テラフォーマーズ青い流星(凍結)   作:悪魔の実

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今回遂に初の犠牲者が出てしまいます!


6話 初の犠牲者

前回のあらすじ バグズ2号の乗組員達はバグズ2号から車で脱出し車内で雑談をしながらバグズ1号に向かって行った。そして、雑談を始めてから数分後遂にバグズ2号の乗組員達は無事にバグズ1号まで到着できた。そして、到着すると龍牙がウッドが裏切り者だと言いウッドも裏切り者の事を認め人質に一郎を連れて車でバグズ2号まで向かって行った。ウッドは追跡をさせない為に自身の能力でゴキブリ達を操り龍牙達に向かわせた。龍牙の提案で戦闘向きの能力を持つ人と持たない人で四のグループを作りそれぞれ違う場所に散らばって行った。そして龍牙はアクセルに変身しゴキブリ達の前に立ち塞がった。

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「さぁ、行くぜゴキブリども!」

 

龍牙はそう言うと1匹のゴキブリにエンジンブレードを刺した。

すると、ゴキブリはすぐさま悲鳴をあげて倒れて動かなくなった。

その、様子を見ていた他のゴキブリ達は龍牙からすぐさま距離をとった。

 

「へぇー、一応知能はあるのね」

 

龍牙がそう感心していると

 

「ちょっと、感心している場合じゃないよ龍牙君!」

 

マリアがツッコンできた。

 

「はいはい、こんな雑魚はすぐ倒すから待ってなって」

 

そう言うと龍牙はエンジンブレードを手に持ってゴキブリたちの群れに突っ込んで行った。

今龍牙達が居る場所に居るゴキブリの数は全部で20匹だ。

龍牙はそんな事を一切気にせずにゴキブリ達と戦っていた。

しかも、1匹たりともマリア達の方向には行かせていないのだ。

その戦いを見ていたマリア達は驚いていた。

 

「ね、ねぇ、明明副艦長龍牙君って一体何者なの?」

 

マリアが明明副艦長にそう聞いた。そして、明明副艦長の答えはこうだった。

 

「実は言うと私も龍牙君の力の事は知らないよ唯一知っているのはデイヴス艦長だけなのよ」

 

明明副艦長がそう言うとジャイナが口を開いた。

 

「何でデイヴス艦長は私達に龍牙君の力の事を教えてくれないのかしら?」

 

ジャイナがそんな疑問を言うと明明副艦長がこう言った。

 

「さぁ、何か事情があるのかもね」

 

そんな事を話していると龍牙と戦っていたゴキブリの1匹が抜け出しマリア達の方向に飛んできた。

 

「ヒィ!」

 

マリアが悲鳴をあげてジャイナは腰を抜かし明明副艦長は薬を打つ準備をした。そして、ゴキブリがマリア達に襲いかかろうとすると明明副艦長は薬を打とうしたが・・・

 

「明明副艦長薬はまだ早い」

 

龍牙が明明副艦長を止め手に持っていたエンジンブレードをゴキブリの頭に投げつけた。ゴキブリは龍牙を方を向き襲い掛かってきた。龍牙はそれを交わしてすぐさま懐にパンチを放つとゴキブリはそのパンチに耐えられずに胴体を真っ二つになってしまった。

龍牙はエンジンブレードを拾い肩にかけてこう言った。

 

「さぁ、来なよ残りのゴキブリ達!」

 

龍牙がそう言うと他のゴキブリ達が襲い掛かってきた。

しかし、龍牙は1匹ずつしっかりと仕留めていた。

 

「さぁ、これでトドメだ」

 

龍牙はそう言うとアクセルドライバーのハンドル部分を回したすると、ベルトからこんな音声が流れた。

 

『アクセルマキシマムドライブ』

 

そんな音声が流れるとアクセルは炎を包まれそのままゴキブリ達の方向に飛び後ろ回し蹴りを食らわせた。残りのゴキブリ達はそれを食らうとすぐさま爆発してしまった。アクセルは必殺技を決めたあとこう言った。

 

「絶望がお前のゴールだ」

 

龍牙はそう言うとマリア達の所に近づきこう言った。

 

「よし、ここら辺のゴキブリは全部倒した取りあえず近くにいるティンと合流をしよう」

 

龍牙がそう言うとマリア達も頷き4人でティン達が戦っている方向に向かって行った。

 

〜ティンサイド〜

 

ティン達は今12匹のゴキブリに囲まれていた。

 

「おい、3人共俺がここで特技を使うそしたらゴキブリ達を数匹倒しす。そしたらすぐさま後ろに下がるぞ!」

 

ティンはそう言うとすぐさま注射器を出し首に刺した。

 

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〜説明〜ティンの手術のベースはサバクトビバッタトノサマバッタ同様異様に発達した後ろ足で飛び跳ねることで知られている。もし、人間大のスケールであれば1回のジャンプで9階建てのビルを優に飛び越すと言われている。これは昆虫の中でもトップクラスの脚力である。

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ティンはすぐさま足で自分達を囲んでいるゴキブリ達を蹴り殺した。

 

「よし!スキが出来たぞ一旦下がれ」

 

ティンの号令でジョーンとルドンは急いで下がったが陽は腰を抜かしてしまい下がれなかった。ティンはそれを見て叫んだ。

 

「うっ・・・うわあああ!!」

 

だが、陽はそんな悲鳴を上げていてティンの言葉は聞こえなかった。ティンは急いで陽に向かって行ったが銃を持っていたゴキブリ達が容赦なく陽をうった。

 

「あが!!が!!が!!」

 

陽そんな悲鳴をあげて体中を撃たれて絶命してしまった。

ティンはそれを見て無言で銃を持っていたゴキブリ達に向かっていき後ろ回し蹴りを食らわせた。後ろ回し蹴りをくらったゴキブリたちは首を折られ絶命してしまった。そして、残りの3匹になった所で龍牙達がティン達と合流をした。

 

「おい!ティン大丈夫か!」

 

龍牙はティンにそう聞いた。ティンは

 

「あぁ、俺は大丈夫だ」

 

と言いながら3匹のゴキブリを蹴り殺した。

ティンは残りのゴキブリが居ないかを確かめ龍牙達と合流をした。

ティンは龍牙達に話した。

 

「えっ、陽が死んだ」

 

マリアがそう言うとティンは無言で陽の遺体を指した。

それを見た龍牙はティンこう言った。

 

「陽の命を無駄にせず俺達は生き残るぞ!」

 

ティンはその言葉を聞くとこう言った。

 

「あぁ、そうだな俺達は陽のために生き残るぞ!」

 

それを聞いた龍牙はこう言った。

 

「あぁ、その意気だ取りあえず小吉達と合流をしよう!」

 

龍牙はそう言うとティン達と小吉達がいる方向に向かって行った。

 

〜小吉サイド〜

小吉は10匹のゴキブリと戦っていた。そしてデジャスとトシオと奈々緒は離れた所で小吉の戦いを見守っていた。

 

「さぁ、行くか!」

 

小吉はそう言うと注射器を取り出して首に刺した。

 

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〜説明〜

小町小吉の手術のベースとなった昆虫は日本原産オオスズメバチ

他のスズメバチを含む多くの蜂は自分達の巣を守るためにのみ攻撃行動を起こすのに対しオオスズメバチだけは自らの巣のみならず餌場となる樹木や捕食中のミツバチの巣全てに近付く者を警告行動も無しに問答無用に攻撃するそして一度しか毒針を使わないミツバチと違い毒液の尽きぬ限り何度でも刺してくる”対象の黒い生物”が死ぬまで

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小吉は1匹のゴキブリに狙いを定めると得意の空手で毒針を6発刺した。ゴキブリは6発の正拳突きを喰らうとその場に倒れて動かなくなった。

 

「フゥー、こんなもんかよゴキブリ野郎!」

 

小吉はそう言うと2匹のゴキブリが小吉に襲い掛かってきた

小吉は避けずに1匹のゴキブリに回し蹴りを食わせ殺しもう1匹のゴキブリには5発の毒針を刺して殺しこう言った。

 

「あと、7匹」

 

小吉の迫力にゴキブリ達はおされ小吉と距離をとった。

しかし、小吉はその距離をものともせずにすぐさまゴキブリ達がいる所に行き一気に残りのゴキブリ達を倒して行った。

ちょっど倒し終わった後龍牙とティンが合流した。

 

「おっ、流石小吉もう終わってるよ」

 

龍牙がそう言うとティンもこう言った。

 

「あぁ、流石小吉だな」

 

小吉は生き残りが居ないか調べ終わったあとに龍牙達と合流した。

 

「なぁ、龍牙人数が足りなくないか?」

 

小吉が龍牙にそう聞いた。龍牙は一呼吸を置いて言った。

 

「実は陽がやられた」

 

「なぁ、陽が!」

 

「あぁ、俺のせいでな」

 

ティンがそう言うと小吉は無言で近付きこう言った。

 

「ティンお前はしっかりとルドンとジョーンを守ったじゃねぇか!」

 

小吉がそう言うと龍牙もこう言った。

 

「あぁ、小吉の言う通りだ!」

 

龍牙がそう言うと明明副艦長が口を開いた。

 

「ねぇ、3人共こんな所で喋ってないで早くデイヴス艦長とリーの応援に行きましょ!」

 

明明副艦長の言葉に全員が頷くとデイヴス艦長達が居る方向に向かって行った。

 

〜デイヴス艦長サイド〜

 

龍牙達がデイヴス艦長がいる場所に着くと目を疑った。そこにあった光景は5体のゴキブリを圧倒している姿だった。

 

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〜説明〜

ドナテロ・K・デイヴスの手術のベースになった昆虫はパラポネラというアリだったそのパラポネラは「最強の蟻」にして「最強の昆虫」パラポネラはその一咬みでまるで銃で撃たれた様な痛みを与える事から「弾丸アリ」と言われている

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小吉達はその戦いを黙って見ていた。何故助けに入らないかというと入る隙がないからだ。デイヴス艦長はその圧倒的な腕力でゴキブリを圧倒しゴキブリに攻撃出来ないほど圧倒しているからだ。

デイヴス艦長は数十匹居たゴキブリを倒し残り1匹のゴキブリと対峙していた。ゴキブリはデイヴス艦長に飛びかかったがデイヴス艦長はそれを交わし腰に手を巻きバックドロップを食らわせてゴキブリを倒してしまった。デイヴス艦長は最後のゴキブリを倒し終わると龍牙達と合流した。

 

〜全員サイド〜

「陽がやられたか」

 

デイヴス艦長は龍牙からの方向を受けていた。

 

「すいませんデイヴス艦長俺のミスです。」

 

ティンがデイヴス艦長に頭を下げていた。デイヴス艦長はそれを見てこう言った。

 

「ティン何もお前が悪訳じゃない。」

 

デイヴス艦長はそう言った。

 

「でも……」

 

ティンはそう言った。

 

「ティンよく聞けもし俺がお前と同じ状況だったら俺も陽の事を守れなかったかも知れない。数十匹のゴキブリ相手にお前は二人の命を守ったんだまずはそれを誇り思う!」

 

デイヴス艦長はティンの肩を叩きながらそう言った。

 

「はい!分かりました!」

 

ティンはデイヴス艦長にそう言った。

 

「デイヴス艦長これからどうしますか?」

 

明明副艦長がデイヴス艦長にそう聞いた。

 

「そうだな取りあえずウッドを追いかけよう!」

 

「ですが、ここからバグズ2号までは結構な距離がありますよ」

 

明明副艦長がそう言うと龍牙がバグズ1号から1台の車を引っ張り出してきた。

 

「デイヴス艦長バグズ1号にバグズ2号に乗っていた同じ車がありました。エンジンはかかるみたいなのでこれでバグズ2号まで行きましょ!」

 

龍牙は変身を解きながらデイヴス艦長にそう言った。

 

「あぁ、そうするか。よし、お前ら早速この車に乗りこんでウッドを捕まえ一郎を助け出すぞ!」

 

デイヴス艦長の号令に全員がこう言った。

 

『はい!』

 

龍牙は自分以外のバグズ2号の乗組員達が乗り込んだのを確認すると

龍牙は屋根の上にゼンリンシューターとメタルシャフトを持ち屋根上に登った。

 

「デイヴス艦長俺はここから襲い掛かってきたゴキブリを駆除します」

 

龍牙は冷静にそう言うとデイヴス艦長はこう言った。

 

「分かった。お前に任せよう!」

 

そして、デイヴス艦長は次にこう言った。

 

「明明副艦長車を出せ!」

 

明明副艦長はデイヴス艦長の号令を聞き車を出した。

ゴキブリ達を倒し終わった龍牙達は裏切り者ウッドを捕獲するためにバグズ2号に向かって行った。

 

(さてと、ここからが正念場だな。)

 

龍牙は一人屋根の上でそう考えていた。

 

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〜今回の犠牲者〜

陽 虎丸→ヤン・フワン

 

原因→ゴキブリ達に囲まれてビビってしまいティンがせっかく空けた穴に気が付かずティンの声をも虚しく銃を持ったゴキブリ達に蜂の巣にされて死亡してしまった。

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はい、初の犠牲者は原作で全然目立たなかった一人陽さんでした。
陽の使いどころが分からずこうしてしまいました。

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