる手刀がガゼルマンに襲い掛かった!
ガシッ!
ガゼルマンはミスターUSBの右手首を左手で押さえ、ベルリンの赤い雨を防いでいた。
ガゼルマンの表情は冷静そのものであった。
「いつか俺を負かした相手にリベンジしようと思っていてな、密かに特訓していたんだぜ」
「ぐぅ!」
「あまり俺をなめるんじゃないぜーー!!」
ガコンッ!
「ビキュー!!」
ガゼルマンの膝蹴りがミスターUSBの顔面をとらえた!
小鹿ちゃんとは言わせないぜ!