ハイスクールD×D 妖怪で怪人でダークライダーな転生者の物語   作:ムリエル・オルタ

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今回は……………怪人出るかなぁ?


主人公の名前とかそこら辺が明かされるくらいですかね?

今回の展開的にはリアスは思い詰めて一誠に夜這いをかけに行ってません。ライザーが唐突に襲来した形になります。

まぁ、私の書く小説ですからライザーは相変わらずまともな感じの描写になるでしょう。


設定的に確か夏だった気がするんでするんですけど…、誰か各イベントが起こった季節教えてぇ(;゚ロ゚)分らねぇ(;´Д`)

悪魔が学園の理事長してるしオリ主も何処かのトップに仕様とか考えて自分の趣味に走りました。後悔してません。文句も受け付けない!

それではどうぞぉ!


不死鳥の末裔 魔王のメイド

転生者をフランと共に殺害し、家に帰ってフラン達と買ったケーキを食べた翌日。私は少しもたれ気味な胃に歳を感じながらいつも通りオカルト部部室で狐状態でソファーを占領していた。最近は地球温暖化で厚くなっているせいか部室内も結構な暑さだ。ハッキリ言って冷房かけて良いかなーなんて考えるレベル。あ、チルノ持ってくれば良いかもしれない。いや、逆に旧校舎が凍り付けになる未来が見える。あれ?いまリブラ・ゾディアーツになってないのに…運命が見えたぞ?いや、気のせいか。

 

「うん、暑い。シャワー借りよう、そうしよう。緊急処置だ、是非も無いよネ!」

 

誰に聞かせるわけでも無くそう呟き私はいそいそとシャワー室に向かった。シャンプーリンス?あぁ、常備の私専用お風呂セットに入ってるヤツ使ったよ。髪というか毛というか…痛みやすいからね。あ、最初はちょっと低めにしよ。暑いし……………………って冷たぁ!?

 

~放課後~

 

アレから結局寝付けず、計参回シャワーを借りている。今四回目。人型になってる所為か汗が止まらない。

 

「ちわ~!アレ?誰も居ない?ん?水の音?………………まさか誰か入っているのか!?」

 

声からして兵藤だろう。にしても今はシャワーを止めて体を拭いているだけなんだが…、もしかして水の滴る音が聞こえたのか?どんな聴覚してるんだ?妖怪並みか?普通に怖い。まぁ、煩悩しかないって聞いたし、煩悩に関することなら通常の何倍もの力を出すんだろうね。

 

「あぁ、私が入っていてね。いやぁ、この暑さには流石に汗が止まらないよ」

「へ~、妖狐さんですか…………って上!?眼福で…………す?」

 

私が声をかければ空気を切る音が聞こえてきそうな速度で兵藤が振り返った。私の顔を確認した後鼻の下を伸ばし、そして上半身に目を向け固まった。そうだろう、そうだろう。態々上半身裸で出て来たんだ。嫌でも気付くだろう。私が男だと!

 

「ま、まさか、その顔で男?」

「ん?あぁ、私は男だ。まぁ、この顔の所為で何度か同性に求婚されたが…」

 

そう言うと兵藤はその場で崩れ落ちorzの体勢になった。愉悦、愉悦である!これはもう愉悦部を此所に設立し私が入らなくてはならない!

フハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!!!!

 

「あらイッセー先に来て………いた……………のね…………って、どうしてそんなところで四つん這いになってるの?」

「だって部長!ずっと美女だと思っていた人が実は男だったんですよ!?それも確信犯!」

「ハハハハハハハハハ!だまされる方が悪いのさ!」

 

そう言って笑いながらスーツに着替える。髪を後ろでポニーテールにすれば出来上がり、何処かにいそうなキャリアウーマン!まぁ、ウーマンじゃ無いけどね。

少し呆れたような目でグレモリーが此方を見ている。なんだ?騙される方が悪いだろう?

そうやっている内に他のメンツも揃ってきた。そう言えば木場が剣の稽古を付けて欲しいと言ってたな。まぁ、私の出来る範囲で教えよう。無理だったら妖夢とか連れてこよう。

そう思っていると白音が此方に近寄ってきた。はいはい、いつものね。

 

「はい、来なさい」

「…はい」

「見た目的には眼福だけど、野郎だし正直反応し辛い!」

 

何故か嘆く兵藤を置いといて私は白音を膝の上に乗せて頭を撫でていた。白音は()からこの体勢で頭を撫でられるのが好きだな。そうやって暫く撫でていると胸ポケットに入れていた携帯が鳴り出した。ちなみに着メロは『トライアングラー』だ。頬を膨らます白音にどいて貰って窓際に移り着信相手を確認する。

ゲッ、なんでお前携帯持ってんだよ。

 

「何の様だマーリン(引きニート)。この前ヨーロッパ行ったときに言っただろう。『金は貸さないと』…………は?違う?じゃあ何だね?………………………いや、そこで私の家の話になる?まぁ、確かに無駄に広いし地下室なんて物置以下の機能しかしてないが掃除はしてるぞ?………………ほぉ、ならば今度送ろうと思ってた地下室で貯蔵していたワインは要らないんだな?寝かせに寝かせた二百年物だぞ?………………ならば良い。それで?何故私の家の話になった?……………あぁ、前に聞いた偉業を成した英雄が居る場所だろう?それがどうした?……………………は?私の家に一部移す?冗談は止せ、そんなことをすれば私の胃が持たない。……………あ?それが目的?もう送った?一部はそっちに向かってる?おい、ちょっと待て。おいって………クソッ切れてる。おのれマァァァァァァァァァリィィィィィィィィィンンンン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

その叫びと同時にオカルト部の部室のドアが開き、私は腰に軽い衝撃を受けた。目を向けるとそこには小さい銀髪の少女が居た。

 

「これからよろしくね、マスター(おかあさん)

「あ、あぁ、此方こそよろしく……………ジャック」

 

この後、ジャックのおかあさん発言でオカルト部内はまた騒がしくなり、そしてジャックがイギリスを騒がせた切り裂きジャックだと知って白音以外の女性陣が全員私とジャックから離れたり、アルジェントがジャックと仲良くなったり、兵藤がジャックを知らなくてその場が凍ったりと壱時間の内に色々あった。

その後、どうにか落ち着いた私達は姫島の煎れた紅茶で一服していた。ちなみに私は珈琲党だ。まぁ、紅茶も好きだが。

そんな時、今度は魔方陣がオカルト部のドア前に現れた。

 

「アレは…………フェニックスの家紋ね」

「フェニックス?あのゲームとかで出てくる?」

「えぇ、その認識で合ってるはずよ」

 

グレモリーの言葉に兵藤が質問しそれにまたグレモリーが答えるその時魔方陣から一人のホスト風の男が出てきた。

 

「愛しのリアス、会いに来たぜ」

「貴方とは結婚しないって行ってるでしょ、ライザー」

「その前にあの『愛しの~』に誰も突っ込まないのか?」

 

ライザーが発した言葉にグレモリーが反応し、私が疑問を聞く。てか、誰もフェニックスの発言に反応しないのね。凄く恥ずかしい科白なのに。まぁ、誰も反応しないならいいや。ん?姫島、何処に電話しているんだ?え?魔王(シスコン)?なぁにそれ。

 

「何度も言うけど私は貴方と結婚するつもりは無いわ!」

「そう言われてもな…………。俺だってフェニックスの看板を背負ってるし、今のご時世純血悪魔が少ないのは知ってるだろう?」

 

フェニックスはそう言って肩をすくめる。物凄く様になってるよ。って待て、フェニックス?

 

「なぁ、フェニックス。君は駒王町の総合病院を運営している悪魔か?」

「なんだ?まぁ、答えてやろう。答えはyesだ。あそこは我が家が運営している」

 

成る程、お得意先(・・・・)か。そこの直系と会えるとは運が良い。

 

「そうか…。ならば私も自己紹介しよう。私は暁 彰人(あかつき あきと)アンブレラコーポレーション理事長だ。まさかお得意先の直系に会えるとは思わなかったよ。ついでに私は妖怪だ」

「おぉ!あのアンブレラコーポレーションの…。此方こそ、これからもお互い良い付き合いを…」

 

そう言って握手する。いい目をしている。これまで会った悪魔の中でも未来を見据えた目をしている。まぁ、これまで会った悪魔の目が駄目だったのかもしれないが。

振り向くと兵藤、白音以外の顔が驚きに口を開いていた。て言うか兵藤、理解してないだけだろう。

 

「こ、こんな近くに『薬品製造から作曲まで』を売り文句にしているアンブレラコーポレーションのトップに会うなんて…。ってさっきから驚いてないけど白音は知ってたの?」

 

グレモリーが白音に質問していた。愚問だね、だって白音は…

 

「知ってます。だって、親ですし。部長、私の名字は暁ですよ?」

「そうだったわね、失念していたわ。所でイッセーは知っていたの?」

 

グレモリーの言葉に兵藤に全員の目が向く。勿論私もだ。自分の会社が世界的に有名だろうと兵藤については例外だと思ったからだ。だってジャック・ザ・リッパー知らないんだもんね、不安になる。

 

「いや、皆の言葉で妖狐さん…暁さんが凄いのは分ったんですけど、アンブレラコーポレーションって何ですか?傘のメーカー?」

 

また此所で部室内の空気が凍った。フェニックスは頬を引きつらせて、グレモリーは頭が痛いのか頭を抑え、姫島は冷や汗を流しながら「あらあら」と言っている。アーシアはそもそも教会に軟禁状態だったらしくよく分っていないようだが名前だけは聞いたことがあるらしい、木場は壁に手を付いている。そんな(ある意味)阿鼻叫喚な空間に新しい魔方陣が現れた。凍った空気が溶けたように魔方陣が現れた方向を見た。そこから現れたのは一人のメイド、あれ?何処かで会ったっけ?う~ん、思い出せない…。まぁ、いつか思い出すでしょ。

そんな事を考えながら見ていると全員の目線が集中したことにメイドがたじろいだ。

 

「な、なんでしょうか?」

「あ、お構いなく。ただ、此所に居る兵藤(馬鹿)の所為で凍った空気の中で現れたので」

「そ、そうですか」

「はい」

 

その言葉と同時に全員の目線が逸れ、話はまたグレモリーの結婚へと戻る。

 

「兎に角、私は貴方とは結婚しないわ!それに、純血がどれだけ偉いって言うの!?私は私が選んだ相手と結婚するわ!」

「確かに戦争前だったらそれでも良いだろう。しかし、先の戦争で純血は極端に少なくなった。それに悪魔は今の人間達と違って血統主義者や貴族主義の方が多い。権力を持っている悪魔にはその傾向が謙虚だ。リアスだって好きな相手と結婚してお家断絶なんて嫌だろう?」

「家を断絶させる訳にはいかないわ!それでも…!」

 

自分の主義と家の事両方守りたいグレモリーと自分の意思は蓋をして種族的な未来を見据え、そして一応婚約相手であるグレモリーを気遣うフェニックス。両者の言い分は平行線をたどった。いや、グレモリーのは我儘な気がするけどね。

そんな中、メイドが口を開いた。

 

「その件ですが、レーティングゲームで決着を付けてはいかがでしょう?」

「「レーティングゲーム?」」

 

兵藤とアルジェントが疑問符を浮かべる。それを姫島が説明する。まぁ、要するに死なない戦争ごっこだ。生ぬるい気がするが、まぁ、純血を失いたくない古参悪魔の考えそうなことだ。

しかし、レーティングゲームは成熟した上級悪魔以上が嗜むスポーツらしく、グレモリーは上級悪魔でもまだレーティングゲームは参加したことすら無いらしい。その為、フェニックスからハンデとして拾日間の猶予と私がコーチとして付く事になった。そして、このレーティングゲームは非公式と言うことで第三勢力として私も参加することになった。

怪人や仮面ライダーは召喚しないが変身はするとして…、他の拾五人をどうするか…、久しぶりに彼女たちに頼もうか?

あぁ、今から待ち遠しいよ…。




木場君が物凄い空気………………(;´Д`)最早アンチと言っても過言では無いほどの薄さ。

次回からはグレモリー眷属との合宿編です。次回からも沢山の怪人が出ます。えぇ、眷属一人一人に怪人一人一人、たまに仮面ライダーだったりとします。

この世界でのアンブレラコーポレーション:世界最大の製薬会社にしてPMCやアイドルすら手がけるある種アナハイムみたいな立ち位置です。世界中に支社があります。アイドルは…いつか出ます。えぇ、決して考えてなかった訳ではありませんよ(白目)ちゃんとTウイルスとかも作っているが神話勢力による参勢力への抑止力的な役割です。皆大好きタイラントやネメシスも居ます。

主人公はグレイフィアのことを若干覚えてますが忘れかかってます。さて、此所からどうなるやら…。彼女たちとは誰なのか…、まぁ勘の良い方は分るかもしれませんが。分ってもニヤニヤするだけで止めて下さいね!

それにしてもこの話は文字数多かったなぁ~、次回も文字数多いと良いけど…。

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