「でも、誰が擦ったのか分かるの? ここの店にいるのは分かるけど?」
果南は女性に向けて言うと彼女は「それは大丈夫よ!」と彼女の目に親指を見せる。そこには絆創膏をしているがガーゼをしている部分を見るとわずかに赤いしみが出来ている。
「ば、
伊江は目を丸くして言うと彼女は「林檎を切っていたらちょっと指を切ってね。この絆創膏をしてもにじむほど」と言い始める。
「だから、もしかしたらこの中の誰かの袖にその後が付いていると思うわ!」
そう言うと青年は「仕方ねえな」と袖を見せる、それに続いてサラリーマンにOLも袖を見せると、血の跡が無かった。代わりに水の湿った跡が付いている。
「どういう意味だ!?」
それを見た中弐は驚くと絵里が「血を消したのね」と冷静に言う。女性も「ど、どういう意味!?」と驚愕している。
すると伊江は「あーこれはちょっとやばいかも」と呟くと、ダイヤが「もしかして」と何かを考え始めると、こんなことを言い出す。
「みなさん、突然ですがこのお店を出ることを禁じます。もちろん不審な行動をしていけません!」
それを聞いた青年は「はあ、ふざけんなよ!」と席から立ち上げるが、伊江が「お兄さん」と青年に向けてこう言いだす。
「ここで暴れたら暴行罪。物を破壊したら器物損壊罪。また警官が来て暴行したら公務執行妨害となるぞ。それでもいいのか?」
伊江の言葉に青年は一瞬ひるむが「ま、まあ。少しぐらいなら付き合ってやるよ」と席に着く。
すると、今度はサラリーマンが「あ、あのすみませんが電話はいいですか?」と携帯を出して言うとダイヤが「あら、どうしてですの?」と言うとサラリーマンはこう言いだす。
「実はこの後妻との話がありますが、時間に厳しい人で」
それを聞いた途端、鞠莉は「その妻の名前はいったい誰?」と言うとサラリーマンは「か、香理ですが」と言うと鞠莉は携帯を奪って電話をし始める、もちろんサラリーマンは「ちょ!」と反応するが、彼女は無反応のまま電話をする。
「あ、香理ですーか? ワターシはこの店の小原もいいまして、この電話の持ち主なんですが。どうやら忘れてしまいまして。今そちらの会社に向かっているおもーいまして、今店員が急いで持ち主を探し始めたのです。もしかしたら電話なしだと大変なことになるのデハ?」
鞠莉はそう言うと電話のスピーカーから『そ、それは仕方ないわね、すまないが主人がいたらすぐに電話を下さい』と香理の声がする。
「ハーイ! 見つけたらすぐにそちらに電話しまーす!」
彼女はそう言うと電源を切って「これで安心ですよ」と電話をサラリーマン、源に返す。彼は「は、はぁありがとうございます」と答える。
そしてOLは「私はこの茶番に付き合わせてもいいけど、13時までには終わらせてね」とスマホを再びいじり始める。
すると佐々木は「あら、あなたそう言えば会社の人だけど、どうしたの?」と質問すると彼女はこう答える。
「ああ、実はちょっと残業があってね、時間を気にしないでやっていたら朝になってね。部長に出したら『今日は帰ってもいいぞ』と言ったからここで食べてから家で寝ようとしたの」
それを聞いた佐々木は「あら、でもどうしてここに」と言うと彼女は「御気に入りの店で、いつもこれを食べているの」と答える。
すると中弐は「ところでなんだが、お前の名前と頼んだもの言ってくれないか?」と言ったため、3人は何かと思いながらも、彼女の質問に答える。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「オレは
「わ、私は
「私は
それを聞いた中弐はメモをしながら「ん、ありがと」と答える。
するとダイヤは「中弐さん、申し訳ありませんがお先に失礼」突然の言葉に彼女は「え?」と頭にはてなマークを浮かばせると同時に、彼女はこう言いだした。
「この事件の犯人、わたくしは分かりましたわ!!」
それを聞いた途端、みんなは「ええっ!?」と驚く。