二度目の偽りの仮面   作:エスト瓶

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最近特にオシュハク読み初めてる自分に驚きながらもそれを楽しんでいる自分が居ます。オシュトルが基本的に暴走してるのが最高に面白いです


一途なお姫様はお嫌いですか?

男なら誰もが夢に見るだろう光景が今目の前で行われていた

 

「ハク様、あーんしてください♪」

 

「ハク!私の方が良いかな!?」

 

ハクの目の前では美少女二人が自分に向かって「あーん」をしている状況だった。普通なら喜ぶ筈だが彼は素直に喜ぶことが出来なかった、何故ならなこの行為が始まる少し前に彼女達の言い争いが聞こえてきたからだ

 

『私のハクだから食事も私が食べさせるかな!』

 

『いいえ、【前回】もハク様の身の回りの事は全て私がやっておりましたので、今回もハク様の身の回りのお世話をします』

 

この様に料理が来るまで彼女達の言い争いが続き、最終的には今の状況に落ち着いた。

 

ルルティエはこのクジュウリのお姫様らしいのだが既に政治に関わらない代わりに結婚相手を自由に選べる様に父親に頼み込んだらしい。彼女との出会いもある意味衝撃的だった

 

朝食を終えて顔を洗いに井戸の水を上げる作業をしていたら自分よりも大きな鳥が此方を見てきてたのだ。鳥はハクの姿を確認すると、近くにより喉を鳴らしながらハクにスリスリとしてきた。ハクも恐る恐る鳥の首辺りを撫でると凄くモフモフとして気持ち良かった

 

モフモフと楽しんでいるとその鳥の飼い主の女の子が現れたのは良かったが自分の姿を見て少し涙目になってしまった。自分が慌てていると女の子は自分の胸の中に飛び込み

 

『ハク様!ハク様!やっとお会いする事が出来ました!今度はずっとずっとハク様のお側におります!』

 

と言う風に抱き付いて泣き始めた彼女に彼は無意識にルルティエを抱き締め

 

『ああ、やはりルルティエの茶が一番だからな。某の側に居てくれ』

 

無意識に口にした言葉にハクは更に困惑した。自分は1度も彼女と会った事は無いのに何処かの旅館で彼女にお茶を出されている光景が頭の中にあったのだ

 

泣き止んだルルティエは何処か恥ずかしそうな、それでいて何処か誇らしげに抱き付いたままハクを見上げて告げた

 

『ハク様、私とこのクジュウリで夫婦として暮らしましょ、お父様に政治には関わらないと言ってここまで来ました。私ハク様の為なら何でもやります!』

 

まさかの求婚にハクの頭は真っ白になってしまった。返事をするのにも頭の中が空っぽの状態で返事なんて出来っこない。そんな時だった今朝に感じた頭の違和感

 

『ハ~~ク~~』

 

『ク、クオン!?』

 

『姿が見えないから心配で見に来たらどう言うことかなぁ~』

 

頭に巻き付いてクオンの尻尾が徐々に力を込め初め頭を締め付ける

 

『ハクは私のお婿さんだよね?』

 

『ク、クオン様!暴力でハク様に言われるのは酷いです!』

 

『ハクは既に私のかな』

 

『違います!ハク様は私のです!』

 

その後宿の女将さんが来るまでルルティエとクオンの言い争いは続いた。そしてルルティエと話があると言ってクオンは部屋の方に行ってしまったのでハクは仕方なくココポ(さっきルルティエに教えてもらった)と時間を潰すことにした

 

「「ハク(様)!どっちが食べたいかな(ですか)!?」」

 

「……両方食べたいです」

 

やはり自分は落ち着きがあってリードしてくれる年上の方が好きだな




ここのルルティエは基本的に原作と変わりませんがオドオドした態度が無くなりハクや親しい者達以外にはどうでも良い存在に思っています。ハクを助けるのなら迷う事なく自国の民を犠牲にしてでもハクを助けます

料理の腕や身の回りのお世話も更に上達してるので更にハクを甘やかしている

ルルティエがこの世で最も憎む存在はハクを失う原因を作ったヴライ、ウォシス、オシュトルの3人だった。この三人に対してはルルティエも表情を消し無言で睨み付けてくる

流石にオシュトルが可哀想なのでハクにより睨む事は無くなった
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