二度目の偽りの仮面   作:エスト瓶

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この投稿が今年最後です!流石に30日で終わるのは気持ち的に落ち着かないので

今回のお話しはIfのお話です。ネコネがヤンデレを越えた何かになっています。

少し過激な表現が入っているかもしれませんのでお気をつけて


もしもネコネがループを繰り返し過ぎたら

「ん、………もう朝ですか」

 

窓から差し込む日差しにネコネは思い瞼をゆっくりと明けながら体を起こす

 

「えっと、今日の内容は」

 

頭の中で今日の予定を確認しながら着替えを済ませる。着替えを済ませてからネコネは人目を気にしながらある場所に向かった

 

ここは帝都でも殆どの者が知らない場所だ。八柱将達ですらこの場所を知る者は居ない。そんな場所にネコネは一番奥にある物置小屋に入った

 

「おはようございます、ハクさん」

 

物置小屋の中は綺麗さっぱりと片付けられ、人が一人暮らせる程に整理されていたのだ。そしてその部屋の隅に両手両足に逃げられない様に鎖と重りを付けられているハクがそこに居た

 

「……………」

 

「どうかしましたか?」

 

ハクはネコネと分かると睨み付けるがその視線が嬉しいのかネコネの顔は恍惚な笑みを浮かべながらハクに近付くと

 

「ちゃんと挨拶をするのです」

 

バキッ

 

ネコネの幼い手からは考えられない程の力でハクの顔に目掛けて拳を振り抜いた。倒れると同時にネコネはハクに股がりそのままハクの細い首に両手でゆっくりと締め付ける

 

「ちゃんと返事をするのです!ハクさんは私の言う事を聞くのです!」

 

徐々に締める力が強くなり、ハクの顔色が更に悪くなるがネコネはそれ見て更に笑みを深める

 

「だからこれはハクさんへの罰なのです。ハクさんが私に従うまで何度でも何度でも何度でも何度でも何度でも殴って、締めて、刺して、斬って、言う事を聞くまでやり続けます」

 

ハクの意識が遠退くのと同時にネコネは首を締める手を止めて術でハクの意識を戻させる

 

「それでは最初からです!おはようございます、ハクさん」

 

「……ああ、おはようネコネ」

 

「ハイなのです!」

 

嬉しそうな笑みを浮かべるネコネに対して眉間に皺を寄せるハクにネコネはまたハクを殴る

 

「私の前でその様な顔をするのは駄目なのです。ハクさんは笑顔が似合うのです」

 

無理な笑みを浮かべるハクにネコネは大変満足したのか一緒に持ってきた物をハクに渡す

 

「今日の朝御飯なのです。勿論私が1から作ったので心配は無用なのです」

 

何か言いたそうなハクを無視しながら作ってきた朝食を無理矢理ハクに食べさせる、飲み込むのと同時に再度物を突っ込むのを繰り返しながらハクの朝食が終わる

 

「今日はこれをやってもらうのです」

 

ネコネが持ってきたのは算術関係の物や地形を利用した戦争関係の物だった

 

「昼食を持ってくるまでに終わらすのですよ?」

 

それだけ言い伝えるとネコネは部屋から出て扉に鍵を掛けてから自室に戻る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ネコネよ、ハクが消えてから既に二週間が過ぎたが何か情報は?」

 

「いえ、私もハクさんに関係する噂を集めてるんですが全く………」

 

「…そうか」

 

ハクが隠密衆の皆の前から消えて既に二週間が過ぎていた。ハクが消えて隠密衆は既に崩壊しかけていた、クオンやアトゥイは既にその顔から表情は消え、ぶつぶつと何かを呟いていた

 

オウギやキウルですら殺気立ってる程に彼らはイラついていた、絶対に犯人を見つけ出し殺そうと日々町を巡回している

 

「引き続きハクの捜索を頼む」

 

「ハイなのです」

 

オシュトルからハクの捜索を任せられているがネコネは探す気が無いので適当に探すふりをしながら適当な情報をオシュトルに渡すことにした

 

そして気が付けば昼にハクに昼食を与えてからまた仕事に戻り、夕食の時間になったのでハクが居る部屋に入るとある存在に目が行った

 

「……何ですか、それは?」

 

「こ、れは」

 

部屋の中に居たのは羽が綺麗な鳥だった、帝都でも見たことが無い程に綺麗な羽を持つ鳥がハクの肩に止まっていたのだ

 

「寄越すのです」

 

「い、やだ」

 

「そうですか、なら」

 

朝と同じ様に何度も何度もハクを殴り、ある程度殴り終わると鳥を力強く逃げないように掴み取り、ハクの目の前に付き出す

 

「見てるので」

 

「や、やめろ!」

 

ハクの必死の声を無視してネコネは無情にも火の術でその鳥を焼き付くした

 

「………っ!!」

 

「ハクさんには必要の無い物です、ハクさんに必要な存在は私なのです。分かりましたか?」

 

「………分かった」

 

消え入りそうな声で返事をするとネコネは嬉しそうにハクの頭を撫でる

 

「さ、何時もの言葉を言うのです」

 

「………自分に必要なのはクオンやオシュトルではなく、ネコネだけだ。自分に必要なのはネコネだけだ」

 

「良く言えましたね。さあ、今日の晩御飯なのです」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハクに食事を与えてからネコネは自室に戻り書物に今日の事を書き込みながらある事を思い出す

 

今回の世界では絶対にハクさんには生き残ってもらうのです。兄様の身代わりに絶対にさせません、姉様にも渡しません。私だけのハクさんなのです

 

ネコネは既に2桁を越える程にこの世界をループしていた、その全てがハクの死で終了してしまう。ネコネは色々な試行錯誤を繰り返すが結果は同じだった

 

そして多くの死を見てきたネコネは遂に壊れたのだ。何度繰り返しても死ぬのなら死ぬまでに彼を独占すれば良いと、どうせ死ぬのなら死ぬまで自分の物にすれば良いと考えに至ったのだ

 

どうしてネコネだけがループをしたのかは不明だがループをする前に彼女は一つ強く願ってしまったのだ『ハクを救いたい』と

 

これはもしもの世界、ほんの小さな願いから生まれた大きな歪みによて起きた世界の一つ、この先この世界がとうなるのかは神ですら分からない




よし、今年はこれにて終了!来年もよろしくお願いします!

今回のネコネはループを繰り返してハクを救えなかった最悪な結末の一つに過ぎません。もしも誰かがネコネの異常に気が付いたのなら違った結末が有ったのかもしれませんね

それでは皆さん良いお年を!
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