戦車道を初めて1週間、時刻は10:00。
今勇樹たちは、由比ヶ浜の真ん中にある戦車『T-34-76』に乗っている。
戦車に乗っている理由、それは実践と言う物だ(簡単に言うと、見て学ぶより少しは実際に学ぶこと)。
『それじゃあ実践します。くれぐれもケガをしないようにしてください』
「わかりました、それじゃあお願いします、みほさんイカ娘さん、アンチョビさん」
勇樹たちは実践指導員として西住みほとイカ娘、そしてアンチョビ(本名は安齋千代美)から学んでいる。
勇樹たちはいつもの夏服ではなく、誰見えないように戦闘兼学生服へと変身して戦車に乗っている。
『それじゃあまずは砲撃です、的はあちらに当ててください』
みほは海に浮いている木の的に向けて言う、的は沈まないように浮きが付いている。
それを見た勇樹は「わかりました、やってみます」と言い百合子たちに指示する。
「幹子、的は海にあるから砲台を右に動かせるかな?」
「わかった、できる範囲だけどやって見るよ」
勇樹の言葉に幹子はそう言うと、引き金のすぐ近くについているハンドルを動かすと、砲台は海の方へ向く。
「よし、的は……あった。」
「おお、ここからだと結構遠いな。美樹さん距離は?」
幹子と中弐は的を見でいると中弐の質問に彼女は「そうだね。ここから的までの距離は確か1500mほどだから、確か1割る2積1500だから」と計算している。
「750mだね」
「よしっ、装填完了だ!」
幹子が言うと同時に伊江が装填完了の言葉を言うと、勇樹は「それじゃあ、周囲に人は以内か確認した後」と言うと同時に、彼はこう叫んだ。
「撃てっ!!」
その言葉を聞いた幹子は引き金を引くと、砲台から弾が放たれて弾はそのまま的に命中する。
「やった! 命中だ!」
「うっし!」
幹子の言葉に伊江は喜び、百合子は「無事、的に命中しました」と通信する。
『流石幹子さんだ、ナオミさんから学んだとはいえ一発で成功するのは初めてだ』
『そうですね、私たちは西住殿からですし』
『そうだな、私も一度で当てたのは初めてかもしれん』
「え、そうですか?」
栄子、優花里、アンチョビの言葉に伊江は聞いていると。みほが『それでは次は移動です』と言い出す。
『戦車は大砲とは違って移動が必要です、小森さんできますか?』
「移動手段は麻子から聞いたから大体は分かる、やってみる」
みほの言葉に小森はそう言うと、レバーをガチャンッ! と動かした。すると戦車がガガガガッと動き始める。
砲台は海に向いていたため幹子が「おっと戻さないと」と元の位置に動かした。
「小森すごいな、普段は勉強が苦手なのに」
「勉強自体が苦手じゃなくて正しくは教えられるのが嫌なんだ」
勇樹の言葉に小森はジト目で答えると、伊江が「ところで移動はどこまでなんだ?」と百合子に言うと彼女は「ちょっと待ってね」と言い通信機で沙織に質問してみる。
そう言っていると、みほから『ここで止めてください』と言ったため中弐はレバーを動かして戦車を停止した。
「っと、停止するのに結構疲れるな」
「そうだな砲弾を装填するだけでも苦労はしたが、そんなに大変じゃなかった」
「放つのも同じだね、ちょっと衝撃はしたもののナオミさんに教わったから大丈夫だよ」
停止と同時に小森、伊江、幹子はそう言っていると。突然アンチョビが『それじゃあ次だ』と言い始める。
『次は私たちを追うことだ、先ほどの操縦を見て問題はな安定だが砲台を放ったところを見たら停止しした時にはなったから』
「今度は動きながら攻撃。ですね?」
百合子がそう言うとアンチョビは『ああ、そうだな』と答える。
すると中弐は「あれ、それじゃあ無理じゃないか?」と言ってきた。
『無理ってどういう意味でゲソ?』
「カエサルから聞いた話だと、戦車を移動して目標がいた時。発射するときは動いて停止すると同時に放つではなく、停止して数秒後放つと当たる確率が高いと聞いたぞ」
『そうですね、でも今回は動いている戦車に向けて放つ訓練をします』
みほは続けて『今回は敵としてアヒルさんチームとレオポンさん、そしてグロリアーナのローズヒップさんが的役としてきました』と答えると同時に3台の戦車がやって来る。
「なるほど、速度が遅い・普通・速いの三拍子が揃っているってことか」
中弐の言葉にみんなは「ああ、なるほど」と一斉に揃えて答える。
…………そして数分後…………
「打てぇっ!!!」
バガッ!! ドシンッ!!! ヒュパッ!
勇樹たちが放たれた弾は、そのままアヒルチームに当たると激しく爆発し、白旗が出てきた。
それを見た勇樹は『げげっ!』と青ざめると、アヒルチームのリーダーの磯部典子に通話する。
「もしもし、磯部さん。大丈夫ですか!?」
『はい大丈夫です! けがはありませんので気にしないでください! それにしてもすごいアタックでした」
安全だとわかった勇樹は安心するが、小森は「なんだそれ?」と呟く。
するとアンチョビが『む、こんな時間か』と声がしてきた。
時間と言う言葉に勇樹は何かと思い、腕時計で確認すると、時間は11:50。もうすぐ昼になるところだ。
「そろそろ昼ですか、そう言えば……みんなは?」
「おなかすいたー」
「そうだね、今の時間だと小腹だね」
「オレもそうだな」
「私は……同じです」
勇樹の言葉にみんなは答えるとみほが『それじゃあ今回はここまでにしましょう』と通信したため、勇樹たちは「おー!」と反応する。
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昼食として、勇樹たちは海の家『れもん』へと行きそこで焼きそばとカレーを頼んだ。
「相変わらずカレー食うな、好きなのか伊江?」
「まあ、そうだな。カレーは香辛料が入っているから体を燃やしてくれると言うしな」
「そう言えばそれ聞いたことありますよ? 香辛料はいろんな種類がありますから隠し味として入れていますよ」
「おお、それは本当か百合子ー?」
「おい、少しは上下関係を入れろよ中弐」
「むー、それは無理」
5人の話にみほたちは見ていると、千鶴が「できたわ」と焼きそばとカレーをイカ娘に「イカ娘ちゃん」と言うと彼女は「わかったゲソ」とそれを勇樹たちに渡す。すると。
「大変だっ!!!」
突然アンチョビが店に入ってきたためイカ娘たちは「なんだ」と彼女を見る、アンチョビは何かを見て焦っているのか、「ぜぇぜぇ」と息を切らしている。
千鶴は「アンチョビちゃん、どうしたの」と言いながら水が入ったコップを渡す。すると彼女はこう言った。
「チャーチルが盗まれた! しかも地面に吸い込まれた!」
それを聞いた瞬間、勇樹たちは「なんだって!?」と反応する。
「アンチョビさん、それは本当でゲソ!?」
「ああ、それにチャーチルだけではなく。西住の戦車にダージリンの戦車も同じ方法で盗まれたんだ!」
それを聞いたみほは「そ、それは本当ですか!?」と反応すると、幹子は「勇樹君!」と言うと彼は「わかった!」とカバンから画面を出した。
そしてカチカチッとスイッチを押すと、画面には『アンコウ、ローズヒップ、レオポン、ダージリン』の文字が一直線である場所に向けっている。
それを見た勇樹たちは、急いでT-34-76に乗ると中弐がエンジンをかける。
バルルルルッ!!
「中弐、エンジンは!」
「問題ないぞ、百合子は?」
「通信機、大丈夫です。幹子ちゃんは?」
「問題ない、伊江君もどうだい?」
「弾の数はさっき補充した、今から行けるぞ」
「よし、じゃあ行くぞ!」
勇樹はそう言いながら戦車に乗り込む……が。
シュルルッ グワシッ!!
「え、ええっ?」
腕に何かつかまれたのを感じた彼は、何かと思い腕を見ると。青い触手が彼の腕をつかんでいる。そして。
「おい、石川さんたちは何をしているか分からないが。戦車を取り戻すなら、私たちも手伝いでゲソ!」
「私たちもです、戦車を取り戻すなら私たちも!」
外からイカ娘と西住みほの声がしたため、勇樹は数分考える。そして彼は「しかたない」と言うと同時に、彼は戦車から出るとみほたちに向けてこう言った。
「時間はないが、みほさんの学園艦に行き。至急メカを作るしかない、操縦とかは大体覚えたから大丈夫だ」
彼はそう言うと、急いで大洗の学園艦へと行く。それを聞いたイカ娘は「よくわからないが、とにかく急ぐしかないゲソ!」と言いながら、急いでいくのであった。
みほたちも、勇樹が言っていたメカが気になると同時に。代わりの乗り物を用意してくれると思い、学園艦へと行くのであった。
ちょっとした展開を入れようとしましたが、少し話がずれかけてしまいました。
しかし、ここから西住達の力を見せるかもしれませんので、期待してください。