勇樹は電話をかけて百合子たちに連絡をする。
「あ、百合子さん。今どこにいますか?」
『勇樹君? 私たちは今能登半島の奥能登にいます』
百合子の言葉に「奥能登?」と疑問を浮かべる。
「百合子さん、その奥能登はどこに?」
『あ、すみません忘れていました。場所は石川県です。今から地図送ります』
百合子がそう言うと同時に、『ピロン』と着信音が鳴ったため、開いて中を見ると。能登半島の地図が写っている。
「なるほど、今そこにいるんだ……あ、そうだ。ところで百合子さん。アレンは今すか?」
『あ、アレンちゃんは今お手洗いに行っていますけど。後でもいいですか』
「そっか、お手洗いなら仕方ないな……わかりました。後でお願いします」
勇樹がそう言うと向こうから『分かりました』と同時に電話が切れる。
「仕方ないな、すみません。少し疑問がありましたけどいいですか?」
勇樹はそう言うと高山は「なんだ?」と反応する。
「なんで被害者は、急行「能登路」に乗ったんですか?」
「そうだな、言われてみればそこが気になるな」
「そう言えば、被害者が飲んだ飲み物に毒をどうやって入れて、それをどのようにして渡したのか、気になりますね」
「確かに、石井刑事。不審な客は?」
「はい、乗員乗客から聞きましたが、不審な客は見てないません」
「そうか…まあここで考えても何も発展はない、今は被害者が行くと思われた『能登半島』に行くか」
「わかりました」
「そこに行先は私が案内します」
「それじゃあお願いします」
勇樹と高山は、石井刑事と共に車で能登半島へと移動して行くことにした。
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能登半島に付いた勇樹と高山は、百合子たちと出会った。
「あ、百合子さん」
「勇樹君、こちらです」
勇樹たちは百合子と一緒にアレンがいるところへと行くと、彼女はスマホでなにかを探している。
「話は聞いている、その木下万代は。裏で何かしでかしたと聞いたがその実態はいまだ不明だ」
「なるほど、アレン。その被害者は昔何を?」
「ふむ、調べているがまだ分からないから少し大変だ」
それを聞いた高山は「そうか」と答える。
「そう言えば、高山さん。彼はどこから乗ってきたのか分かりましたか」
勇樹は高山に言うと彼は「今南に連絡して調べているところ」と答えた。
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一方、南と小海は金沢駅内で聞き込み捜査をした。
「えっ、金沢から特急に乗った?」
「ええ、恐らく」
「金沢から12時43分発の特急「かがやき7号」に乗るのを確認しました」
駅員はそう言いながら時刻表を見る。日本の駅の時刻表は、非常にきっちりしていて。ずれが少ないため目撃情報として有効である。
「そうか、南主任と小海さんは富山へ向かってください」
「わかりました」
そして、南と小梅は。12時57分発の青森行特急「白鳥」に乗ると、富山へ向かった。
「どうします、南主任」
「……よし、富山県警にも協力しておこう」
そして13時38分。富山駅に到着し、南と小海は下車した。
「よし、富山に着いた」
「あっ、富山県警の人が来ているわ」
富山駅に迎えに来ていたのは富山県警捜査一課の柚木刑事と捜査主任の三船警部補が待っていた。
「富山県警の柚木刑事です」
「同じく、県警の三船警部補です。話は聞いています」
柚木と三船はそう言うと小梅は「ありがとうございます」と言うと、車に乗り富山県警に向けて発進した。
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「……そうか、わかった。ありがとう」
高山は電話を切ると、勇樹は「何かわかりましたか」と質問する。
すると彼は「わかる範囲で言うが」と言い始める。
「被害者の木下は金沢から乗ったことが分かった、そして小梅からは被害者の事をしる人が富山にいると聞いた」
「富山はここから遠いですね」
百合子はそう言うと、勇樹は「確かに」と答える。すると美樹が「ま言って来れば」と言ったため、みんなは「え」と驚く。
「美樹姉、どうしてだ?」
「僕たちはここを観光しながら被害者のことを調べるよ、君一人じゃ大変そうだし」
「そうだそうだ! ふくねたちに任せろー!」
「助け合うのも重要だぞ」
美樹、福音、アレンはそう言うと。いつの間にか百合子は「ということです」と石井刑事と話していた。
「確かにそうだな、ここは少し手分けして操作するか」
「わ、わかりました。それじゃあ美樹姉はアレンさんたちと一緒に例の被害者のことを」
「わかった。じゃあ行くよ」
美樹はそう言うと、勇樹と百合子と高山は富山に行った。