例のレストランに付いたみんなだが、現在の時刻は午前11時。予定の時間より早く着いたようだ。
「どうするんだ穂乃果、まだ時間はあるけど……」
勇樹は穂乃果に向けて言うと、彼女は「それじゃあこうはどうかな?」とある事を言い始める。
「勇樹君たちは始めてくるところだから、私たちが勇樹君の行きたいところに案内する。花陽ちゃんたちと善子ちゃんたちは陽君たちと一緒に私たちと千歌ちゃんたちは勇樹君たちと一緒、そして絵里ちゃんとダイヤちゃんは佐々木さんたちと一緒にどうかな?」
それを聞いたみんなは「それはいいね」と賛成した。時間は1時間ほどあるため、その間どこかに行くのは構わないだろうと穂乃果はそう思った。
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※ここからは、1年・2年・3年のメンバー別による話になりますので、ご理解してください。
1年Side
穂乃果たちと離れた花陽たちは、百合子が「勇樹君に新しい眼鏡を買いたいけどいいかな?」と言ってきたため、みんなは眼鏡が売っている『JINS』へと移動して買い物をする。
「うーん、このメガネはどうかな……」
百合子はどれにしようかなと探していると、凜は「すごい種類だね、凜も選ぼうかな」と珍しくメガネを選んでいる。
真姫は陽とルビィと一緒に仲良く話していると善子は「悪いけど、ちょっと買いたいCDあったから外す」と移動する。花丸は「未来ずらー!」と目を光らせている。
幹子と花陽は「買いたい眼鏡、決まった(かい)?」と言うと彼女は「それが、まだ決まらなくて」と苦笑いで答える。
「そうだ。花陽ちゃんだったら、どんな眼鏡がいいの?」
「え、ええ!? わ、私はその……」
百合子の突然の質問に花陽は顔を真っ赤にしてうつむいた、その時。
「ご、強盗がそっちに行ったぞ!!」
店の外から声がしたため百合子たちは何があったのか外に出ると、ヘルメットとコートを着て彼女たちの前を通り過ぎた。
それを見た真姫は何が起きたのか理解したのか「もしかして、あの人が!?」と言ったため、百合子と花陽とルビィは「ええっ!?」と驚く。すると幹子と凜は。
「凜君、追いかけるよ!」
「わかったにゃ!」
2人は店から出て、コートを着た人の後を追い始める。
コートを着た人が走って駆け込んだ先は、メンズ・レディースファッションを売っている洋服店『THE SUIT COMPANY』の後ろにあるトイレに入っていった。
2人はその付近に着くと、後ろから花陽たちがやって来る。
「り、凜ちゃん。待ってよう……」
「そ、そうだよ。私たちを置いていかないでぇええ」
花陽と百合子は、幹子たちの後を追ってきたが、早かったため追いかけるのに精いっぱいで、途中でくたびれかけている。
すると、凜は「かよちん、警察を呼んできて」と言ってきた。
「ええっ、け、警察!?」
「凜、もしかして犯人はあそこに?」
凜の言葉に花陽は驚いていると、真姫は質問すると彼女は「そうだよ真姫ちゃん」と答える。
幹子も「百合子君、君は善子君たちと一緒に強盗があった例の腕時計に行こう。ここは僕たちが」と言う。
百合子は「は、はひ。わかりました」と言いながら、例の腕時計が売っている店に行く。
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数分後、ヨドバシカメラ秋葉原の前に無数のパトカーがやってきて、複数の警官がやって来た。
「それじゃあ、その手洗いに犯人は隠れているのか?」
警官の1人は凜に確認すると彼女は「うん、ちゃんと凛と幹子ちゃんがちゃんと見ていたから誰も出ていないよ」と答える。
そして警官は「よーし、それじゃあ」と何かを言おうとしたその時。
カチャンッ………キィイイイ
突然扉が開いて凜と幹子は「何っ!?」と驚く。
扉から出てきたのは、2名の男と1名の女性。どれももう出てきましたと言う風に手にはハンカチを持っている。
「ん、どうしたんだ?」
警官は2人の様子に違和感があったのか、質問すると凜は「じ、実は」と驚愕なことを言い出す。
「ふ、服装に靴、ヘルメットに手袋が同じなの……!!!」
それを聞いた途端、警官は「なにっ!?」と彼らを再び確認する。
確かに、彼らが片方の手にしているヘルメットにポケットからはみ出している手袋、来ているコートと吐いている靴は。まったくもって同じ柄。
どれが犯人か分からない。