数時間後……勇樹たちは、大阪市内にあるホテルを探したが。不審な人物だと思われる人や団体がいなかった。
みんなは一旦大阪マリオネット都ホテルへと戻り、数十分の休憩と同時に作戦会議&犯人の正体を放し始めた。
「どこに行ったのでしょうか? 不審な人はいなかったのに」
海未はそう言いながら地図に赤いバツを付ける、鞠莉は「そうね、でもどこに隠れているか分かんないね」と答える。
すると、ツバサの携帯が鳴ったため「何かしら?」と携帯を見てみると『増田警部』と映っていたため電話に出る。
「はい、ツバサです……なんですって!?」
突然の声にみんなは「何だ!?」と驚き彼女を見てみると、「はい、わかりました。今からそっちに向かいます」と真剣に答えると彼女は「大阪府警察本部に行くわよ!」と言ったためみんなは急いでいくのであった。
大阪府警察本部に行くまで、さすがに遠いのでバスに乗って移動したのであった。
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「おお、ツバサさんこちらです」
大阪府警察本部の入り口に増田警部がいたため彼らは急いでいく。
彼の近くには狐色刑事がついて来ている、みんなは会議室へと行き彼からある手紙を彼女たちに渡した。
その手紙には『予告状』と定規で書かかれている、どうやら筆跡鑑定でどのような癖を出しているのか分からせないためにしているようだ。
「手紙の中身は見ましたか?」
「いえ、まだ見てへん。あなたたちが来るまで開けておりません」
陽の言葉に狐色刑事は答えると、伊江は「じゃあ開けるぞ」と丁寧に手紙を開けると、紙にはこう書かれている。
『明日の夜、なぞなぞの答えにある場所にある宝を手に入れてみましょう。
なぞなぞ1:街中にある電気車で丸道を通っているところは?
なぞなぞ2:食べ物の名前がある駅はどこ?
なぞなぞ3:亡くなった動物たちがあるところはどこ?
なぞなぞ4:その動物の毛深い姿をした動物は?』
それを見たみんなは「なんだろう?」と首をかしげている。
しかし、それを見た希は「あ、一つ分かったかもしれへん」と言ったため、みんなは「ええ?!」と驚く。
「お、おいどういう意味だ!?」
勇樹は希美に向けて言うと、彼女は「それじゃあ説明したるで」と言い始める。
「まず、この町中にある電気車と言うのは電車のことや。丸道を通っていることは環状線のことです」
「そうか、そしてこの食べ物の名前がある駅は梅田しか無いな、てことは梅田駅のどこかに絞れるってことだな」
「せやで曜君、そして亡くなった動物たちと言うのは化石になっている可能性が高いから。ここにある化石と言えば『大阪市立自然史博物館』がある」
「それじゃあ、希が言っていたこの毛深い姿をした動物って。そいつは何もんか分からないってことか」
それらを聞いたみんなは「ほへぇ……」と目を丸くするが、穂乃果と千歌と勇樹は「フフフ」とほほ笑む。
それを見た百合子は「あ、穂乃果ちゃんたち何かわかったかもしれない」と言うと、みんなは「ええ?!」と驚く。
「希たちが言っていた毛深い姿をした動物って、もしかしたら古代の動物の可能性が高い、だが何の動物かわからない」
「でも博物館のサイトである動物で見たんだ、それはマンモス」
「マンモスがいるのは自然史博物館本館の1階にある有料ゾーン、そこにあるんだよ」
「以上、千歌と穂乃果とオレの推理結果、狙われるのはどうやらそのマンモスだと思います」
それを聞いたみんなは「そうか」と目を丸くして答える。
「す、凄い! 勇樹君と千歌ちゃんに穂乃果ちゃんはすごい推理ずら!!」
「そうですわね、彼女たちの推理は驚くほどの推理力ですわね」
花丸とダイヤは彼女たちを見てキラキラと輝いていると、絵里は「それじゃあ急いでいきましょう!」と言うと彼らは「了解!」と答える。
そして、近くにあるバスに乗ると、急いでその博物館へと行くのであった。
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大阪市立自然史博物館は、人間の取り巻く自然について、その成り立ちやしくみ、その変遷や歴史について、研究、資料収集、展示、普及教育活動を行う博物館施設。
彼はそこから入り、ツバサたちと聖良たちの増田刑事の手帳を見たところ艦内にいる係の人は「わかりました」と言いながら彼らをマンモスがあるところへと案内する。
「おお、大きいマンモスだ」
「ほんとう、凄いね」
伊江とルビィはマンモスの骨格を見ると目を丸くして答えるが、佐々木とダイヤは。
「まあ素晴らしい姿ね」
「まことに大きいですわね」
と、マンモスの骨格を見て素晴らしいと答えるのであった。
すると、太田は何かに気づいたのか博物館の係の人に向けてこう言った。
「ところで、このマンモスはいつ頃入ってきましたか?」
係の人は「さあ、私は入ってきたばかりでしたからわかりませんわ」と頭を傾けて答える。それを聞いた彼は「そうですか、ありがとうございます」と答えた。
増田刑事は「ここは私たちに任せて、μ.sとAqours、奇跡胃の皆さんはホテルで十分な睡眠をとってください」と言うと佐々木は「わかったわ」と答えると、みんなに向けてそう言う・
そしてみんなはホテルに帰って、例の犯人を捕まえるため、十分な睡眠をとるのであった。
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その帰っている途中、彼らは阿倍野にあるキューズモールへと行き、弁当を買い始めた。
「それにしても大阪って、結構安いものあるわね」
「ああ、しかしどれを買えばいいか迷うな」
にこと幹子は、キューズモール内にあるイトーヨーカ堂にいるが、値段は安いが種類が多いためどれにするか迷っている。
にこは何か決まったのか「これにしようかしら?」とある弁当を手にすると幹子も「それじゃあ僕はこれだな」とお弁当を手にする。
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夜のホテルの部屋中、ぐっすりと寝ている穂乃果と千歌の隣で勇樹はパソコンである物を調べている。
「えっと、この事件の共通するのは……」
彼はパソコンのキーボードをカタカタカタッと押して調べていると、ある事件が出てきた。
「ん、『博物館で麻薬消失事件』?」
それを見つけた勇樹は「おい、千歌、穂乃果起きろ」と起こした。2人は「なにぃ?」と寝ぼけているが勇樹が「この事件の共通点はこれかもしれないぞ」とある物を見せる。