「おはようかな、寒くないかな?」
「ああ、寒くはないんだが何故クオンが自分の布団に居るんだ?」
目が覚めれば自称保護者の少女クオンがハクの布団に潜り込んでいた、クオンとの出会いは衝撃だった。雪山に倒れているハクをクオンが見付けて急いでテントを張り、寝かせてくれる所までは良かった。だがハクが目を覚ました時のクオンの第一声が「貴方の名前はハクだよ!それと私の名前はクオンと言って貴方のお嫁さんかな!」
あの第一声は一生忘れる事は無いだろう。そしてハクが何かを言う前にクオンはハクに抱き付き色々と堪能していた。ハクがクオンに対して着いたイメージは残念美人だった。そして色々とあったが山を降りて宿に泊まる時には女将さんに「私の夫かな!」と眩しい笑顔で答えられた
そして山を降りて疲れたので部屋で休み次の日を迎えるとクオンがハクに抱き付いて何処か安心したような笑みを向けてくれた。流石のハクも年頃の娘が抱き付いてくるのは危ない(自分の社会的地位が)ので引き剥がそうと力を込めるがビクとも動かせなかった
「はぁ~やっぱりハクの匂いは落ち着くかなぁ♪」
クンクンと鼻を鳴らしながらハクの胸板に顔をすり付けながらハクを抱き締める
「ク、クオンさん?そろそろ離して欲しいんですけど………」
いくら助けてもらったとは言え命の恩人に襲い掛かる程ハクは腐っていない
(それに自分的にはもっと年上な………)
ヒュン
「ん?」
自身の額に何かを巻き付ける様な感覚がしたので触ってみるとモフモフとした様な感触だった
「今、誰の事を思い出してたのかな?」
モフモフの正体はクオンの尻尾だった。それを今ハクの頭に巻き付いて更にそこからジリジリと尻尾に力が加わりハクの頭を締め付けた
「いたたたたっ!」
「今、だ・れ・の・事を思い出したのかな!?」
「じ、自分は誰の事も思い出していない!」
「本当かな?」
「ほ、本当だ!」
クオンはハクの言葉を信じたのか尻尾を緩めてハクを解放し、ハクの後ろに回り込みゆっくりと抱き付くが異常な力でハクを抱き締めていた
「今後は私の前では私の以外の事を考えちゃ駄目かな。分かった?」
囁かれるクオンの言葉は先程まで甘えてくる様な声ではなく、何処までも冷たい声色にハクは一瞬息が出来なかった
「あ、ああ分かった」
ハクの言葉に笑みを見せたクオンに足して何処か恐怖を覚えたハクは先程までクオンに抱き締められていた二の腕を見ると少し赤くなっていた
「それじゃあ朝食を食べに行こうかな!」
クオンに手を引かれるハクは先程のクオンの様子に疑問を覚えたが深くは追求しなかった
ここのクオンさんは基本的にハクを愛してますが絶対にハク様を外に出しません(自分か隠密集の誰かが同行する場合は可)
クオンの中に居る黒クオン(ウィツァルネミテア)もハクの事が大好きです、病む原因の半分が彼女の嫉妬の影響です
今の状態でならヴライさんでも一方的にボッコボッコに出来ますがやりません。理由はハクを危ない目に会わせない為に
黒クオンと常に体の主導権で争っています、ハクの寝ている間に既成事実を作ろうとする黒クオンを止める為に日々攻防戦が続いています