AMAZON in FAIRY   作:Haganed

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・オリキャラのタグを追加しました。というより追加しないと後々のことに支障が出るので……例えばeゲフンゲフン平kパァン

・他作品ネタとありますが作者の好みとなりますので、あしからず。


Destroy Enemy

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「おいエルザ!飛ばしすぎだ!幾らエルザでも魔力の消耗が!」

 

「知るか馬鹿者!それに貴様は私たちを育てた師を無下無下と放っておけるのか!?」

 

「ロプトを師だと思うなら何も急がなくて良いだろ!アイツの実力は妖精の尻尾(フェアリーテイル)全員が知ってんだから!」

 

 

 外からかなりの声量で話しているのが聞こえてくる。魔導四輪の屋根上にグレイがしがみつき、S級魔導士であるエルザが運転しているんだけど…………!

 

 

「すっごい剣幕ねぇ、エルザ」

 

「あい。エルザはロプトの兄貴のことになると判断能力が鈍るのです、まぁ兄貴が殺られるなんて考えもしないけど」

 

 

 ……先ほどの汽車の時もそうなんだけど、もしやエルザはロプトに恋心を抱いているんだろうか。というより、あれで目立たないアプローチしてるつもりなのだろうか。そう考えるとエルザも同じ()()()なんだと改めて理解できて、何だか微笑ましい感じがする。

 

 さて、もう1つ気になったことがあるのよねぇ。汽車の時もそうだし、今も話に出てたんだけど……気になるのよねぇ。

 

 

「ねぇハッピー、エルザたちを育てたって……?」

 

「あい。ロプトの兄貴はグレイやエルザ、ナツとかミラを修行させたことで有名なのです。妖精の尻尾の中では」

 

 

 ちょっと待って。さっき何て言ったのかしら?グレイやエルザ、ナツとか()()って言った?あの週ソラのグラビア特集で必ず出てくるミラジェーンが!?(昔の話だけど!)

 

 

「何でそこでミラさんが出てくるのよ!?」

 

「ミラだって元S級魔導士ですし、何よりロプトの兄貴の仕込みあってのミラなのです。あい」

 

「あの常識人そうなロプトさんが……よもやナツたちの師匠って」

 

「因みにロプトの兄貴は今でもこのメンバー相手でも勝てるのです。あい」

 

「もう突っ込まないわよ……」

 

 

 確か港の時は見た限り町を守る役に徹してたのよねぇ。それが妖精の尻尾主力メンバーの師匠で、『永久機関(エターナルエナジー)』っていう妖精の尻尾№1魔導士って何このギャップ。

 

 でも、そんな考えが中断される様な音が私たちの耳に入った。ハッピーもエルザも、バテているナツもその音を聞いて何やら勘づいたらしい。魔導四輪のスピードが上がってまたナツがバテたけど。

 

 

「今の音……【魔導兵器】か!」

 

「しかもこの音、ロプトが持ってたヤツにあった気が……!」

 

「えっ?えっ?何の話?」

 

「【魔導兵器】。ロプトの兄貴が()()()()魔法を用いた武器のことなのです」

 

「ちょっと待って開発!?ロプトって開発もできるの!?」

 

「あい!しかも少ない魔力で高い攻撃力のヤツを幾つも作っているのです!」

 

 

 んな無茶苦茶な。それを作れるということは、かなりの技術者ということになる。何よそれ!もうロプトがどんな人なのか分からないわよ!

 

 その音を聞いてから数十秒後、私たちはクヌギ駅を見下ろせる場所に一旦停まったが既に汽車は無く線路に続く様にエルザは魔導四輪を走らせた。そしてナツはまた吐きそうになっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「ほらほらほらぁ!どうしたよぉ!?当てる気あんのかなぁ!?」

 

「ちょこまかとぉ……!」

 

 

 ただいま絶賛飛翔中の俺、そして列車と並列に並んで相手をおちょくっている。俺の両手には先程まで()()()に無かった狙撃銃を持っている。これはレポートにある換装の理論に基づいているので、実際離れた場所からでも呼び寄せることはできる。

 

 そしてこれは俺を造り出した魔導士がレポートに書き留めていた物の内の1つであり、『№0495【魔導狙撃銃】』という安直な名前だが性能はかなり御墨付きだ。そもそもあの魔導士が書いたレポートの発明品は全て“少ない魔力”で“高性能”というコンセプトで纏められている。良い例で【魔導二輪】なんかそうだ。

 

 そしてこの狙撃銃。コイツは銃本体に術式を付与させ、それに対応した効果を通常の弾丸に付与させるという代物である。ここでは魔力が多いことと、そもそも人間に対しては非殺傷をしなければならないので魔導弾にした。それでも当たれば肉を抉られる様な痛みは襲ってくる。

 

 術式の効果は置いといて、今は横の奴等を相手し……しまった駅が見えてきたな。いや待て、ここは逆に一掃するチャンスなのでは?よっしゃラッキー!

 

 というわけで飛行速度を上昇させ先にオシバナ駅に向かう。さっきの加速でソニックブームが出たけど気にする必要は無いか。

 

 まぁかなりの速さで着いちゃった訳だけども……おろ評議院の奴等じゃまいか。

 

 

「誰だお前は!?」

 

「地獄からの使者!……スパイダァチガウ!」

 

 

 しまった何故かネタに走ってしまった。まぁ良いや。右腕の間接近く、右胸の俺の紋章を見せる。色は深緑の俺だけの妖精の尻尾の紋章。

 

 

「妖精の尻尾!コレイヤダケド『永久機関』のロプト・ビギンズだ!」

 

「妖精の尻尾!?しかもS級魔導士の『永久機関』だと!?」

 

 

 かなり俺の来訪に驚いている様子だな。というより評議院の奴等は喜びを浮かべている奴等が多いな、何故なのだろうか……というのは辞めておこう。俺が妖精の尻尾の1つの常識人、尚且つ“俺が手掛けた魔導兵器”の量産型を作ったのは俺だ。かなりの技術提供を評議院にしているのだ。かなりのコネクションだな。

 

 そしてS級魔導士という肩書き。その実績もあるため評議院の者の間では御世話になっている人物であり信頼におけるから。というのが挙げられる。

 

 そして、このコネクションを利用する手だては無い。

 

 

「ここに居る評議院の者たちに伝えておく!もうすぐ鉄の森(アイゼンヴァルド)がこの駅に訪れて来る!俺1人で対処するから、貴殿方は外に出て民衆の保護をお願いします!」

 

「!?何を無茶なことを!」

 

 

 1人が声を出すが、それよりもお前らは実力差も考えてくれ!そして俺が邪魔に感じるから!でも口では言わない、これお約束。

 

 

「貴殿方には確かに闇ギルドの捕獲という命令があるでしょうが、俺の魔法だと敵味方問わずに被害が出てしまう恐れもあります!故に貴殿方は、()殿()()()()()()()民衆の保護に当たってほしいのです!」

 

 

 決まった!これは十八番、弱弱組織から弱組織まで兵装を揃えさせて強化させたが所詮雑魚。つまりはこんな言葉1つでも掛ければさっさと退散してもらえるんだよ。無様だなぁ評議院!

 

 案の定効いた様で、この駅のホーム内に居た評議院は全員外に出てもらった。そしてちょうど列車も到着し、ゾロゾロとお仲間さんたちが出てくる出てくる。ただ俺にやられた奴等は痛みの回復なのか出てきてすらいない。

 

 先頭には大鎌を持った死神()()やら何やらが此方を睨んでくる。何故かって?俺の持つ笛を狙ってるからだよ。挑発として笛を上に投げてキャッチしてみるが、案の定イラついている様子だな。

 

 

「ハッハッハッ!やぁ君たち、そんな苛々してると寿命縮むぜ!ミルフィーユ食うかい?」

 

「……妖精の尻尾『永久機関』、お前それが何なのか分かってるのか?」

 

「おや俺の問いに答えてくれない?困ったなぁ、かなりの力作なんだけど」

 

「テメェ!おちょくってんのか!?」

 

 

 うっわぁ……スッゲェ苛々してる。人間こわひなぁ、戸締まりすとこ。っていうか折角の御挨拶なのにピリピリしないでよぉ、しかも隙を態と与えているのに。

 

 

「心外だなぁ。結構本気なんだけど、7割くらい」

 

「いやミルフィーユ食うのか聞くのに7割本気ってどういう意味?」

 

「まぁ良いや。お前らの狙いはこの笛だろ?何で欲しがるのか聞かせてくれないか?敵だけど」

 

「敵っつう自覚はあるのかよ……」

 

 

 そりゃ敵対してるから敵なんだし。その辺りは見失ってないからね、俺。という訳で戦闘態勢として空中に浮遊しまぁす。風魔法じゃないからねぇ、誰だって驚くわな。

 

 相手の死神様も空中に佇んで戦闘態勢を取った。因みにこの笛は見せておきます。挑発の為です。

 

 

「……フゥ、で?この笛、一体どうするつもりだったのかな?」

 

「お前は知らなくて良いことだ。さっさとそれを返してもらおうか?」

 

「俺の()()と対等に戦えるなら返すさ」

 

 

 未だに挑発は続けさせてもらう。そしたら死神は悠々と高みの見物なのか、近くの電灯の上に座り込んだ。あーらら、お前は最後の切り札ってか?ま、大丈夫か。

 

 ちょっとばかし首を横に倒してポキポキと鳴らした後、軽く呼吸をして口角を上げて口を開く。

 

 

「さて、諸君らは…………()()退()()()()()()()?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 □□□□□□□□□

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 駅内には慌ただしく駆ける4名と翔ぶ1匹の姿が居た。ナツ、グレイ、エルザ、ルーシィ、そしてハッピー。その4名は音が響く方向へと向かっていた。特にエルザとナツの必死加減には頭を悩ませるだろう。ナツは戦闘、エルザは……色恋関係なのだろう。

 

 しかし駅の内部に到着したと思えば、見えた光景は見慣れている様で見慣れていない光景であった。

 

 

「はいっと!」

 

「ぐぶぅ!」

 

「よっ!」

 

「ねぶらぁ!」

 

 

 ロプトが相手の1人に飛び膝蹴りを与えた直後、その者を壁代わりとし飛び蹴りを与える。しかも的確に顔面ばかり。

 

 ロプトを止めようと大多数の魔導士が魔法を放つが、手で払うだけで軌道が逸れて当たりも掠りもしなかった。代わりにロプトは右手に持つ狙撃銃を右手だけで持ち、銃本体に術式を纏わせて放った。すると魔導弾は途中で幾つかに分かれ多数の魔導士に当たる。

 

 後ろから物理的に斧や剣持ちの者が奇襲を掛けるが、まるで気付いているかの様に後ろに振り向く要領で左足での回転蹴りを御見舞いする。

 

 ロプトの左斜め後ろから魔法を放とうとする者が居たが、その者を見ずに魔導弾を頭に当てる。完全無双状態の出来上がりである。

 

 

「ロプトォォオ!!」

 

「ん?……あ、ナツ「『火竜の咆哮』!」あっぶねぇ!」

 

 

 間一髪の所でナツの放った咆哮を避けたロプトだが、避けたことによって他の鉄の森のメンバーから焼けた臭いが漂っている。

 

 

「俺も交ぜろぉぉ!」

 

「あーもう交ざって良いから敵倒すよ!」

 

「ナツとロプトだけに良い格好させてたまるか!」

 

「だぁーもう無茶苦茶だよ!」

 

 

 ナツ()グレイ()の何時もの犬猿の仲(仲良しコンビ)ロプト(ホムンクルス)の戦闘に乱入を仕掛ける。グレイの造形魔法、ナツの滅竜魔法、ロプトの……魔法が辺りを鮮やかに仕立てる。主に相手の絶叫やら何やらによって。

 

 ロプトの持つ狙撃銃から幾つもの魔導弾が発射され、ナツの一撃必殺級の魔法付与の拳が炸裂し、グレイの造形魔法によって閉じ込められる。または吹き飛ばされる鉄の森のメンバー。

 

 だが未だに死神は降りてこない。それどころか何処かへと向かってしまった。

 

 

「ナツ!グレイ!コイツら任せるわ!」

 

「何処行くんだよロプト!」

 

「あの死神んとこだわ!あぁそれとエルザ!さっき1人影になって消えた奴居るから捜しといて!」

 

「……!わ、分かった!」

 

「んじゃ早速……!」

 

 

 ロプトは飛翔して死神(エリゴール)を捜しに翔ぶ。といっても笛はロプトが所持している為、流石に遠くに逃げたかと考えている最中……誰かが脚を掴んだ。

 

 

「ウップ……」

 

「……ナツ、お前色々駄目だろ」

 

 

 ナツであった。何故脚を掴んでいるのか聞くとエリゴール倒すと小さく呟いた。強者を相手にしたい気持ちは分からんでも無いが、流石に酔いと戦ってほしいと願うロプトであった。

 

 仕方なくロプトはナツの体を抱えてゆっくと下ろす。ナツは地面に足が着いた途端に回復し何時もの本調子に戻った。ロプトは飛翔した場合の先程のナツの行動を考慮し、今度は加速と反発の効果を発動させ走る。

 

 

「ふ~む……上か。でもなぁ」

 

 

 懸念しているのはナツの純粋な執着心。戦う、守る、倒すなどの1個体に対する戦闘への執着心である。今回のナツの狙いはエリゴールであり、そいつが対象となっている。が、上空に居るとなるとロプトも飛翔しなければならないが索敵能力の高いロプトが対象を見つけ尚且つ近くにナツが居るという場合。これほど面倒なことは無い。

 

 しかし懸念しては相手に辿り着けない。況してやロプトが笛を所持しているのにも関わらず奪い返そうともしない。考える中では罠を仕掛けている可能性もあったが、そもそも倒せば良い話でもある。

 

 なのでロプトは浮遊すると逆さまになり天井に足を向けて突撃する。

 

 

「“龍脈操作”『羅貫』」

 

 

 かなりの速度で天井へと向かって行ったが1人が通れる穴だけを空けて外に出た。

 

 そしてその直後、駅が風の障壁に包まれた。とどのつまり隔離された訳である。

 

 

「よぉ永久機関様、お仲間さんとはぐれちまったなぁ」

 

 

 飛翔しながらそう口を開いたのはエリゴール。大鎌の柄を肩に置いてロプトを挑発している。

 

 

「……………………可笑しい」

 

「はっ?」

 

 

 しかし予想の斜め上を行った回答でエリゴールは逆に呆れた。しかもロプトはまだ独り言をしている。

 

 

ここベストだよな?だったら他に……あぁ、そっちなのか

 

「何をブツブツと……!」

 

 

 エリゴールの視界から消え去ったと思いきや、後ろを見るとロプトがかなりの速度で線路に沿って飛翔していた。追いかけようと考えたが、エリゴールの魔力も先程の風の障壁で少ない。ある程度飛翔し、回復したら行こうと考えたエリゴールであった。

 

 そもそもの狙いの方に笛は運ばれたからだ。

 

 

 

 

 

 

 

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