突然、ツボの中から無数の雷と光が出てきたのを彼女たちは驚き、沙市音は「な、なんだ!?」と急いで確認してみると、ツボの中からある人たちが出てきた。
それは9人の少年少女の彼ら、太田たちが出てきた……いや、正しくは。
「み、奇跡の奴ら、どうしてここから出たんだ!?」
そう、先ほどツボに落ちら勇樹たちが出てきた。
しかし、勇樹は首輪が外れていて目には光が宿っている。そして勇樹たちの服装は普段の姿とは違い、髪に動物・虫をした特殊なピンをしている。
そして彼らの背中には佐介と飛鳥たちが背負っていた。
「奇跡・スキル全開モード!!」
そしてみんなは佐介たちを近くにあったバギーに入れると、勇樹は「ごめんな、でも今度はオレが助けてやる」と言うと、太田たちに向けてこう言った。
「各班指令を言う、目標はブン・ボーグの巨大メカ『ルネサンスメカ』を破壊する、以上!!」
それを聞いたみんなは「了解!!」と答えると、メカに向けて走っていく。それを見たブン・ボーグのみんなは。
「な、なにがあったんだ!?」
「勇樹があたしたちの言うことを、いえ元に戻っている!?」
「お、落ち着くんだ。円、さっさとやるんだ!!」
「了解しましたわ、ルネサンスメカ。やって下さいまし!!」
それを見たブン・ボーグは驚いたが円は操縦機をカチャカチャと動かすと、メカは『リョウカイダー!!』と叫ぶと同時に6本のアームが動くと同時に勇樹たちに向けて放った!!だが、勇樹たちは。
「そりゃっ!」
「よっと」
「ふっ!!」
「ひらり」
「ふんっ!!」
ドゴンッ、バゴンッ、チュドーン!!
それらをまるでスローもしょんしたミサイル化のように、華麗によけていく。そしてそのままメカに向けて走っていく。
だが、勇樹は何かを察知したのか後ろに向けて「む?」と振り向く。すると、巨大なアームが振り向いて再び攻撃しようとしている。それを察知した彼は。
「太田、暗山。後ろのハンドに攻撃するぞ!!」
「はいっ!!」「おう!!」
勇樹はそう指示すると同時に、ショットガン型の武器を出す。太田はモーニング・スター、伊江はスピーカー型のグローブを出して一斉に放った。
バンッバンッ!! バンッ!!
ギャララララッ!!
キィイイイイッ!!!
バガァッ、バゴン!! チュドーン!!
そしてハンドは彼らの放った攻撃によって粉々に壊れていく。そして3人は終えると同時にメカに向けると再び走り始める。
そして彼らは一斉に飛ぶと同時に、手持ちの武器を構える。と勇樹は。
「一同、一斉発射!! 打てぇ!!!」
勇樹が言うと同時にみんなは引き金を引くと、ガガガッ!! とメカの顔に向けて攻撃する。するとメカは爆発すると同時に物凄い量の煙が出てきた。
「でぇっ!! 爆発した!!」
「ど、どうすんの!?」
「円、これはさすがに負けか…」
ブン・ボーグの3人は慌てていると、円は「ふふふふ」と不気味な声がすると同時にこんなことを言い出した。
「これは仮の姿、本当の姿はこれですわぁ!!!」
そして彼女はレバーを動かすと、煙の中からメカの影が出てくると同時にメカの目つきが赤色に光り鋭く変化した!!それを見た彼らは「何だ!?」と驚く。
煙が晴れると同時に、メカは「ギガンドォオオ!!!」と叫ぶと同時に、ある変化が起きた。
それは、手が伸びると同時に一部が変形し始めたこと。
それは、足が突然伸び始めて関節が出てきたこと。
それは、角が変形しどくろの顔が出てきたこと!!
変形し終えると同時に、ブン・ボーグはメカに向けて飛ぶとハッチが開きそのまま入り込んだ。そしてハッチが閉まるとメカから『グルルルッ』とうなり始めた。
「これが真の姿『シャドー・ルネサンスメカ』ですわ!!」
円の言葉に彼女たちは「そんなのあったか」と呟くと、円は「早速ですが『ルネサンス・三大発明攻撃開始!!』」と叫ぶと同時に、コントロールのスイッチをカチッと押した。すると。
『ルネサンス・三大発明攻撃!!』
シャドー・ルネサンスが叫ぶと同時に、突然四角いアームが伸びると同時に『活版印刷!!』と叫ぶと、先がドクロのマークが2種類が出てくると勢い良く伸びていく。
勇樹たちは、一斉に放つが活版印刷はそれを跳ね返しながら伸ばしていく。
それを見た勇樹は「だめだ、逃げるぞ!!」と言うとみんなは一斉に逃げていくと同時に、アームは地面にドシンッ!! と押した。引いた時には、どくろマークができていた。
だが、メカはしつこく。何度も彼らに向けて攻撃をするが。
ドシンッ!!
「うわぁ!!」
ドシンッ!!
「ヒャッ!!」
ドシンッ!!
「ギャッ!!」
ドシンッ!!
「ふっ!!」
彼らはそれをよけながら走っていく、その影響で印鑑の後はドクロのマークがたくさんあった。
そうしていると、巨大なアームが彼らの前に出てきて潰そうとした!! すると。
シュッ……ガキンッ!!
佐々木が突然、鞘を出すとそれを柄に入れると刀と鞘は弓に変形した!! そして彼女はさくら色の矢を出すと、活版印刷に向けるとそれを放った。
矢はそのままそれに向けて行き、ぶつかると。
バゴォォォン!!
大爆発すると同時に、印刷は別のところへと当たる。それを狙っていたのか、中弐はハンマーは銃に変わると活版印刷に向けて放つと。
チュドォォン!!
再び爆発するのであった、それを見たブン・ボーグは。
「あらら……」
目を丸くして驚く。それを見た沙市音は「オレに任せとけ!!」と言うと同時に、コントロールをカチャカチャと動かす。すると。
『羅針盤鳥!!』
メカが叫ぶと同時に、3羽の鳥型のメカが出てくると首が突然回転し始めた。カチカチッ!! と回転し西方面に顔が向くと、突然鳥メカはその場から発射されるとそこから勇樹の方へと変更していくと。
ビビィッ!! ビビィッ!!
口から光線銃を出して彼らに向けて放った!! だが。
「護るよみんな、シャイン・シールド!!」
幹子はみんなに向けて言うと福音は「うん!!」と答えると、2人は道具から光の楯とホイップクリームのバリアを放って彼らを守った。そして光線は。
キンキンッ!! キンッ!!
攻撃から跳ね返して、他の所へと当たる。そして伊江は「打てぇ!!」とスピーカーと出すとみんなは一斉に鳥に向けて放つ。すると。
バゴォン!!
伊江の放ったスピーカーが当たると、鳥メカは爆発した。しかし残っている鳥メカが再び放つが幹子がシールドを作って防ぐと佐々木が弓で放つ。
しかし、鳥メカが囮としているのか。彼らがそれに向けて放っていると、後ろから2羽の鳥メカが放とうとしている。しかし。
「稲妻斬り!!」
アレンが刀を出して2羽の鳥メカに向けて刀を振るうと、メカは胴体が真っ二つに切れると同時に爆発した。そして太田が鳥メカに向けて放つと、メカは爆発してその場から墜落した。
それを見たブン・ボーグは「あわわっ」と滝汗を出していると、双味が「僕がやってやる!!」と操縦機をいじる。すると。
『時限火薬!!』
突然メカが叫ぶと同時に、口が開いて中から何かが出てきた。それは爆弾型をしたミサイル……。
「なに!?」
それを見た勇樹は驚くが、時すでに遅し。爆弾は飛鳥たちが乗っているバギーまで飛んでいき落ちると同時に。
バゴォォオン!! チュドォォオン!! ドガァァアン!!
その場で爆発した。
「よっしゃあぁああ!!」
「やるじゃん双味!!」
「驚いた、簡単にやっつけたわ」
「わ、わたくしより上手い」
4人はそれを見て答えるが、突然上から何かがぶつかる音する。彼女たちは何かと思って、試しに白井は梯子に上ってハッチを開けてあたりを見渡してみると。
「私たちを甘く見ないで!!」
なんと、飛鳥たちのけがが治っていていつの間にかメカの頭上に乗っている!!
それを見た彼女は「どわぁ!!」と驚くが、梯子から離れると白井はコックピットへと落ちてしまった。頭にたんこぶができる程度ですんだ。
それを聞いた3人は、まさかだと思って再び画面を見てみると、勇樹たちがその場で立っている!!
火の海の中、彼らは炎の球に閉じこもっている。それもそのはず、この業ができる者は。
「ファイアー・ボール!!」
百合子・ビューティー以外この業は出来ない。そして炎がはじかれると同時に火の海は消えていくのを見た彼は「行くぞ!!」と叫ぶとみんなは同時に勢いよく飛ぶ。
それを見たみんなは「へぇ!?」と驚いていると、双味が「攻撃してやる!!」とレバーを動かすが。メカはその場から動かなくなった。
「あれ、おい双味!! どうなってんだこれ、動かないぞ!!」
双味は円に向けて言うと、彼女は「まさか……」と言いながら操縦機を見てみると、彼女は顔を真っ青になると同時に、こんなことを言い出した。
「め、メカが……故障……ですわ」
それを聞いたみんなは、「うそ!?」と顔を真っ青になりながら驚いた。そして。
「そこまでだ!!」
そして勇樹は叫ぶと同時に百合子に向けて「百合子!!」と勢いよく呼ぶと、彼女は「わかりました!!」と言いながらオレンジ色のリングを出すと、彼に向けて投げた。
それを手にした彼は、リングを上に投げると。リングは長い形をした剣に変形した、彼はその剣をつかむ。そして。
「ファイヤー・ソード!!」
勢いよく剣をⅩを書くかのように斬ると、ドクロの鼻と目から煙と電流が漏れ出し始めた。それを見た飛鳥たちは一斉に飛んだ瞬間。
『今度こそ、爆発だぁ!!』
メカが叫ぶと同時にメカがばらばらに斬れると、中にいるブン・ボーグが現れると彼女たちは「あ」と目を丸くして驚いた瞬間。
ドガァアアアアアン!!!
その場から大爆発するのであった。飛鳥たちは勇樹たちと一緒に来た道から急いで出て行き外に出ると、穴から爆発と煙が出てくるのであった。
その煙の中から、ブン・ボーグが出てくると「覚えとけぇ!!」と叫びながら飛んで行ったのであった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「では、飛鳥さんたちと久しぶりに会えたことと同時に勇樹君が戻ってきた事、そして飛鳥さんたちの知り合いに会えたことに……乾杯!!」
『『『『『『乾杯!!』』』』』』
勇樹は飛鳥たちと再び再開すると、飛鳥たちの知り合い太田たちが知り合った忍び達のことを話すと。勇樹は「ああ、そう」と顔を赤めると別の方へと目を向ける。
そして彼はカバンからドアを出して半蔵学園の体育倉庫へと付けると、そこに入って宴会(?)をするのであった。飛鳥たちだけではなく、忍びのみんなと一緒に食べたり飲んだり、話し合うのであった。
「そう言えば、勇樹さんはなぜわたくしたちを見ず両備さんに未来さんを向けているのですか?」
斑鳩は何か思い出したのか、太田に向けて言うと彼は「ああ」と言うと同時にこう答えた。
「勇樹君は、爆乳が苦手すぎるほどの女性恐怖症です」
それを聞いたみんなは「え?」と目を丸くするのであった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
彼から女性恐怖症になったわけを斑鳩が聞いて納得すると、飛鳥はこんなことを言い出した。
「そう言えば、勇樹君はブン・ボーグの彼女たちに操っていたのにどうしたら戻ったの?」
「そう言えばそうですね、どうしたら戻ったのですか?」
それを聞いた佐介は勇樹に向けて言うと、彼は「それは……」と百合子に向けると彼女は「えへへっ」と照れるのであった。
~回想~
勇樹たちがブラックホールバキュームに吸い込まれて、数分。
彼女は小さな声で勇樹に向けてこう言った。
「戻ってください……私の、勇樹君に……」
そして彼女は勇樹に抱き着くと、彼の口にキスをした。その瞬間。
ピシッ…ピシピシッ……ガシャン!!
首輪が割れると、勇樹の目に光が戻ってくると彼は百合子に向けて「ごめんな」と、再び抱き着いた。それを聞いた彼女はふわっとほほ笑むと。
「それじゃあ行きましょう!!」
それを聞いた勇樹は「わかった!!」と来ている器具を外すと、みんなを救って太田たちと一緒に彼女たちを背負うと外に出た。
先ほどの姿は、彼も知らないうちに変身していたようだ。
~回想・終~
それを聞いたみんなは、顔を真っ赤にしてうつむくが。勇樹と百合子は何かと首をかしげるのであった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そして翌日、勇樹たちは飛鳥たちと一緒に街を観光し。焔たちのサバイバル生活、雪泉の修行の付き合い、雅緋の悩みなど、みんなが初めて行くところに行くのであった。
そして、楽しい日々は過ぎていき。終日。
「さて、帰るとするか」
勇樹は、最終日になりみんなはバギーに道具などをバギーに乗せて、飛鳥さんたちからお土産などを受け取って移動しようとしている。
「また会おうね、みんな!!」
「わたくしたちはあなたたちのこと忘れません」
「今度はアタイたちが来てやるぜ!!」
「ああ、お前たちの世界に興味がある」
「ひばりもだよ!!」
「僕もです、みなさん……!!」
佐介たちはみんなに向けて言うと伊江とアレンは「ああ、もちろんだ」「私たちが来たら、みんなを連れて行かせてやる」と答える。
「飛鳥ほどではないが、わたしはお前たちに興味がある」
「太田様、今度はもやしを持っていきますわ!!」
「また会おうな」
「むかつくところはあるけど、あんた気に入ったわ」
「お姉さんのこと、忘れないでね」
「オレもだ、今度はそっちに行くぞ」
光牙たちに太田と百合子は「もちろんです!!」「また会いましょう!!」と答える。
「あなたは只者ではありませんが、わたくしと同じく正義がありますね」
「中弐、我はお前の腕に興味がある」
「お主は美野里と同じじゃが、憎めないところがありますね」
「今度アタシたちが行ってやるよ」
「みのりも、福音ちゃんにおいしいもの作ってあげる!!」
「福音さん、小森さん。あなたたちと会ってうれしかったです」
紫苑たちに祝と中弐は「福音もうれしかったよみんな!!」「今度はこっちに来てくれよー」と答える。
「佐々木、おまえは私と同じ刀の使いだがなぜ違うんだ。今度教えてくれ」
「美樹さん…今度、私も一緒に冒険‥‥したい…ですけど、いいです、か?」
「美樹、お前は本当に変わったやつだな」
「さ、佐々木。勇樹になんだけど……バカ姉がおかしくならないように直してと」
「はぅ~ん、今度両奈ちゃんもその世界に行って見たいよう!!」
「おい両奈、それやめろ。美樹、お前は変な性格だな。両奈より面白かったな」
蒼馬たちに佐々木と美樹は「私も同じよ」「それは行けると思うよ」よ答える。
そして、勇樹は「じゃあ行くぞ」と言いながらレバーを動かすと、バギーから電気が出てくる。
すると彼らが乗っている専用の乗り物、奇跡バギーの前方から時空を超える特殊空間の扉が開くと同時に彼はアクセルを一気に踏み込むと穴に入り込む、やがて姿が消えたと同時に扉が閉じる。
それを見たみんなは、物寂しそうに空を見るのであった。
「また会えるか佐介、あいつらに」
「私もまた会いたいです……」
「オレもだ、佐介」
光牙、紫苑、蒼馬に佐介は「また会えますよ、いつか」と言いながら彼は手を見る
彼の手には、みんなで撮った最高に記念写真が握っていた。
fin