ハイスクールD×D 妖怪で怪人でダークライダーな転生者の物語 作:ムリエル・オルタ
「えぇと、暁さん。其奴は?」
「此奴は私のオリジナル。ナスカドーパントだ。まぁ、オリジナルの人格が残っているのはそれぞれのボス級だけだからな。此奴は喋らない。まぁ、今はどうでも良いか。では、始める、全員見逃すなよ?」
その言葉と同時に、私とナスカドーパント(以下オリジナル)は向き合い互いに剣を交差させた。つばぜり合いをしながらジリジリと近づき、そして私はオリジナルの腹に向かって本職顔負け(自称)のヤクザキックをお見舞いし、体勢を崩す。そしてそこに剣を一閃。攻撃は入るがオリジナルがギリギリ後ろに引いたため深くない。
「やはり、剣は苦手だ。フッ!」
今度は突きを放つ。しかし、この攻撃はオリジナルの持つ剣によって防がれる。いや、逸らされた。そして、突きを放った為に生まれた隙をオリジナルが見逃すはずも無くここぞとばかりに切り込んでくる。私はそれを体を後ろに反らすことで避けるが完全には避けられず当たってしまう。
「チィッ!」
私は体勢を低くして足を引っかけ転ばそうとするが失敗し、そのまま後ろに後退した。
オリジナルと私では基本性能は殆ど変わらない。故に、技量での勝負となる。私は遠距離戦主体の接近は格闘だ。剣などそこまで使わない。まぁ、ライダーの中には殆どが剣持ちなので使うが妖夢には負けるだろう。
ナスカドーパントの特性である速さを使い、オリジナルに突撃する。対してオリジナルも同じ様に突撃してきた。これでは後はタイミングさえ完璧に出来ればいけるか。
私とオリジナルとの間が零になった瞬間お互いに致命傷を当てようと剣を振り抜く。
ここで言っておくが特撮では基本剣を持っていたとしても出来るだけ派手に見せるため大ぶりに、大げさに動く。だが、実際はそんな動きなど無く、必要最低限の動きに留め、戦うことになる。まぁ、戦いを知らない転生者は稚拙な捌きを披露し、失笑を受けた後に死ぬのだが。
話を戻す。結局互いに致命傷を与えることは叶わず、私は顔の頬に当たる部分を軽く切られオリジナルは脇腹を切られた。私達は互いに距離を取り、隙を窺う。
「やはり、性能が同じでは……………。ましてや、お前とは私は相性が悪いようだ。だが、一度手合わせした手前勝たせて貰う!」
私は剣を構えるとナスカドーパントの特性である速度にモノを言わせ、突撃した。
「一歩音超え…………二歩無間………三歩絶刀!無明―――三段突き!」
かの幕末の英霊
「ふぅ、ざっとこんなもんだ。本来の私は遠距離からの妖術だが2000年程修行すればこんな芸当も出来る。まぁ、今回は君たちにこんな事を期待しているわけじゃ無いからこのまま行くぞ。まず、グレモリーと姫島は私が担当する。遠距離は私の本領でもある。まして雷は得意だ。兵藤は白音と此方から一人選んで送ろう。木場はそのままナスカドーパントとホースオルフェノクからして貰え。さて、では解散!各自特訓に励んでくれ」