コラボストーリーシリーズ   作:水岸薫

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『侵略! パンツァー娘』編 第5話『試してみなイカ?』

「う~ん、どうやってもこれはなかなか出来上がらないなぁ……」

 

 倉庫の中、基(仮)勇樹研究所内では勇樹が何かを開発しているのかFCM36歩兵戦車を見ながら設計用紙を見ながら何かを書いているが、なかなかいい物が出来上がらないのか「う~ん」と悩みながら描いている。

 

「資金はあるものの何かを作らないと落ち着かないな……どうしよう」

 

 勇樹はそう言いながらアイスココアを飲んで落ち着こうとしている。すると。

 

 

 ドガアッ!!  ドガアッ!!

 

 

「な、なんだ!?」

 

 突然何かがぶつかっている音がしたため、彼は急いで扉を開いて外を見てみる、その瞬間。

 

 

 シュッ! バガッ!!!

 

 

「ぶがぁッ!!」

 

 突然ボールが顔に当たったため、勇樹はそれを顔から外す、どうやら顔に当たったのはバレーボールだ。

 

「いてて、なんでボールが……てかバレーボールから連想するチームって」

 

 勇樹は何か心当たりがあるのか、あたりを見渡すと、一年生のうさぎさんチームが「すみませーん」と言いながらやって来る。

 

 

 

 

「まったく、バレーをするのはいいけど。風紀委員にこれやられたら怒られるよ」

 

 怒られはしなかったが注意されたうさぎさんチームは「わかりました」と言いながら答えると、うさぎさんチームの中からツインテールの大野あやが「あれ?」と何かに気づいたのかあたりを見渡している。

 

「ん、あやさん。どうしたんですか?」

 

「あ、実はなんですけど紗希がいないのでどこに行った、の、か……」

 

 途中から何かを見て驚いたため勇樹は「ん?」と後ろを振り向いてみると、なんと紗希が勇樹の設計しかけているメカの設計図をいじっている!!!

 

「あああああああっ!!!! さ、ささささ紗希!! オレが作りかけているメカの図を!!」

 

 それを見た勇樹は急いで先を抱えて他の所に移して用紙を見ると、メカの外観は問題なかったが、内部であるエンジンや操縦席がばらばらになっている。

 それを見て彼は「あ~あ、やっちゃたな」と答える、だが何かに気づいたのか「ん?」と用紙を再び見る。そして何かに気づいたのか「そうか、それがあったんだ!!」と言うと紗希に向けてこう言う。

 

 

「紗希さん、あんたはとんでもない才能があるよ!! ありがとう!!」

 

 

 紗希にそう言った彼は「早速、再び設計紙に描くぞー!!」と言いながら書き始めた。

 それを見た紗希は「何のこと?」と首をかしげるのである。

 

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 午前2時ごろ、倉庫の中ではギンゴンガンゴンッ!! と、金属の響く音がして何かを組み立てている。

 その音の正体は、勇樹が何かの乗り物を作っている音であった。その乗り物は円筒状に近い形で色は紫色をしており、手足は巨大なシャベルの形に近い形をした手足が付けられている。

 勇樹は何かの部品をみて「これをこうしたらもう少しで」と言いながらカチャカチャと作っていく。

 そして、彼が作った何かを乗り物につけると「やった、ついに完成だぁっ!!!」と、喜ぶのであった。

 そして、勇樹が完成したメカを次の日になると同時に、『れもん』にいるイカ娘に栄子と千鶴、バイトの渚と『侵略部』の清美達。大洗のアンコウチームとうさぎさんチームにカメさんチームとアリクイチーム、そしてレオポンチームに『昼に面白いのを見せるよ』とメールで通信するのであった。

 

 太田たちにもそれを知らせると『なんだろう』と思いながら『れもん』へと集合するのであった。

 

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「で、皆さんもですか?」

 

 太田の言葉にみんなは「そうだよ」と一斉に答えるのであった。

 

「まったく、昼は休憩があるからかまわないけど。何を作ったんだ?」

「もしかして、イカ娘ちゃんが集めたごみで何かすごいのを作ったと思うわ」

「でも、私も見たことない物だから。全然知らないゲソ」

 

 栄子、千鶴、イカ娘はそう言うと渚が「もしかして」とある物を浮かばせる。それは。

 

「(イカ娘さんの侵略を押さえることが出来る機械でしょうか、もしそれが出来たら私は…!!」

 

 と、頭の中で浮かばせるのであった。一方の大洗は。

 

「うーん、わたくしたちに見せたいのはいったい何でしょうか?」

「昨日の夜遅く作っていたから、きっと大きな何かだろう」

「でも麻子、その何かってなに?」

「もしかしたら、勇樹殿は私たちが見たこともない大きな乗り物でありますね。前見た時には戦車を再現していましたから」

「ええ!? そ、それは驚きました」

 

 華は何を作っているか考えて、麻子は彼が見せるのを予想し、それを逆に質問する沙織。乗り物ではないかと秋山が言ったところ、それを聞いたみほは驚く。

 カメさんチームの角谷杏は「それだったらおもしろいねー」と言いながら干し芋を食べ、河嶋桃は「まったく、あいつの脳はどうなっているんだ?」と頭を抱えると、小山柚子は「なんだろう?」と不思議に思うのであった。

 うさぎさんチームは、この前言った勇樹の言葉に疑問を持っているのか、みんなが考えており。アリクイチームはゲームをしながら「「「きっと最高な物だろう」」」と一斉にそう確信する。

 レオポンチームは「最速の乗り物?」「それとも見たころもない乗り物なのか?」と、車の話をするのであった。

 太田たちは「きっと、また新しいメカだろうな」と思いながらみんなを見るのであった。すると、中弐が「ん、あれはなんだ?」と砂浜を見て言ったためみんなは「何が」と思いながら砂浜を見る。

 

 

 

 そこで見たのは、何かが地面の中にいるのか何かがこっちに向かって掘って進んでいる。

 

 

 

「む、なんだあれ?」

「何かが潜んでいる……モグラでしょうか?」

「いや、あれは絶対にモグラじゃねえだろ。明らかに大きいよ!!」

 

 麻子がその光景を見て言うと華は「モグラ」と言うが、栄子は非常に大きいのを見て「モグラではない」と全力で答える。

 だが、その何かは徐々にスピードを増してきたのか太田たちはいるところへと移動してきている。それを見たイカ娘は「させないゲソ!」と、彼女の触手が突然地面に潜ると、その掘っている物に向けて伸ばしていく。

 

「そうか、相手が生き物だったらイカ娘の触手で捕まえて」

「正体を見ればわかるのね、さすがイカちゃん」

「ふふふ、私の脅威を思い知るがいいゲソ!」

 

 栄子と千鶴はイカ娘をほめていると彼女はそのまま触手を伸ばしていくと「捕まえたゲソ!」と触手を地面から出すとその正体が現れた。

 

 それは、円筒状に近い形で色は紫色をしている。

 手足は巨大なシャベルの形に近い形をした手足が付けられている

 そして目と口が付いていて鼻だと思われるところにはドリルが付いている。

 

 

【挿絵表示】

 

 

 それを見たみんなは「え!?」と目を丸くして驚くと、その何かは地面に勢いよく落ちると口が開くとそこから煙を吐き出すと同時に、胴体の一部がバカッと何かが開くと意外な人物が現れた。

 

 

 

「いでででで、まったく何があったんだ?」

 

 

 

 ゴーグルをして誰かわからなかったが、特徴ある声を聴いた華が「あら?」とこう答える。

 

「勇樹さん、いったい何をしているんですか?」

 

 それを聞いたみんなは「えええっ!?」とさらに驚く、そして勇樹は「ん、なに?」とすっとぼけに答える。

 

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「ええ、これが勇樹君が作ったメカ!?」

 

 それを聞いたみほは驚くと、勇樹が「え、そうだけど?」と目を丸くして答える。

 

「今回作ったメカは戦車のように頑丈でモグラの様に穴を掘ることが出来るのを合わせて作ったんだ」

 

 それを聞いたうさぎさんチームは「もしかして!」とこの前のことを思い出す。

 それは紗希が設計図に落書き(?)をした時に勇樹が何か閃いて作ったこと。

 

「勇樹さん、もしかして紗希が書いたあれで?」

「ん、おうそうだ。今回はうさぎさんチームのおかげでこのメカが出来上がったんだ。お礼として今回はみんなに中を見せることにしたんだ」

 

 突然の言葉に太田たちは「マジで!?」と驚く、彼が一般の人をメカの中を見せるのは一度もない。

 それを聞いた秋山は「マジでありますか!?」と驚き、レオポンチームは「おお、それはいいね」とナカジマが言い、うさぎさんチームの梓は「本当ですか!?」と答えると勇樹は「もちろん」と答える。

 イカ娘に関しては「非常に危険なので千鶴と一緒に」と栄子に言うと、千鶴はOKと答えると同時にイカ娘と一緒に行動する。清美を含む『侵略部』と渚は「逆に安心する」と答えるのであった。

 

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「おおっ、ここが操縦する所でありますか!!」

 

 秋山は目をキラキラと光らせながらあたりを見渡している、それを聞いた勇樹は「いやぁ、そんなことはねえぞ」と言いながら照れるのであった。

 彼らがいるところは、ちょうどドリルが取り付けている操縦席で、ここに入れるのは限度があったため清美と栄子と秋山、そしてみほと案内をすることになった勇樹が入っている。

 

「へぇー、あいつが集めた物や粗大ごみに放り出されている物でこんなものを作ったのは驚いたぜ」

「そうですね、どのように動いているのじゃ気になってきました」

 

 栄子と清美は操縦席を見ながら言うと、勇樹が「オレが開発したメカだからな、これぐらい簡単だ」と答える。

 

「メインエンジンは2本のレバーと操縦ハンドルと専用スイッチと言った3種類の操縦機で動かしている」

 

 それを聞いた秋山は「さすがです、素晴らしいです勇樹殿!!」と感動する。

 みほは操縦席を見て「すごい数の操縦機がある」と、目を丸くしてつぶやく。

 

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「ここがエンジンとなるかまどか、結構丈夫そうだね」

 

 続いて移動したところは、このメカの動力源となる後部辺り、その真ん中にはかまどがあり左右には石炭や薪に燃料となるガソリンが積んでいる。

 ここも人数制限があるため、ナカジマとももがーにぴよたん、麻子と華に千鶴とイカ娘と一緒に来ている。ただ、ほかのとは違って内部が熱いためイカ娘は「熱いゲソ……」と言いながら倒れる。

 

「かまどだとエネルギーが通常の数倍も力が増して、内部に取り付けられている耐熱性の特殊な風車で動かすようになっているんだ。さらに冷蔵庫の様に熱を放てばのちには様めることが出来るんだ」

「へえ、じゃああの時の動きはこのかまどで動いていたんだね」

「でもこれじゃあ熱は溜まってかまどが壊れるんじゃないか?」

 

 勇樹の開設にナカジマは感心するが、麻子は壊れるのではないかと言うと勇樹は「それはない」と解説をし始める。

 

「このかまどは一定の熱さが溜まると上から煙突が下りてきてかまどと合体して熱が放つようになっている、そして熱が放った後は自動で閉まるようになっているんだ」

 

 それを聞いた華は「まあ、凄い機能ですね」とほめる。すると千鶴は何か思いついたのか、勇樹に向けてこう質問する。

 

「それじゃあこのかまどで料理は出来ないかしら?」

「できないとは言えないけど、かまどの熱を調節さえすれば料理は出来ますけど……なんでそれを?」

 

 彼女の言葉に勇樹は答えると、千鶴は「確認よ確認」と言いながらイカ娘と一緒に動いていく。

 ももがーとぴよたんは「それじゃあ電気は出来るもも?」「気になるぴよ」と言うと彼はこう答える。

 

「もちろん、これは火力発電の様にかまどで発電することもできるんだよ」

 

 そう彼が答えると2人は「充電できるかな?」と考えるのであった、もちろん勇樹は何のことか分からない。

 

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「おおーここが関節なんだ、狭いけど結構すごい数だね~」

 

 杏が答えた場所は、勇樹たちが通ってきた床の真下にある空洞内、ここはメカの大切な関節やコードにエンジンを通す専用のパイプなどが付けられている。

 ここは非常に狭いため、ねこにゃーに杏にうさぎさんチームの紗希と優季と梓と一緒に来ている。本当はレオポンさんチームも入る予定だが、コードや関節などが多かったため「壊れたら大変な事になる」とスズキたちがそう言うのであった。

 

「関節って言っても、これはメカの一部でそんなに素早くは動けないんです」

「いやいや、こんなにもいろんな関節があって動かすことが出来るのはすごいよ~」

 

 杏は勇樹をほめていると優季が「あ、これは何ですか?」と言うので彼は振り向くと、前に四角い何かがあったため彼は「ああ、これ?」と答える。

 

「ここは魚雷発射装置で、普段はあまりしないけどサメや逃走している者を捕まえたり追っ払うために設置したんだ」

 

 勇樹はそう言いながらスイッチを押すと、壁が突然開いく。そこは海の家『れもん』が映っていた。

 

「万が一のことを考えてここから脱出するように設計したんだ」

「へえ、すごい所に着けましたね」

 

 梓はそう言うと勇樹は「まあ、万が一のことだからな。万が一のこと」と言いながら床から出ると杏たちを移動させる。

 すると、ねこにゃーが「ん、なんか涼しい」と言ったため勇樹は「え?」とあたりを見渡す。そして何か気付いたのか、こう答える。

 

「ああ、このメカに設置した中古のエアコンを改造して最新型のエアコンにしたんだ。きっとそれで涼しいだろ」

 

 それを聞いた猫にゃーは「にゃるほど」と言いながら、眼鏡のブリッジを上げるのであった。

 紗希は操縦席においてある本を手にして持っていくのであった。

 

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「にしてもすげーなー、こんなもので作ったのは驚いたよ」

 

 栄子はそう言いながらモグドンを見ていると、勇樹は「まあ、これぐらいオレにかかりゃ簡単だ」と自慢するのであった。

 すると千鶴が「それじゃあ勇樹君、相談があるけどいいかしら?」と言ったため彼は「なんですか?」と話をするのであった。

 

 

「明後日、れもんとのコラボを作るんだけど。あなたのかまどで料理は作れないのかしら?」

 

 

 それを聞いた勇樹は「なるほど、それだったら」と話していると、突然メカからギギギッ、と音がしたためみんなは何かと振り向く。

 するとモグドンの体が左右に少し揺れるかと思いきや、突然ドリルが回転し始めると同時に手足が動き始めて地面を掘り始める。

 初めは勇樹の何かの演技かと思って見てみるが、彼は何があったのか目を丸くして見ている。すると華が「あら、これは……」と紙を拾う、そこに書いていたのは。

 

 

 

『メカはいただいた、返してほしければ3日後、3式中戦車(チヌ)を持ってこい』

 

 

 

 それを見たみんなは「どうしよう……」と考え始める、3式中戦車(チヌ)はアリクイチーム、つまり猫にゃーとももがにぴよたんが搭乗しているのであった。

 解決法は何かないかとみんなは考えるのであった(ただし栄子と千鶴、イカ娘に渚はれもんの仕事があり。清美を含む『侵略部』のみんなは学校の部活があるため、途中から参加することになった)。

 何かないかとみんなは作戦を考えているが、これでもないあれでもないという状況であった。

 

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「うーん、なかなかいい方法が浮かばないね」

「これと言った方法が無いねー」

 

 あやと優季を含むうさぎさんチームは何かないかと考えていると、紗希が分厚い本を読んでいたため梓は「紗希、何呼んでいる?」と言うと、彼女は本を見せる。

 その本には『モグドンの取扱説明書&戦車用遠隔コントロールの作り方』と書いている。

 それを見たとたん、梓は「そうだ、これを使おう!」とある計画を出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 次の日、梓は大洗のみんなとれもん、そして勇樹たちを集めて作戦の内容を話す。

 

「と言うことです、勇樹さんの発明品とレオポンさんの自動車技術、そしてアリクイチームの操縦テクを使えばうまく行けると思います!」

 

 それを聞いた勇樹は「それはいいですね!」と賛成しホシノは「面白そうじゃん」と興味を湧き、ねこにゃーは「ゲームだったらボク行けるかも」と答えるのであった。

 

「よーし、そうだとしたら早速部品を集めるぞ!!!」

 

 勇樹はそう言うと、太田たちは「おー!!!」と叫ぶと、早速作戦を実行するのであった。

 

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 そして当日、手紙が来たためみんなはそれを見ると『由比ヶ浜に来い、ただし戦車を移動してくるときは西住みほ、武部沙織、冷泉麻子を連れてきて、交換すると同時に下がれ』と書かれている。

 それを聞いたみほは、麻子と沙織と一緒に戦車を例のところまで移動する。

 そこにいたのは、赤色と白色そして黒色のコートでだれか分からなかったが右ポケット辺りに虹色をしたドクロマーク型のバッチをしている。

 

 

「約束通り、この乗り物は返す。その代わり」

 

「わかりました、麻子さん沙織さん」

 

 彼女の言葉に沙織と麻子は縦に振ると、戦車から降りてモグドンへと乗る。そして……。

 

 

 

 

 ガチャンッ!!

 

 

 

「「「!?」」」

 

 

 

「へへーんだ、無料で返すと思うなよー!」

 

 黒色のフードをかぶった人が言うと、そのまま3式中戦車を奪おうと「行くぞー!!」と走っていく。だが。

 

 

 

 

 

 

 

 ギ…ギギッ……ギギギギギッ!!

 

 

「…え、動いた?」

 

 砲台が、右に動き始めたため赤フードを人は何かと目を丸くしている、そして。

 

 

 

 

 

 

 ドガアアッ!!!       ズゥゥウウンッ!!

 

 

 

 

 砲台から何かが鼻垂れて数秒後、砂浜に大きな爆発音がすると同時に大きな砂粒が空を舞った。

 それを見た3人は「え」と呆然と立ち尽くして数十秒後、戦車の中から弾を詰めつ音がすると同時に戦車はフードをかぶった者たちを向いた。そしてそれを見た彼らは。

 

 

 

「「「ゆ、幽霊だぁぁぁあぁああああああっ」」」

 

 

 と変なことを言いながら去って行くのと同時に戦車はそのまま彼らを追い始めた。

 

 

 そして数分後、戦車の砲台から網が放たれると同時に3人はそれに捕まってしまい、警察に御用よなったのであった。

 それと同時に勇樹たちはモグドンに閉じ込められたみほたちを救うのであった。

 

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「さすが勇樹君、この道具を作るなんて!」

「いやいや、紗希さんが持っていたその本のおかげで解決できましたよ」

 

 その夜、勇樹はうさぎさんチームに誘われて今夜は冷やししゃぶパーティーをすることになった。

 この戦車が自動で動いたトリックは、勇樹が作り上げた『遠隔コントロールセット』を作ってそれを3式中戦車に取り付けて、猫にゃーたちが使っているゲーム機を使って戦車を操縦するようにした。

 使用範囲はそんなに離れても使用できるので、彼女たちと一緒にフードの人たちにはばれないように隠れるのであった。

 

「それにしても、紗希やるね」

「あの説明書と設計図を持ってくるなんて、さっすがっ!」

 

 優季とあやは紗希をほめると彼女はコクッと首を縦に動かすと同時にジュースを飲む。

 すると、それを見た勇樹は。

 

「ああ、紗希は『役になってうれしいよ』だな」

 

 それを聞いた途端、あやに優季に梓に桂里奈にあゆみは「わかったの!?」と驚く。紗希はポカーンと、目を丸くしている。

 

「まー、今までいろんな人たちにあったから。彼女の動きやわずかな唇の動きで話は分かるよ」

 

 それを聞いたあゆみとあやと桂里奈は「すごーい!!」と感動し優季は「驚いた」と後ろに引き梓は「私たち以外に紗希の話を読める人いたんだ」と目を丸くするでのあった。

 その後、彼女たちは冷やししゃぶを食べながらもみんなと話して、楽しい日を過ごすのであった。


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