「ここ、とっても深いね」
「ええ、そうですね。もしかしたら異世界に行きそうですね」
佐介たちは今、地下へ行くと思われる大きな穴へと入っていき。彼らは今その通路を通っているところ。
百合子は佐介に向けて言うと、彼は冷静に答えると同時に前方に大きな扉が現れる。
「なんやこれ、でっかい扉やな」
「ああ、っと。でもどうしてこんなものが・・・?」
日影と葛城はそれを見ながらつぶやいていると、忌夢が「もしかしたら、あれかもしれない」と何かに気づいたのかアレンに向けてこう言ってきた。
「アレン、もしかしたらあの扉は・・・・」
「ああ、わたしもだ。もしかしたらあれで動くかもしれない」
そして2人は首を縦に振ると、アレンは巻物を忌夢は如意棒を出すと同時に、みんなに向けてこう言った。
「みんな、わたしたちの攻撃をよけろ! アレン流忍法・黒雷!!」
「行くぞ! 秘伝忍法・サンダーフォックス!!」
黒い雷と強力な電気が放たれると、みんなは一瞬何かと思ったがそれを見た瞬間彼らは「うわっ!!」と驚きながらよける。
そして2人の技は扉に当たると、扉は自動で開き始めた。どうやら電気で動く特殊なドアのようだ。
「おお、開いたな」
「そうですね・・・じゃなくて、アレンさんに忌夢ちゃん。私たちを○○しかけたよ!!」
日影が真顔で扉を見て言うと、百合子も同感するが途中で正気に戻るとアレンと忌夢に向けて起こると2人は「ごめん」と謝った。
そして彼らはその扉の中に入っていくとある光景をみんなは見た。それは・・・。
巨大な山の中にいるのか空色が灰色の雲色に覆われていてあたりには巨大な円錐が無数に生えている。
「な、なんで山にいるんですか?!」
「そ、そしてこの天空は雷が降りそうだ・・・急いでいくぞ!」
「そうだな、葛城。みんな急いでいくぞ!!」
夜桜、葛城、アレンは急いで向こうへと行こうとするが、突然どこから『ここから先にはいかせねえ!!』と声がすると同時に、突然雷が落ちてきた!!
ピシャアッ!!
「うわっ!?」
それを見たみんなは、急いでよけると雷は他の所へと落ちていく。それと同時に地面にひびが入っていく。
ギギギッ……ガラガラッ!!
そして地面が盛り上がり崩壊すると同時に何かが現れた、それは大きな雷神メカだが鋭い白黒の円錐に胴体には3つの太鼓が付いている。
『今回は、電圧2000万Vまで貯める強力魔人ロボット『雷神メカ』よ!!』
そして、メカが決めポーズをすると飛鳥たちは「ええ……」と驚くが、葛城は「なんか変なメカだな」と言うのであった。
だが、百合子は「そんなことしている暇ではありません! 急いで行きましょう!」と言うと飛鳥たちは急いでバギーのレバーを動かすと、メカは空を飛んで移動するのであった。
それを見たメカは『待ちなさい!!』と追いかけるが、バギーの速度は以上に早く。急いで追いかけても間に合わないようだ。飛鳥たちは良かったとホッとする……だが。
『ぼ、ボクのこと忘れないでくださいぃぃ!』
突然どこからか声がすると、強力な風が発生してバギーを強制的に地上に降下された。その衝撃でバギーは地面に埋まってしまった。
「な、なんだ今のは!?」
忌夢は驚きながら外を見てみると、なんと目の前にあったのは雷神メカと同じ体だが背中に大きなプロペラと右手に巨大なうちわを手にしたメカが立っている。
『こ、今回は、風速5000mまど飛ばすことができるきょ、強力魔人ロボット……『風神メカ』ですぅ!!』
そしてまたもやメカがポーズすると、それを見た百合子は「そんなのありですか!?」と答える。そして雷神メカから『ちょどよかったわ双味、これを使いなさい!!』と胴体から大砲が出てきて、何かが放った。そしてそれは風神メカが受け取りそれを中に入れる。数秒後…。
『ふ、ふふふ……ああそうだな、こいつは僕と白井がやりゃあいいだろう、さっさと殺るかァ』
声を聴いた飛鳥たちは、何かが違うと思ったのか背筋から寒気がすると同時に、雷神メカからドンドンッ!! と太鼓を鳴らし始めた。
初めは何かとみんなは思ったが、雷神メカから紫色の電気が流れてきて、太鼓の音が大きくなるにつれ紙らりが徐々に大きくなっていき、そして最後の太鼓が叩くと同時に雲から巨大な雷が出てくると飛鳥たちが乗っているバギーに墜落した!!
「「「うわぁああ!!!」」」
強力な電撃に当たったみんなは大ダメージを受けてしまった。幸いバギーの中にいたためそれほど強力な電気に当たらず、みんなは痺れてしまっただけで済んだが、バギーは電圧でコントロール不能で故障してしまった。
『ほほう、これはいいやり方だな。後は僕の風で切ればいいな』
そして風神メカが着いている巨大なうちわが動き、風を起こそうとし始めた。だが。
「「そりゃああああ!!!!!!!」」
だが、何者かがうちわに持っている手に向けて体当たりすると、うちわはその衝撃により手から離れてしまい風は起こさなくなってしまった。
その攻撃を受けた彼女は『な、なんだ!?』と驚いた。だが雷神メカは『ちょっと何よ、こうなったらあたしがやってやる!』と足を動かしてバギーを踏もうとするが、バギーが踏まれる前に何者かが現れて飛鳥たちを救いバギーから離れた。
そしてバギーが踏まれると、爆発するのであった。さて、飛鳥たちを救った者は……。
「危ないとこでしたね。…怪我はありませんか佐介くん?」
「紫苑さん!?なぜここに!?」
「もちろん、あなたたちを助けにですよ」
「雪泉ちゃん!」
なんと、死塾月閃女学館の紫苑と雪泉が彼らを助けた!
どうやってここまで来たか話を聞いたところ、福音がトーリヌケールと探知機を使った結果、飛鳥たちはここだとわかったらしい。
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『こんのう……僕の邪魔をするな!!』
すると風神メカがパンチで攻撃をしようとするが、柳生が現れて番傘で攻撃を跳ね返すと同時に「じゃまするな!」と威圧でにらみつける。
そして葛城が「どりゃあ!」と体当たりすると、メカは後ろに倒れた。
「飛鳥さん、この風神と雷神はわたくしたちが相手します」
「え、でも雪泉ちゃん」
「大丈夫です、飛鳥さんは佐介君の友達です。あなたがいなければ誰が助け合うのですか?」
「紫苑さん」
雪泉と紫音の言葉に2人は「わかった!」と言いながら走っていく。だが雷神メカが『これでも食らいなさいっ!』と太鼓を鳴らすと雷が発生して飛鳥と佐助に当たろうとした。だが。
「「はぁ!!」」
白と黒の剣が雷に当たった瞬間爆発し、飛鳥と佐介は何かと振り向いた。そこには。
「大丈夫か? 危ない所だったな」
「えっと…誰?」
「ガタッ!? …相馬だよ!まったくせっかく助けに来てやったのになんだってんだよ!?」
『相棒、一先ず押さえておけ』
「ふっ、まさか私がお前を助ける日が来ようとはな」
「雅緋ちゃん!」
なんと雷から攻撃を守ったのは、雅緋と相馬の新・秘立蛇女子学園であった。それと同時にバギーが2台やってきた。
どうしてここまで来たかと言うと、雪泉と一緒に行ったらここに来たというらしい。
「佐介、ここはオレ達が足止めをしておく。今のうちに行くんだ」
「ありがとう……飛鳥ちゃん!!」
「うん!! 雅緋ちゃん!」
「ああ、わかっている!」
佐介は飛鳥と一緒に百合子とアレンを連れて行くと、相馬と紫音たちはメカの相手をすることになった。
葛城たちは「アタイたちも足止めするぜ!!」と言いながら雅緋たちの手伝いをするようだ。
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『ほほう、お前たちが足止めか』
『でも無理と思うわ、あたしたちの巨大な魔人型メカはとっても強いだから!』
風神メカと雷神メカは、紫苑と雅緋たちに向けて言うが佐々木が「それだったらこれが相手よ!」とポケットからリモコンを出してボタンをポチっと押した。その瞬間。25世紀から巨大メカが送られて、太田たちがいるところへと転送された。
送られてきたメカは、人型のロボットだが肌色が赤色で右が金色で左が銀色の鎧を着ている。
紫苑と相馬たちは2台バギーに乗ると、突然バギーが半分に割れると1台のバギーに合体すると飛び上がる。それと同時にメカの胴体が開くと、そこから入り込んだ。そして、バギーが定位置に留まると、操縦席についている画面が『合体完了』と表示された。
『今回は、孫悟空の敵と言われている金閣銀閣をモデルとした巨大ロボット『キンカクギンカクーンメカ』だ!!』
そして、メカはポーズをすると同時にコックピットの真ん中が開くと紫苑と相馬たちのコックピットが1つになった(※忘れていましたが、右が金閣側に紫苑たちが乗っていて銀閣側が相馬たちが乗っている)。
『へえ、金閣と銀閣がモデルね。でも武器は少ないわね』
『ああ、でも油断は禁物だ。一気に行くぞ!!』
そして双味の合図に白井は『分かったわ!』と答えると、太鼓をたたいて雷を発生して攻撃をし始めた。ところが。
「そうはさせないわ、未来さん雲雀ちゃん。そこのレバーを動かして!!」
佐々木の指示に2人は『分かった(わ)!!』とレバーを動かすと、突然キンカクギンカクーンメカの角が鋭くなると同時に、メカは突然走り出した!!
幸い、すぐに動いたため、雷の攻撃はよけることはできた。
『何よこれ、いくらなんでも難しいわ!』
『うろたえるな、何度もやればいつかは当たる。行くぞ!!』
双味の指示に白井は『分かったわ!』と言いながら太鼓を叩くと雷が発生して再び落雷する。それと同時に双味が乗っている風神メカのうちわが大きく扇ぐと強力な風が発生した。
しかしキンカクギンカクーンはそれをよけながら進んでいくので相手はそれを当てるのに苦労している。すると。
「そろそろいいな、紫苑君。すまないがちょっと左に寄ってくれないかな?」
幹子の言葉に紫苑は「え、いいですけど…?」と不思議に思いながら左によると、それを見た福音は。
「相馬君、右によってもいいかな? 福根座りたいんだけど」
福根の言葉に相馬は「ああ、別にいいがなんでこんな事するんだ?」と文句を言いながら左に座る。すると佐々木は。
「じゃあ行くわよ、キンカクギンカクーン。分離オン!!」
佐々木はスイッチをポチっと押した瞬間、突然キンカクギンカクーンが左右に割れていく!?
「え、なんですかこれ?!」
「どわぁ、なんでこうなったんだ!!」
突然の事態にみんなは驚いているが、幹子と福音はそれを知っていたかのようにしっかりと椅子に捕まっている。それを見た2人は。
『ええ、何よこれ!!』
『そんなの聞いてない!』
もちろん驚きます。しかし白井は『もうヤケクソよ!! このこのこのっ!!』っと太鼓を無理やり叩くと、雲から大量の雷がキンカクギンカクーンに当てようとするが、まるでラジコンのように器用な避けている。
だが、1つの落雷がキンカクギンカクーンの銀閣に落雷した!!
『『うわぁあああ!!』』
強力な電撃にみんなは痺れていると、福音が落としたある物に電気が通るとそれは起動して両奈に当たった。そしてキンカクギンカクーンの銀閣はその場で停止した。
『おお、すごいじゃないか』
『ふふん、まぐれに当たるのはすごいわ。さあコテンパンにやるわ!!』
双味の言葉に白井は照れると同時にそう言うと、太鼓を叩き巨大な雷を起こしてそうとしている。
「しまった!」とみんなは確信した、ところが。
「秘伝忍法・美しく青きガンスリンガー!!」
突然どこかで聞いた声がすると同時に、雷神メカと風神メカの上空から無数の銃弾が落ちてきた!!!
『な、なによこれ。キャッ!!』
『じゅ、銃弾がなぜ!?』
2人は驚いていると、雷神メカが持っている太鼓とバチが壊れて風神メカのうちわと背中のプロペラが凍り付いた!!
それを見たみんなは何かと不振にみていると、両備は何かに気づいたのかあたりを見渡した。そしてそれを見た彼女は「やっと戻ったんだね」と小さくつぶやくと一筋の涙が流れると同時にある人物が舞い降りてきた。それは。
「この馬鹿犬が!! 両備を心配しないでよ!!!!」
「ハウ~ン、両備ちゃん幸せ。もっと両奈ちゃんをいじめてよぅ~」
ご存知の通り、ドMの両奈であった。みんなはどうして戻っているんだ?と思いながらあたりを見渡すとメカの中に『あべこべ化機』が落ちている。
それを見た相馬は「そうか、さっきの雷でこの機械が」とつぶやいた。どうやら先ほどの落雷でこの道具が治ったようだ。
「両備、そろそろ行くぞ。あいつらに攻撃するのは今しかない」
「ぐすん、ええわかったわよ。両備たちの怒りを見せてやるわ!!」
両備の行動に、中弐は「じゃあ行くぞ!!」とレバーを動かす、するとキンカクギンカクーンが飛ぶと同時に巨大な角で風神メカと雷神メカを挟むと同時に。みんなは武器を構えた。
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「福音…、その、さっきはアリガト……」
「え、なにが?」
両備は福音にお礼を言うが、党の彼女は何かと首をかしげている。それを見た彼女は。
「ああもう……何もないわ。じゃあ行くわよ!!」
そして、みんなは2体のメカに向けると各自秘伝忍法・秘伝技を出していく。
「秘伝忍法・デッドスクリュードラゴン!!」
「秘伝忍法・おおよろこび」
「秘伝忍法・時刻極楽万手拳!!」
「秘伝忍法・デッドフォックス!!」
「秘伝忍法・氷の足!」
「秘伝忍法・ヴァルキューレ!」
「秘伝忍法・ショギョウムZEX!」
「秘伝忍法・メヌエットミサイル!!」
「秘伝忍法・お尻がドーン!」
「秘伝忍法・The World is mine!」
「秘伝忍法・パンパンケーキ!」
「秘伝忍法・美しく青きガンスリンガー!」
「秘伝忍法・黒氷!!」
「秘伝忍法・善悪のPurgatorio」
「秘伝忍法・聖火の夜想曲!!」
「秘伝忍法・蒼い紅!!」
「福音流忍法・マカロン爆弾!!」
「佐々木流忍法・舞い降りる時雨桜!!」
「幹子忍法・水大砲!!」
「中弐流忍法・泥爆弾!!」
そして、強力な風と鋭い刃物に無数の拳と強力な電気の球、凍り切った触手と銃から放つ弾に帽子(?)放たれる黒い塊と無数のミサイル。雲雀のお尻(により体当たり)と無数の薬品に巨大なパンケーキと銃から放たれる無数の銃弾、巨大な氷と黒い覇気による切込みに高熱の炎と蒼い炎。そしてマカロン型の爆弾と時雨桜のように滑らかに流れる切りに強力な水圧と泥団子型の爆弾による一斉攻撃が放たれた。
そして風神メカと雷神メカの胴体にあたり穴が開き、そこから電気がビリビリッ!! と出てくると同時に中から『なんであたしたちがこうなっちゃうの?!』『む、無念』と彼女の叫び声がする、その途端。
ドカアアン!! ドカアアン!! チュドオオン!!!!
メカが爆発すると同時に白井と双味が出てきてどこかに飛ばされてしまったのであった。
しかしみんなは気づかなかった、この時勇樹は大変なことになっていることは知らずに。