「なるほど、なるほど…百合子さんその鈴木財閥って」
「あ、確か鈴木次郎吉さんが…その鈴木財閥の?!」
百合子は驚くかのように園子に向けると、彼女は「今頃になって気づいたのかい」とジト目で見る。
「それにしてもいがいですね…私が知っているお嬢様は縦巻きロールやおおらかな人かと思いましたが…」
「奈々さんはその一例だけどお嬢様は個性があるから」
百合子の言葉に勇樹はツッコミを入れると、園子は「言いたいこと言って」とツッコミを入れようとするが。
『電話ありますデスマス』
「ん、電話…太田?」
勇樹は電話が鳴っていることに気づき、画面を見ると。『太田』と表示していたため彼は電話に出る。
「太田どうした…うん、うんうん……え、眼鏡の少年と?」
勇樹が言った『眼鏡の少年』という言葉に蘭は「え、もしかして」と彼に向けてあることを言う。
「その少年って、江戸川コナン、って言っていませんか?」
その言葉を聞いた勇樹は「え…太田、聞こえていた? 念のためだけど」と言って数秒後…眼鏡の少年は江戸川コナンと分かった。
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「こいつが江戸川コナンか…」
勇樹はそう言いながら、眼鏡の少年であるコナンを見つめる。
「少年探偵団が米花町にいるのは効いたけど、こいつらがか」
「こいつらって、オレたちはちゃんとした探偵だからな」
元太の言葉に、勇樹は「わかったわかった」と苦笑いする。
すると歩実が「あれ」とある事に気づく。そのあることとは。
「陽さんたちがしているそのバッチ、虫眼鏡の形しているけど。何かしているの?」
太田がしているバッチに歩実が言うと、彼は「あ、これ?」と答える。
「このバッチは、僕たち探偵の証であるバッチでね。僕たちは奇跡と書いて『ミラクル』と言う探偵をしているんだよ」
「このバッチは、僕たち探偵の証であるバッチでね。僕たちは奇跡と書いて『ミラクル』と言う探偵をしているんだよ」
太田はそう言うと、歩は「すごーい!」と目を光らせている。するとクリスは。
「そうなんだ、私てっきり、子供にもらったおもちゃかと思ったよ」
あざとい言葉に、彼は「お、おもちゃって」と苦笑いする。
そして勇樹は「修理も終わったことだし。みんなのところに合流しますか」と言いながら、コナンたちと蘭と園子を例の乗り物に乗せて、例のホテルへと発進して行く。
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「まったくお前らは、オレたちから眼を話して一旦どこに行ったんだ!?」
毛利小五郎はそう言いながらコナンたちに叱っているが、蘭が「お父さんこそふらふらしていたのに」と言うと、小五郎は「うっ」と口を慎んだ。
例のホテルに到着し、蘭たちは彼女の父親である小五郎と合流して難を逃れたが、ここは初めて来るところなので迷うのも当たり前。京都にいきなり来て刊行するのと同じレベルだ。
「ま、まぁまぁ。落ち着いてくださいよ」
太田はなだめようとして言うのか小五郎と蘭の間に入っていくと、園子は彼の顔を見て何かに気づいたのか「あ、あんたは」と、こんなことを言い出す。
「あんた、もしかして太陽会社の息子さん!?」
それを聞いた太田は「あ、そうですけど??」と答えると、何かに気づいたのか「もしかして」とこんなことを言い出す。
「もしかしてあなたは鈴木財閥の鈴木園子さんですか!?」
それを聞いた園子は「そうそう、あたしは園子よ!」と答える。
どれを見たみんなは「なんだかわからないが、とんでもない人物と出会ってしまったな」と思ったのであった。すると。
「勇樹君、お待たせ」
「あ、佐々木さん」
その場に現れるようにやってきたのは、まだ暖かい季節なのにピンク色のマフラーをしている女性。背は高くスタイルもよいため、大人の姿をしている。
その姿を見たみんなは「すごい人だ」と口から洩れそうになっていた。
「紹介します、僕たちの先輩であり。女優の佐々木桜さんです」
「初めまして、私は佐々木桜よ」
桜はそう言うと、蘭が「佐々木桜…あ、もしかしてあの?!」と何か思い出したのか、彼女に向けてこう言った。
「この前、情報テレビ番組『ファッションテレビ・トレンディ』に出ていた!?」
「ええ、覚えてくれてありがとうね」
蘭の言葉に彼女は微笑むと、伊江が「意外な人がいて安心した」と安心する。
女優とは言えども、情報テレビ番組に出るのはあまりない、覚えていると言う人は限れている。それを見た人がいると本人は嬉しい。
すると桜は何かに気づいたのか「あら、もしかして」と小五郎に向けるとこう言った。
「あなたはもしかして米花町で有名になっている眠りの小五郎かしら?」
それを聞いた小五郎は「は、はあそうですが」と答えると、佐々木たちはポケットから名刺を出した。
「私たち、この都市で探偵をしている者で。よかったらいいかしら?」
それを聞いた彼は「それかまいませんが」と言いながら名刺の交換をする。ただ、小五郎の名刺は金色でできているのに対して勇樹たちの名刺は青色であった。
そう言っていると、勇樹の方から「ぐぅぅぅ~~~」とお腹が鳴ったため、蘭は「あら?」と彼を見るのであった。
勇樹はお腹の音に恥ずかしかったのか、顔を赤くしながら背の高い少女のところへと行くと後ろに隠れる。
「もしかして……お腹空いたの?」
蘭の言葉に勇樹は「う、うん」と言ったため、小五郎は「そうだ」とこんなことを言う。
「ここであったのは何かの縁、ですし。ここの近くにある中華店で何か食べましょうか?」
それを聞いたみんなは「さんせーい!」と答える。
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その後、みんなは肉まんにチャンポン、ラーメンチャーハンなど計10品ほど注文して大量に食べた。元太の食欲に驚く勇樹たちだが、太田の食欲を見た蘭たちは「どこの消化されるんだ?」と疑問に思うのであった。
合計金額は、数十万円と目玉が出るほどの桁数に小五郎と蘭は驚いたが、太田が「こっちが払うよ」と言いながら財布からオレンジ色のカードを出して払うのであった。
「しかし、勇樹さんたちが乗ってきた車は。ここではあまり見ない乗り物ですな」
「しかし、あまり見ない者ですな」
阿笠の言葉に勇樹は「ん、どういう意味?」と疑問を持ちながら質問すると、阿笠はこう答える。
「ああいや、さっきの乗り物を見ましたが初めて見る乗り物ですから。珍しくて」
それを聞いた勇樹は「そ、そうですか?」と、少し照れる。それを見た園子は「そう? どこにでもありそうな乗り物だけど」と言いながら見つめている。
すると勇樹は「な、なんだと!?」とムカッと反応する。
「このオレが発明した奇跡専用移動者『ホワイト・ナイター』をなめるなよ。最新の部品にコンピューター・そして機種は太田と奈々さんと一緒に作った乗り物ですよ!」
勇樹はズイズイと阿笠に向けて行ったため、本人は「す、すまんすまん」と後ろに引きながら驚いている。すると。
「おや、もしかして……発明ってことは石川勇樹ですか?」
阿笠の言葉に勇樹は「え、ええ。そうですが」と答える、すると「だれだ、その勇樹って?」と元太は阿笠に向けて言うと彼はこう答える。
「発明って言ってもあまり知られていない者でな、彼は高校生でありながら発明とメカを作るのが得意んじゃ」
それを聞いた勇樹は「おおっ!!」と目を光らせながら感動している。
「へー、こいつが高校生か」
「すごーい!」
「まさか僕たちと同じ身長……え?」
元太、歩美、光彦は勇気を見て言っていると、何かに気づいたのか彼と自分たちの身長を見て疑問を抱く。それもそのはず、だって身長が。
「お前、オレたちと同じチビだが。本当に高校生か?」
それを聞いた勇樹は、顔が青くなると同時に目から涙がポロポロと落ち始めると、「う、うう」とこんな言葉を出した。
「うるさい、オレのことをチビと言うじゃなーい!!」
彼はそう言うと「うわーん!!」と言いながら街中へ走っていくのであった。
元太は「な、なんだ?」と驚いているが、百合子は「やってしまいましたかぁ」と頭を抱える。数十分後、彼は迷子になって交番にいることは誰も思わなかった。