「ハク様、今日のご飯を持ってきました」
ルルティエは眩しい程に良い笑顔を浮かべながら布団の上に居るハクに食事を届けに来たのだが
「ハク様~ちゃんと良い子にしてましたか?まさか逃げ出そうなんて考えていませんよね?」
ルルティエから覗く瞳は光が失せ、あの美しかった赤い瞳は消え濁った赤に変わっていた
「前はハク様が逃げたそうとしたので間違えて肋骨を二本程折ってしまいましたけど、仕方無いですよね」
ブルブルと震えるハクにルルティエは赤子を癒すかの様に優しくゆっくりと頭を撫でる
「ふふ、大丈夫ですよ。ハク様がこの部屋から逃げ出さない限り誰もハク様を虐めたりしませんから♪」
何故、此処まで心優しかったルルティエがこの様な壊れた笑みを浮かべる恐ろしい子になってしまったのか………
ルルティエがハクへの恋心を自覚し、ハクの死に様を何度も何度も見送り、何回も何回も別の出口を探しても結末は同じだった。ハクがあの仮面を被ってからは結末は火を見るより明らかだった。塩になり消えたり、ミカヅチと相討ちになり死んだり、トゥスクル皇(クオン)により殴り殺されたりと色々な結末があった
そしてルルティエは3桁を越えるループを繰り返してある答えにたどり着いた。それはハクをクオンより先に保護し誰も知らない場所に監禁すれば全ての運命から逃れられると考えに至ったのだ
だけどそこである問題が発生した。ハクを保護したは良いがループの中で何回か自身がハクを殺してしまったのだ。理由は色々あったが一番の理由はハクが部屋から逃げたそうとしたので躾をしようとして誤って殺してしまうことだった
何度もハクを殺しすぎたせいかルルティエのハクへの恋心は形を変えて別の物になっていた。物への執着心に良く似た心情に移り変わっていた
「さ、食事をしましょうか」
持ってきた食事をルルティエが食べさせる、ハクはそれに従いルルティエから出される食事を淡々と食事を口に運ぶ、1度ルルティエの食事を断った事があるがその時は何処に隠し持っていたのか短刀で脇腹を突き刺され、危うく死にかけたのだ
「ハク様ハク様、ハク様は私の事好きですか?」
「えっと」
「ハク様は私の事好きですよね?」
ゆっくりと囁かれる言葉に何重にも重たい空気を感じ、ハクは小さく頷く
「そうですか!私もハク様の事大好きです♪」
既にハクはルルティエに逆らう気は無くなっていた。元よりハクはルルティエに逆らう事は無かったがそれでも細やかな反抗と言った行為だったのだが既にそれすらへし折られた
躾と言うなの暴力にハクは逆らう事は出来なくなってしまった
「ハク様、これからもずーーーーーーっと一緒ですからね♪」
ネタが枯渇し始めたので今後は2日に1回にペースを落とします!すみませんね!