二度目の偽りの仮面   作:エスト瓶

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今年も、もう終わりですね。思い残しの無いように今年を楽しみましょう!


忘れ去られた記憶の欠片

『汝がそれを抜かすか!』

 

女の声と同時に男は部屋の外に吹き飛んだ。吹き飛ばした方はゆっくりとした足取りで吹き飛んだ男の方にゆっくりと歩み寄る

 

(あー、またこの夢か……)

 

最近時々色々な夢を見る、何処かで見た様な光景や人物が現れるのだ。現に今見ている光景は何処かの王族に蹴りを貰い、通路まで吹き飛ばされるオシュトルに良く似た人物が奥歯が折れたのか吐き捨てる光景を眺めているのだ

 

その前の夢は何処かの門の前で軍を連れているミカヅチとオシュトルが戦ったり巨人になったりとあり得ない光景を目て来たのだ

 

そして夢の最後は何時も同じ光景が流れるのだ

 

『後は頼んだぜ、アンちゃん』

 

ウコンが塩となり消え去り、目の前の男はウコンに渡された【それ】を受け取り顔に着ける光景

 

『答えよ!オシュトル!』

 

『帰らなくちゃ………』

 

何時もの様な喧嘩では無く、主君が部下を問い詰めるかの様な口調で鉄扇を向けるクオンと先程まで怒りに満ちた表情を無くし、何処かに向かうクオンの表情

 

この二つの光景が何時も夢の最後に現れるのだ。まるでこの光景を忘れるなと言っている様に何度も何度も同じ光景を見せられては同じ結果を突き付けられる

 

『私は絶対に許さない!ヤマトとそこに住むその者達を!』

 

少女は絶望した、少女の最も大事で愛した男を奪った国を彼女は許さなかった。男だろうが女だろうが老人や子供まで彼女の復讐の対象になった。そして最も彼女が恨んだのは彼を見捨てた友と言った男だった

 

そこで夢は何時も終わる。続きを見ようと思ってもノイズが邪魔してそれから先の光景が見えないのだ

 

「……ただの夢だ。クオンがそんな事をする訳がないよな」

 

あの少し過保護のクオンが高が一人の男死に復讐の鬼になる様な事は無い無い

 

「おにーさん、何かあったんぇ?」

 

「どうしたんだ、アトゥイ?」

 

「な~んか、何処か難しい顔をしてたから気になったんぇ」

 

「どうやったらお前達の仕事をサボれるか考えてたんだよ」

 

「ふひひ、おにーさんは本当にダラダラするのが好きやえねぇ」

 

「面倒な事は嫌いだからな」

 

「うちのお婿さんになったら一生ダラダラ出来るぇ?」

 

「あー、考えておくよ」

 

「むぅー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『兄様、次の物を持ってきたのです』

 

そしてまた同じ様な夢が始まる、何故か自分がオシュトルの格好をして政務に励む姿を眺めていた。また、ウコンに頼まれてやっているのか、それともネコネに悪戯をしかけているのか

 

?また?自分はネコネに一度も悪戯なんてした事がないのにな

 

そして、また同じ結末がまた訪れる

 

『後は頼んだぜ、アンちゃん』

 

『答えよ!オシュトル』




ハクさんが夢で見るのは一周目の世界のバラバラになった記憶をハクさんが引き継いでいます。まあ、ハクさんはこれを夢として認識してます

はい。今年の投稿はこれで最後になります!次の投稿は1月3日あたりに投稿します!
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