『公安特捜班俊作集』北陸殺人事件~プロローグ『事件前日』
プロローグ
『休学ですか……』
勇樹は生徒会長であるココアに質問すると、彼女は「そーだよ」と答える。
「しかし、なんで私ですか?」
「そーだねー……まあ一番の理由は頑張っているところかな? 最近休んでいないから少しは遠い所で休んだ方が良いと思ってねー」
ココアからの言葉を聞いた勇樹は「はぁ、そうですか……」と答える。
「どうせだからこの学園内でなく遠い所に言った方はどうかな? 例えばー……北海道もしくは東北、山陰か九州のどこか?」
ココアはそう言いながら4枚の旅行パンフレットを出すと彼は「そうだな……」とパンフレットを見ている。
「それでしたら山陽にします、行ったことないので」
「ん、じゃあそれでいいよー」
ココアはそう言うと「それじゃあ、休学して楽しい旅行していきます」と言いながら生徒会室から出ていく。しかし、運命はそう簡単に変わらない。
勇樹が選んだその山陽で、ある殺人事件が起きるとは知らずに………。
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次の日、勇樹たちは山陽行きの新幹線に乗っているが。彼の恋人兼お友達の百合子も誘う予定だったが風邪のため本日ではなく、明日ごろ勇樹のところに付いて行く。
「しかしあの百合子さんが風邪とは……」
勇樹はそう言いながらお茶をグビッと飲む。
ちなみに今いるのは彼の従姉である美樹幹子と薬品の知識が豊富で薬剤師の資格を持っている文・モスキート、幼いが運が高い祝福音、海外から来た日本好きのシャーロック・アレンであった。
「でも大丈夫かい、場所は山陽だから心配するが……」
「そうだよお兄ちゃん、百合子お姉ちゃんが後から来るって言っても。ふくねたちはもう刊行していると思うけど?」
「それ大丈夫だよ美樹姉、福音。こんな時になると思ってね、百合子さんの風邪が治ったら、今いるところと泊まるところをLINKで伝えるよって言ったから」
「ほぅ、なるほど。それはいい手段だな」
文はそう言うと、彼は「はは、まぁ風はすぐに治ると思うけどね」と言いながら、彼は弁当を食べるのであった。
しかし先ほど言ったことであろう。実は彼らが行くのは山陽ではなくある場所であったが。そうとは知らずに移動しているのであった。
……そして、遅れてきた彼女、百合子・ビューティーも、迷うほど大変な事態になることとは知らずに、時は進んでいくのであった。
次回『毒・第一の被害者発生……そして、鉄道探偵との出会い』