キン肉マンⅡ世~転生超人襲来編~   作:やきたまご

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汚名「老害男(ろうがいまん)」を返上せよ!!


目覚めた喧嘩魂!!の巻

 全リングで悪魔(サタン)率いる悪魔軍と転生超人達による激しい激闘が繰り広げられている。

 ネプチューンマンVSランバージャッカーのリングに注目がいく。

 

「流石ネプチューンマンだ、こんだけ重いラリアットを食らったのは初めてだぜ。ならよ、こういうのはどうだ!」

 

 ランバージャッカーは右のミドルキックをネプチューンマンに繰り出す。

 すかさず、ネプチューンマンが左肘でカットをする動きを見せた。

 ランバージャッカーは蹴りの軌道を下向きに変えてローキックネプチューンマンの左脚のふくらはぎに当てに行った。

 

 ドゴォ

 

 思わぬ下からの打撃にネプチューンマンの体勢が揺らいだ。

 

「ぬお! こりゃあ重い蹴りだぜ!」

 

『ランバージャッカー! 技をミドルキックからローキックに変え、ネプチューンマンにヒットさせた! あのネプチューンマンが揺らいでいます!!』

 

「俺をただキックだけの男と思うなよ。キックが重いだけじゃなく、足関節も柔いんだ。だからこういう芸当が出来る」

 

「ならば、こういうのはどうだ!」

 

 ガシィ

 

『ネプチューンマン! ランバージャッカーと組み合った!』

 

「あれは、審判のロックアップ!」

 

 過去、その技を受けたロビンマスクが反応を見せた。

 

「若造、おめえの力をネプチューンマン様が見定めてやるぜ」

 

「ガハハハ! キックボクサーだったから色んな男と組み合ったけどよ、プチプチと弾けるような筋肉の感触、巨大な岩を彷彿させる重さ、こんな感触初めてだ。おっさんとんでもねえやつだ」

 

 ランバージャッカーが嬉しそうに笑っている。

 

潜在能力(せんざいのうりょく)は高いようだな。こりゃあやりがいのある相手だぜ」

 

 ランバージャッカーにつられるようにネプチューンマンも笑い始めた。

 

「とこんで聞きたいんだがよ、あんた確か新世代超人(ニュージェネレーション)達と一緒に過去に行ったんだよな。そいつらがまだ帰ってきてないのに、なんでこんなとこにいんだよ?」

 

「簡単な話さ、俺も過去の世界に行ってな、新たに開かれたタッグトーナメントに出たが負けちまったんだよ。役に立たなくなった俺はこの世界に送り返されたってことさ。この世界に帰ってくると同時に、悪魔(サタン)が待ち構えていたんで、その時にボロボロになっていた左腕を治してもらうことを条件に、この戦いに参戦した!」

 

『ネプチューンマンから驚きの事実が判明したーーーー!! なんと、|新世代超人(ニュージェネレーション)とともに過去の世界へ旅立ち、新しいタッグトーナメントに参戦していたーーー!!』

 

「ゲ~ギョゲギョ、悪魔は手段を選ばぬ。貴様には過去の世界で手痛い目にあったが、そんなことはどうだっていい! こいつら世界浄化者(ワールドクリーナー)を抹殺することが俺の最優先事項! ならば、貴様の力を是非とも利用させてもらおうと思ったのだーー!!」

 

「それだけか! ネプチューンマン!」

 

 その声を発したのはロビンマスクであった。

 

「今、私の記憶が新しく塗り替えられたと実感しているところだ! そして聞きたいことがお前に一つある! 今のお前に正義の魂はあるのか?」

 

「急にどうしたんだロビンマスク?」

 

 ランバージャッカーと組み合いながら、ネプチューンマンが不思議そうな顔をする。

 

「私の質問に答えろ!」

 

 ネプチューンマンの態度にロビンマスクは怒鳴り返した。

 

「ふっ……そんなもんありゃあしねえよ。俺は正義とか悪とかそんなもののために戦っているわけじゃない、俺の満足のために戦っているのだ」

 

「満足だと?」

 

「そうさ、過去の世界で俺は散々醜態を晒しちまった。自分でも本当に何やってんだって思うくらい迷走していた。過去のタッグトーナメントの記憶があるやつらにとっちゃあ、お前みたいな老害はすっこんでろと言いたくなるだろうよ。でもな、やっぱり闘いてえんだよ。完璧超人ネプチューンマンの血がよ、目の前にいる未知の強豪と魂の喧嘩をやりたいってな――――――っ!!」

 

 ネプチューンマンのマスクから精悍なる眼差しが見えた。

 それを見てロビンマスクが安心した顔をした。

 

「昔のやつの目だ、やつこそ、憎たらしいくらいの強さと完璧なる誇りをもったネプチューンマン、いや喧嘩マンだ!」

 

 ネプチューンマンの発言に、ランバージャッカーがふてぶてしい態度をとる。

 

「おっさんには悪いけどよ、おれは負けず嫌いなんでな、この試合は俺が勝つぜ!」

 

 ランバージャッカーが組み合った状態から、左膝蹴りをネプチューンマンのみぞおちにヒットさせた。

 

「ぐほぉ!?」

 

「そうらそうら! いくぜいくぜ!」

 

『ランバージャッカー! 膝蹴りを的確に連打する!』

 

「長年鍛えてきたこの体、これくらい屁でもねえ!」

 

 ネプチューンマンは真上にランバージャッカーを放り投げた。

 

『ネプチューンマンすごい怪力だ! 組み合っていたランバージャッカーを空高く放り投げたーー!!』

 

 ネプチューンマンもそれに続いてジャンプしていくが、ランバージャッカーを追い越してしまう。

 

「おっさん何やってんだ? もうろくしてんのか?」

 

「貴様よりも俺の体は重い、だからこそお前よりも落下するスピードは速い、すなわち!」

 

 空中で、ネプチューンマンの体が徐々にランバージャッカーに追いついていく。

 ネプチューンマンは空中でランバージャッカーを首四の字でとらえた。

 その動きにロビンマスクが反応した。

 

「あ、あの体勢は!?」

 

『ネプチューンマン! まさかの掟破りのロビンスペシャル返しを繰り出した! このまま試合が決まってしまうか――――――っ!』

 

「俺よりも重いからと言って、あんたの方が速く落ちるっていうのは納得いかねえけどよ、脱出できないことはない、いや、倍返しでお返ししてやるよ」

 

 ランバージャッカーが膝を曲げて脚をコンパクトにしてから脚を伸ばした。

 驚異的な脚力によりぎゅんと加速がつく。

 

「エアーダッシュ!」

 

「ぐお!」

 

『ランバージャッカー! デストラクション戦で見せたエアーダッシュで空中で加速をつけた。その勢いで、掟破りのロビンスペシャル返しの首四の字のかかりが甘くなっていくぞ――――――っ!!』

 

「ミスターUSB、今こそお前の仇をとってやるぜ!!」

 

 ランバージャッカーが首四の字をこじ開け、両腕をネプチューンマンの脚に絡ませていく。

 

『この体勢はもしや!? 伝説超人(レジェンド)ラーメンマンの技かーー!!』

 

「くらえ! 九龍城落地(ガウロンセンドロップ)!!」




万有引力の法則など知るか!!
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