「今夜はここに泊まっていってもいいよ」
勇樹はそう言いながらメカをある場所に止める、そこ場所は。
『セブン・スター ホテル』
20階ほどある大きなホテルで、壁の色は藍色と黒色の2種類を使って星空の夜を再現している。ホテルの窓から光る明かりで星を再現している。
「あれ、セブン・スターってどこかで?」
それを見たルビィは首を傾げて言うと、奈々が「はい、わたくしのお父様とお母様が経営しているホテルですわ」とほほ笑んで答える。
「え、まさか奈々さんってこのホテルの!?」
それを聞いた梨子は驚いて言うと、彼女は「ええ、その通りです」と答える。
「そう言えば奈々の両親は、このホテルを経営していたな」
「なんでそれを早く言わなかったの!?」
「いや、忘れていた」
伊江の言葉ににこは突っ込むと、彼女は「忘れていた」と答えるが。実は話したら絶対に行くと思い、黙っていた。
「それで、おひとりいったいどれくらいかかるの?」
鞠莉は奈々に向けて言うと、彼女は「そうですね」と言いながら考えて数分後……。奈々は「ざっとですが」と値段を言った。
「7700円から77000円ほどしますわ」
それを聞いたみんなは、顔が青ざめる者がいれば白くなるものがいた。
「たっか!! それぐらいするの!?」
「いくらなんでも高いですわ!!」
果南とダイヤの言葉に奈々は「なんせ有名ホテルですので」と答える。
「ですが、今回は探偵が来るっと父に話しておいたので、ホテルの3室は無料です」
それを聞いたにこと穂乃果と凛は「それ本当!?」と言うと、奈々は「はい、本当です」と答える。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「あんたたちはどうするの?」
にこは勇樹たちに向けて言うと、伊江が「オレたちか?」と答えると穂乃果は「そうだよ」と即答する。
「オレたちは、まあここじゃないがあれがある…」
「あれってなんや?」
「あそこだぞー」
希の言葉に小森はある街中に指をさした。よく見ると、町中に少し立派な屋敷が建っていた。3階建てで敷地の広さが東京タワーと同じ広さで、緑色をした少ししゃれた屋敷だ。
「おや、このお屋敷って誰かの?」
「そうだよ」
「だけど無人でいいのかな? 家主に怒られそうな気が」
「それは心配ないぞ」
「そうですか、心が広い方で安心します」
「はい、そうですね」
「え、なんで奈々が?」
果南、福音、ことり、アレン、海未、奈々、真姫の言葉に太田は「知らないの」と言い始めた。
「この屋敷は、奈々さんが用意したボクたちの探偵事務所兼組織部屋」
それを聞いたみんなは、本日2度目の驚きを放つのであった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
次の日、みんなは勇樹たちがいる屋敷へと行くと。
大きくてまるで博物館に来たのかと思うほど立派な建物、それを見たにこは「う、羨ましいわ」と苦虫を嚙み潰したかのように呟いた。
「本当に大きいわね」
「ええ、そうですわね」
真姫とダイヤはそう言うと、入り口の門から『もし』と声が聞こえた。
「な、なにこの声!?」
「門から声がした?!」
果南と善子は驚いていると、『これオレが作ったからな』とツッコミの声がした。すると千歌は「あ、もしかして勇樹さん?」と質問すると『そうだよ』と返答した。
「そっかそれで門から声がするんだ」
「凜でも理解できるよ」
「うんうん、そうだね」
花陽、凛、ルビィはそう言うと、再び門から『それじゃあ今から開けるから、待っててくれ』と同時に門が自動で開いた。
穂乃果たちは「ほぇえ……」と驚きながら屋敷の中に入っていく。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
屋敷の扉が開き、みんなは中に入っていくと。そこには豪華な家具類がおいてあった。
「うっわ、さすがお金持ち」
「流石ね」
果南はそう言いながら見ていると、梨子が答えると。会談から誰かが下りてきた。
その人物は、奇跡のメンバーの仲間である太田陽である。
「あ、みんな来たんだ。勇樹君は少しメカの修理をしているから、少し待っててね」
彼はそう言いながら、穂乃果たちを奥の応接室に案内させる。
応接室は、椅子や机にテレビが備え付けていたが。天井にはパイプの一部が剥き出しで他の部屋に繫がっている。
「これが応接室ね……」
「落ち着かないずら」
絵里はそう言いながら座っていると、花丸は目を点にして正座で座っていた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
数分後、応接室の扉が開くと。私腹をまとった勇樹がやって来た。
「お、お待たせ! 少し時間はかかったけど修理できたよっ!」
勇樹は慌てながら壁に付いているスイッチを押すと、壁からティーセットと急須と湯のみが出てきて、お茶の準備をした。
数分後……
穂乃果たちの前には、紅茶と緑茶が人数分用意されていた。
「話は分かっていると思いますが、先ほどの人って」
「分かっている。知り合いの刑事に頼んで調べてみたところ、どうやら靴の大きさが非常に大きくてな。外国に行かないと購入不可の物だと分かった」
海未の言葉に勇樹は答えると、絵里と真姫と鞠莉は「えええっ!?」と驚きの反応をする。
「が、外国の人って。いくら何でもいないと思うわ!」
「絵里の言う通りよ! 私だって、海外からの人は見るけど……そんな人はいないわ!!」
「そうよ! それに、男か女かは分からないわよ!?」
そう言っていると、太田が「それでなんだけど」と吊皮を真下に引いた。すると画面が出てきて事件現場周辺のデーターが出てきた。
「少しこの現場周辺を調べてみたら、女性の足跡と薬きょうが落ちていたよ」
そう言うと同時にリモコンをカチッと押した。すると画面に足跡と薬莢の写真が映し出される。
「この薬きょうってライフル用ね。もしかして」
「ごく一部の海外にしか売られていない危険な銃っす、それにこの足跡はどうやら20台後半の女性だと分かったっす」
にこは薬莢を見て言うと、霊華が銃と足跡を言うと。伊江が「それだったら」と言いながらリモコンを押すと、ある画像が出てきた。
それは、あるキャンピングカーで日本ではあまり見ない車体だ。
「キャンピングカーだね、初めて見るよ」
「そうなのことりちゃん? 私はよく見ますがこのタイプはちょっと初めてのような」
「あれ? このキャンピングカー」
ことりと百合子がそう言っていると、真姫は何かに気づいたのかキャンピングカーをよく見る。すると。
「ねえ陽君、このキャンピングカーだけど少し調べたいところがあるけどいいかしら?」
真姫の言葉に陽は「うぇっ? 別にいいけど……どうして?」と言いながらパソコンを立ち上げると、彼女はこう言った。
「この日本のどこかで、この車と同じ車種を調べてほしい。中古車かレンタルカー、そして盗難車を!!」
それを聞いた太田たちは『えええっ!?』と驚くのであった。