ウコンの件から2日経ちハク達は帝都に向かっていた。何故帝都かと言うとクオンの母親が旅館を経営しとるとかで自分達もそこ向かうことになったのだ。ウコンが慌てながら一緒に行かないかと誘ってきたがクオンとルルティエが笑顔で否定していた。流石に可哀想になってきたのでハクがウコンの誘いに乗るように促すと渋々と言った感じで了承してくれた。ハクと一緒に行けると分かった途端にウコンの尻尾がブンブンと左右に激しく振っていた
道中に山賊が出るとか言われたので警戒しようとしたがクオンもルルティエもココポも自分を取り囲む様にしながら移動していた。そこまで自分は弱くないのだが………
1日目の野宿はクオンやルルティエが晩飯を作ってくれた。クオンが大の風呂好きと言う事が判明し何故か自分がクオンとルルティエと混浴することになった。その際にどっちの方が好みかと聞かれたが答えなかった、答えたらあの場で自分の人生は終わっていただろう
そんなハプニングもありながら帝都に到着するとクオンはココポに乗り自分はルルティエに抱き抱えられた。クオンがウコンに一言、二言言ってそのままココポが走り出した。ウコンが後ろから何かを叫んでいるが自分はそれ所ではなかった、ルルティエに抱き抱えられたのは良いがルルティエの胸の所に自分の頭があるのだ。どうにかして抜け出そうとするが抜け出せなかった。ついでに何故かルルティエは自分を抱き抱えてる間はずっと笑顔だった
旅館に到着するとクオンはそそくさと旅館の中に入っていった、残された自分達は外で待機との事らしい。ルルティエに言ってココポを馬小屋に置いてくる事を伝えてココポを馬小屋に連れていき、その帰り道に誰かとぶつかってしまった
「すまない、怪我は無いか?」
「あ、はいなのです。大丈夫なのです」
自分がぶつかってしまった相手はどうやら女の子らしい、見た目的に12才くらいか?
「あっ」
女の子は自分の顔を見て何処か嬉しそうな様な悲しそうな顔を浮かべていた。自分はこの女の子に何かしただろうか?
「あ、お兄さんの名前は何と言うのですか?」
「ん?自分はハクだ。よろしくな」
「わ、私はネコネです」
「ネコネか良い名前だな。こんな所に居るって事は誰か待ってるのか?」
「あ、えっと、それは」
「ハク?随分遅いけど何かあった?」
ネコネが何か言いたそうにしていたがネコネの後ろから知っている声が聞こえたので視線をそちらに向けるとクオンがそこに居た
「あ、ああ、すまない、この子と話していたら遅くなってな」
「この子?」
クオンが視線を下に向けるとネコネはビクッと体を震わせてハクの後ろに隠れてしまった
「……久しぶりかな?私の事覚えてるかな?ネコネ?」
「は、はいなのです。姉様」
「ん?クオンの知り合いなのか?」
「うん。まあ知り合いかな。それよりもルルティエが待ってるから早く行こう、ネコネもね♪」
「!ハイなのです!姉様」
クオンのその言葉にネコネは嬉しそうに微笑みながら自分の後ろから出てきた。何故かその瞬間だけ自分は懐かしいと感じてしまった
「ほら、ハクも行くよ?」
「あ、ああ」
クオンの後に自分が続くとネコネは嬉しそうに笑みを浮かべながら自分とクオンの手を握った
「やっぱりこれが一番落ち着くのです」
「ふふ、そうだね」
「?」
ネコネの言葉に疑問が残ったがクオンは特に気にした様子も無いのでまあ良いのか?
ここのネコネはハクに好意を寄せているがネコネの望みはあの頃の隠密集達とまた笑い会ったあの空間に戻りたかったのだ
その為なら如何なる犠牲も厭わないと心に誓っている