「今日はハクについて話すかな」
部屋には女衆が集まっており、ルルティエが持ってきたお菓子を食べながらクオンは話を切り出した
「ハク様のお話ですか?それなれ日が2回程回りますが?」
「私も話せるけど、今はそれじゃないかな」
「と言いますと?」
「最近のハクの周りには女の子が多すぎるかな!」
茶を啜りながらクオンの会話を聞いているが他のメンバーも心の中ではクオンに同意していた
「私が目を離すとすぐに別の女の子に誘惑されるし!」
「この前なんて私と買い物をして少し目を離したら私と同じ黒髪のヒトにもう少しで宿に連れ込まれる所だったかな!」
ピクッと全員の耳が動くがクオンの様に動揺する事はなかったがそれぞれの怒気が膨れ上がったのは言うまでもない
「そもそもハクの好みに問題があるかな!」
「ハクさんの好みですか?」
「ハクの好みが年上の母性を感じる女性に引かれるかな!だからウルゥルとサラァナがあんなに勝ち誇ってるかな!」
確かに思い返してみれば前までならハクはあの双子の強行を止める事が出来たが今では少し強引に押せば崩れる事が分かり、更に肉食系女子に拍車を掛けた
流石に肉体関係は無いが今後も無いとは言い切れないのでクオン達は毎日ハラハラとしながらハクを見守っている
「後はオシュトルかな」
オシュトルの名が出た途端に全員の瞳から光が消えるのが分かった。特に酷かったのがネコネで尊敬していた兄が自分が好きになった男に惚れ、更に強引な求婚や酔わせて寝床に連れて行こうとする姿を何度も見たせいで嘗ての尊敬していた兄の姿は今では無いに等しい
最近ではハクを飲みに誘う時は最低でも二人護衛を付けられる程に隠密衆でのオシュトルの評価が危うくなっている
「あの兄様は私が知っている兄様ではありません」
死んだ目をしながら何処か壊れた笑い声を出すネコネに周囲の者達は少し距離を離した
「そう言えばハクって何歳何だろう?」
「18ではないのですか?」
「いや、あの見た目から見て20だろう」
「ネコネは聞いてないかな?」
「そう言えばハクさんの年齢を気にした事がありませんでした」
この面子で一番年上はノスリだがそれよりもハクの方が年上に見えるから20は越えているのかな?
「あ、そろそろハク達が帰って来る時間かな!」
「お茶の準備をしてきますね」
「手伝うのです!」
「私はオウギ達が戻ってくるまで此処で待つか」
「ほな、ウチはクラリンを連れてくるぇ」
何時も通り彼女達は仲間達を帰りを待ちながら女子会に花を咲かせるのが最近の楽しみだった
何だかんだ彼女達も一丸となってハクさんを手に入れたいので協力はしています