コラボストーリーシリーズ   作:水岸薫

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『閃乱カグラ 忍たちの生き様編』第三話

 一方の太田たちは。

 

 

「うわぁああ! ここが中国、すごいおいしそう!!」

 

 

 太田は料理が並んでいるお店を見ながら目を輝いているのを斑鳩たちは「はぁ・・・・」とため息を吐きながら彼をジト目で見ている。

 しかし、太田が目を光らせるのも仕方がない。なんせここは中国の北京なのだ。ここは北京料理が多くあるため、彼はどれを食べたらいいか迷っている。

 

 

「あ、あの太田さん。わたくしたちは誰を探しているかわかって行動していますか?」

 

 

「ん、確か勇樹君を探しにここに来たんだよね」

 

 

「それは覚えていますか・・・・ところで斑鳩さん。焔ちゃんと光牙くんは?」

 

 

「さあ、わたくしも見ていませんし・・・・あれ、百合子さんは?」

 

 

 斑鳩はあたりを見渡してみると、向こうから「斑鳩さん、みなさん。こっちにすごい店がありましたー!!」と声がしたため、みんなは何かと急いでいってみた。

 すると百合子がいた先には、豪華な北京料理店がドドンッ!! と立っているんであった!

 

 

「ゆ、百合子さんこのお店は・・?!」

 

 

「えっと、光牙くんと焔ちゃんと一緒に店を探していたら、ここを見つけたんです」

 

 

「入ってみたがどうやら怪しい人はいなかったぞ」

 

 

「こ、光牙さん! 何を食べてますの?」

 

 

「これか? この店の商品だという『肉まん』があったんだ。詠には確か『もやしまん』があったな」

 

 

「もやしまん!! どこにありますのそれ!!?」

 

 

 もやしまんと言う言葉に詠は反応し、特急で店の中に入っていく。斑鳩達も仕方なく店の中に入っていくが、この店の看板にはどくろマークがあることに彼女たちは気づかなかった。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

「はぁあああ、幸せでしたわ」

 

 

 詠はこれでもかというぐらいの大量のもやし料理(北京料理バージョン)をたくさん食べてうれしかったのか。喜びが顔から出ている。

 斑鳩達も北京料理を食べていると、太田が何か気付いたのか斑鳩に「そう言えば、ここのお店・・・店員さん少ないね」と言うと彼女はあたりを見渡す。

 

 確かに、いるのは自分たち以外誰もいない。これは不自然だ。斑鳩は不振だと思ったのか立ち上がろうとした瞬間。

 

 

 

「ニーハオですわ、斑鳩さん」

 

 

 

 どこかで聞いたことある声に口調。彼女はまさかだと思ったのか、声がしたほうに向く。

 そいつは虹色のサイドテールにチャイナドレスをした少女が現れた。そう、彼女はブン・ボーグの一人円筆子であった!!

 

 

「円! どうしてここに!?」

 

 

「あら太田さん、わたくしはあなたたちの行動なんて、お見通しですわ」

 

 

「も、もしかして・・・わたくしたちがここに寄せるように?!」

 

 

「もちろん、わたくしが作った特製のお店ですわ」

 

 

「わたくしの好物のもやしもお見通しですの?!」

 

 

「そこまではまだ知りませんの」

 

 

「そこまで知らんかい(知りませんの)!!??」

 

 

 物凄い突込みとみんなは一斉にボケると、円は「つ、疲れますからここでメカ戦ですわ!!」と、背中からスイッチを出すと彼女はこう言った。

 

 

「巨大メカさん、ここにお出でなさい!!!」

 

 

 そして彼女はスイッチを押した瞬間、爆発とともに巨大なパンダ型のロボットが現れた!

 そしてそれを狙っていたかのように、パンダのどおなかに穴が開くとそこから階段が現れる、そして円はそこからメカに入り込んだ。

 

 

【挿絵表示】

 

 

『今回は、中国で有名なアニマルと運動抜群機能を搭載した巨大ロボット『エキス・パンダー』ですわ!!!』

 

 

 そして、彼女はレバーを動かすとエキスパンダーの胴体から巨大な鉄アレイが出てくると焔たちはその場から離れる。

 鉄アレイが落ちると同時にそれは爆発した!!

 

 

「こ、これって。爆弾か?!」

 

 

「それだったら危険だ! 百合子さん、光牙くん。急いでこの店から出てバギーに!!」

 

 

「はい!!」「おう!!」

 

 

 みんなは急いで店から出ると、バギーまで行くが。店が壊れると同時にメカは彼らの後を追うかのように走ってきている。しかも、エキスパンダーはばねを使った運動器具なので・・・。

 

 ビヨヨ~ン!!  ビヨヨ~ン!!  ビヨヨ~ン!! 

 

 バネで飛びながら彼らの後を追いかけている。

 

「追いかけてきましたわ!」

 

 

「はわわっ、わ、我らの走りより早く来ています!!」

 

 

「相手はメカだからこっちには差があるよ!!」

 

 

 みんなは急いでいるが、メカは徐々に近づいてきて。メカから『これで終わりですわー!!!』と言うと同時に、メカの足から無数の鋭いとげが出てきて彼らを刺そうとする・・・その時。

 

 

 

 

 

「秘伝忍法・五月雨の鉄弾!!」

 

 

「秘伝忍法・一撃鉄弾!!」

 

 

「秘伝忍法・黒毒伐!!」

 

 

 

 

 突然無数の銃弾と刃物が足の裏にある鋭いとげを壊すと、メカから『なんですの?!』と驚いた声がすると同時に、バギーが現れて焔たちを乗せた。

 

 

「時間はない、光牙くん。そこにあるスイッチを押して!!!」

 

 

「す、スイッチ?! これか!!」

 

 

 突然の指示に光牙は慌てながらスイッチを押した瞬間、突然大爆発が起こると同時に白い穴が出てきて巨大メカが現れた。

 メカは中国の昔の服・清の姿をした服装で、メカなのに赤髪の三つ編みパーツが付いている。

 

 

【挿絵表示】

 

 

「な、なんだあれ?!」

 

 

「ちゅ、中国人・・・だな」

 

 

「で、でもなんで中国人ですか?!」

 

 

 光牙、忌夢、叢がそう言っていると太田がが「捕まってください!」とレバーを勢いよく引いた。すると、バギーが突然飛び上がると同時にメカの頭が開くと、そこから入り込んだ。

 そして、バギーが定位置に留まると、操縦席についている画面が『合体完了』と表示された。

 

 

「今回はおいしい料理を作る鉄人ロボット『ペキンリョーリメカ』です!!」

 

 

 それを狙っていたのか、突然エキス・パンダーの手から大きな竹刀が出てくるとメカに攻撃する。だが太田は。

 

 

「そう来ましたか、こちらも行きますよ!!」

 

 

 そして彼はレバーを動かすと、メカの袖が離れると同時に中から中華包丁が出てきて、戦闘開始となった。

 竹刀は竹でできていて包丁は鉄でできている、これは行けるのではとみんなは思っていた・・・・だが。

 

 

 ガキンッ!!

 

 

「「「ええ?!」」」

 

 

「し、竹刀と包丁が!!」

 

 

「どうして!?」

 

 

「竹なのに丈夫なのが不思議・・・じゃなくて!!」

 

 

 突然の事態に、叢、斑鳩、忌夢が驚いていると、エキスパンダーが『これでどうですの!!』と、胴体から無数の球が出てきて、メカに当たると同時に、爆発してペキンリョーリメカは後ろに倒れてしまった。

 

 

「いてて、みなさん。大丈夫ですか?」

 

 

「は、はいわたくしたちは大丈夫です」

 

 

 太田は斑鳩達に向けていると彼女たちは大丈夫だと返事する。そして忌夢がが「じゃあこっちから反撃だ!」と言いながらレバーを引くが、メカはうんともすんとも動かなくなってしまった。

 

 

「あ、あれ。ど、どうしたんですか?」

 

 

 叢は目を丸くしながらコックピットを見ていると、百合子が「まさか・・・これは故障ですよ!!」と、突然慌てると同時に工具箱を取り出した。

 

 

「な、なにしていますの?」

 

 

「メカを修理するのか?」

 

 

 詠と忌夢は不思議そうに百合子に言うと、彼女は「修理です、このバギーは時々このように故障するから修理しないといけません!!」と急いで修理をし始めた。

 そうしていると、前からメカがやってきて攻撃をしようとしてきている。

 

 

「仕方ないね、光牙君。百合子さんが修理している間あのメカを」

 

 

「ああ、わかった!」

 

 

 太田と光牙は一緒にメカから出ると、道具でメカを攻撃し始めた。光牙は武器がない事なので、バギーに積んでいる六尺棒を出して彼に渡した。

 

 

「これでも食らえ!!!」

 

 

 太田はモーニングスター型の道具を使ってメカに投げると、エキスパンダーの腕は別方向へと飛ばされるが、バネの原理で再び元の位置に戻される。

 

 

「ふっ!!!」

 

 

 光牙は六尺棒で太田の攻撃をふさぎながらメカの武器をに攻撃する。だが相手は光牙たちが戦っている忍者や妖怪ではなくロボットなのでメカは無傷だ。

 太田はこれでもかと、がれきを投げるが。エキスパンダーはパンチでがれきを壊してしまうので、無害である。

 

 

『うふふ、わたくしには無害ですわよ!!!』

 

 

 すると、エキスパンガーから無数の縄が出てくると、彼らを捕まえてしまった!

 

 

「うわっ!!」

 

 

「太田!!」

 

 

 太田と光牙はつかまったことに驚いたのか、顔を歪ませた。

 

 

『ふふふ、太田さんに光牙さん。今回はここで終わりですわ!!!』

 

 

 そして彼女はそう言うと。メカの胴体から無数のドリルを出して二人に攻撃しようとする・・・・・・だが。

 

 

 

 

 

 

「秘伝忍法・朱里拳!!」

 

 

『秘伝忍法・ツイン・ガンナー!!』

 

 

「秘伝忍法・毒炉!!!」

 

 

 

 

 

 

 突然無数の球と紫色の刃物、そしてこぶしがメカに当たると、内部から『きゃあ!!』と円の声がすると同時に、縄がほどけたため2人はその場から離れて地面に着く。

 

 

「い、今のは一体・・・」

 

 

「まさか・・・あいつ等か!?」

 

 

 光牙は今の技に見覚えあるのか、あたりを見渡しているとある人物が現れた。それは・・・・・・・・・・。

 

 

「教官、大丈夫アル!?」

 

 

「美苺!!」

 

 

「へぇ、美苺が言っていた通り。教官がいたんだね」

 

 

「と、隣にいるのは誰かな・・?」

 

 

「おや、これは驚きました」

 

 

 中国風の黒髪少女と黒髪がだ赤色をしてギターを背負っている少女に黒髪がだ青色をしてギターを背負っている少女、そしてメカと同じ服装をしているが赤色をしていて茶髪のショートヘアー少女やってきた。

 

 

「え、光牙君。これは・・・それに教官って?」

 

 

 太田は光牙に質問すると、彼は「ああ、それはだな・・・」と答えようとしたが。突然エキスパンダーから、『おのれ・・・よくもわたくしの邪魔を!!!』と声がすると同時に、無数の武器が出てきて彼女たちに当たろうとする。

 

 

「しまった。皆さん急いで逃げてください!!」

 

 

「美苺、こいつはオレ達には勝てないから逃げるんだ!!」

 

 

 太田と光牙はは慌てて4人によけるように言ったが、彼女は「大丈夫(です(アル(よ)))!!!」と、答える。

 その瞬間、彼女の姿が消えると同時にメカの武器が全て壊れて使い物にならなくなってしまった。その影響なのか中から『へっ?!』と円の驚く声がするのであった。

 

 

「す、すごい・・・今の少女は・・・」

 

 

「ああ、あいつオレが知らないところで成長したな・・・」

 

 

 2人は目を丸くしながら話していると、ペキンリョーリメカから『陽君、光牙さん。メカの修理はできたよ!』と声がすると同時に、胴体か開くと同時にハンドが出てきた。

 二人はそれに捕まると、ハンドはボウシの中に入ると2人は操縦席へと付いた。

 

 

「太田、光牙。ありがとう。ここからは僕たちがやる!!」

 

 

「メカニックはわたくしわかりませんが、何とかやってみますわ!!」

 

 

 忌夢と詠、メカの操縦席についているレバーを握ると。メカは起動したのかエンジン音が響いた。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

「これでどうですか!!!」

 

 

 詠はレバーを引くと、メカの腕が動くと同時に中から錘が付いた鎖が出てきてメカの胴体に当たって後ろに倒れる。

 みんなはやった! と確信したが、突然エキスパンダーの手足・顔が胴体にしまわれるとメカが突然転がり始めた!!

 

 

「ええ!?」

 

 

「どうなっているんだ!!?」

 

 

 叢と太田は驚きながら見ていると、エキスパンダーは『おー、ほっほっほ! このメカはジャイロ機能を搭載した特殊メカですわ!!』と声がする。

 しかし、百合子は何か予測していたのか「これでどうです!!!」と、レバーを引くと。突然メカの足から車輪が出てくると同時に地面を滑り始めた・・・?!

 

 

「ふふふ、このペキンリョーリメカをなめないでください!!!」

 

 

 百合子はそう言いながらレバーを再び引くと、メカは再びエキスパンダーにアタックするが。相手のメカはそれをよけて体当たりで攻撃してきた。

 しかし、斑鳩が「させません!!」と言いながらレバーを動かすと、ペキンリョーリメカの袖から粘着玉を放ってメカに当たる、それと同時に2体はその場で動かなくなってしまった。

 

 

「あわわ。ど、どうしましょう!!」

 

 

 叢はその場で慌てると突然外から。

 

 

「ねえ、ちょっといいかしら?」

 

 

「ワタシもいいアル」

 

 

「こっちもよ」

 

 

「わ、私も・・・」

 

 

 と、4人の声がしたため。みんなは「?」と頭に?マークを浮かばせながら外を見てみると、先ほどの少女たちがメカに乗っている?!

 

 

「美苺、お前どうやって・・!!!!」

 

 

「いや、それよりもみんなどこに乗っているか気にならない!!??」

 

 

 と光牙と太田は驚いていると、みんなは中に入って「シャンシェ」「どうも」「「おじゃまします」」とあいさつをする。

 

 

「初めてネ。ワタシは、私立舞扇大学付属高校の美苺ヨ!」

 

 

「同じく私は、ゾディアック星導会の黒母衣です・・・」

 

 

「私はA.R.C.Angelsの右京だ!! よろしく!!!」

 

 

「わ、私はA.R.C.Angelsの左京です・・よろしくお願いします」

 

 

 それを聞いた瞬間、太田は「あれ、私立舞扇大学付属高校って伊江が確か・・・・・?」と小さくつぶやいた。

 すると、目の前から『ひゃ~、止まりませんわー!!!』と声がするため、みんなはバッと振り向くと。エキスパンダーが突然暴走するかのように転がり続いている。

 

 

「あわわっ!! どうしましょう」

 

 

 百合子は画面を見ながら慌てて言うと、右京と美苺が「なによ、それだったらあれを使えばいいじゃない」「ワタシもそう思うネ」と言うと、太田と百合子は「それはなんですか!?」と一斉に答えると、彼女はこういった。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 エキスパンダーを追いかけるペキンリョーリメカから太田と百合子が出てくると、二人はメカに向けて吸盤がついた長い鎖を投げる。

 吸盤がメカの付いたことを確認すると、二人は首を縦に振ると同時に、太田はメカに乗り込んで百合子は・・・。

 

 

「斑鳩さん、引っ張ってください!!」

 

 

 百合子はメカに向けて言うと、彼女は「分かりました」と答えると同時にレバーを引くと、メカはに付いている鎖が引っ張るとエキスパンダーの吸盤につながっているのか、最後まで引っ張るとエキスパンダーは突然止まった!!

 

 

「やった!! 止まったね陽君!」

 

 

「そうだね、でもまだ喜ぶのはまだ早い!!!」

 

 

 百合子は喜ぶが太田は真剣な表情をする。彼の言う通り、エキスパンダーの手足・顔が出てくると戦闘隊形へと変形した。

 

 

『よくもやりましたわね、これで食らいなさい!!!』

 

 

 そしてメカはペキンリョーリメカに向けてパンチをくらおうとするが、太田はそれを狙っていたのか「今です!!!」と叫ぶ突然鎖が分解する!

 その瞬間、百合子は「右京さん、左京さん、美苺さんに黒母衣さん今がチャンスですよ!!」と叫ぶと、4人がメカから飛び出た。

 

 

「左京、今私たちの技をくらってやるぞ!!」

 

 

「う、うんわかったよ右京・・・!!」

 

 

「これを食らうネ!!」

 

 

「私の真技、食らいなさい・・!!」

 

 

 そして、右京と左京は銃をメカに構えて、美苺は巨大な肉まんを出し、黒母衣は服から大量の刃物を取り出すと同時にメカに向けてこう放った。

 

 

「秘伝忍法・紅き五月雨の弾!!!」

 

 

「秘伝忍法・青き稲妻の弾!!!」

 

 

「秘伝忍法・蒸マン爆弾!!」

 

 

「秘伝忍法・亡斬!!」

 

 

 赤色の弾と青色の弾、巨大な肉まんに無数の刃物がメカに瞬間、メカから煙が出てくると同時に中から『え、えええ??!』と円の声がすると同時に、メカは。

 

 

 

 

 

 チュドーン、チュドーン!! バゴーン!! と大爆発するのであった。

 

 

 

 

 

 

 すると、メカの中から焔たちの武器が出てきたため、彼女たちは「ああ!! 私たちの!!」と言ってきたため、百合子が「任せてください!」と急いで焔たちの武器を手にすると。ペキンリョーリメカに戻っていく。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

「そうネ、ワタシ勇樹の姿見てないネ」

 

 

「私もね、この姿見たことないよ」

 

 

「わ、私も同じです・・・・」

 

 

「そうですね、少年はまだ見かけていません」

 

 

 太田たちは勇樹を見ていないか美苺、右京、左京、黒母衣に聞いてみたところ、彼女たちはどうやら見ていないとを言ったため2人は「そうか・・・」と落ち込んだ。

 しかし右京は何か思い出したのか「そうだ、そう言えば鴉確かイギリスに行くって言っていたから。もしかしたらそこで見たかもしれない」と言ったため、百合子は「それは本当ですか?!」と勢いよく近づけると、右京は「あ、ああそうだ」と引きながら答えた。

 

 

「やった!! 陽くん、早速誰かに電話して勇樹君がイギリスにいると思うから近くにいるものは探してくださいと、電話してください!!」

 

 

「わかりました!!」

 

 

 太田は通信機でみんなにそれを伝えると、彼女たちも急いでバギーに乗り込んでその場所へと走っていくのであった。

 

 

 


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