クオン達と帝都を回っていると色々な事に気が付いた。まず最初に気が付いたのは文字だった、何て書いてあるのかが分からずにネコネに聞いてみると嬉しそうに解説を初めてくれた。二つ目に気が付いたのはクオン達はかなりモテると言うことだ。街中を歩いていると次から次に声を掛けられるが適当にあしらう姿を見て慣れてるんだなぁと心の中で思った
(そう言えば自分も昔誰かを想っていたような………)
目を閉じて失われてしまった記憶を掘り起こそうとして思い出してみると、顔は思い出せないが何処か落ち着いた雰囲気を出す女性に自分は引かれたのだ
「あれ?クオン?」
目を開けると先程まで前を歩いていたクオン達の姿は無く、自分一人だけになってしまった
(ここは普通に待つか?いや、クオン達が居ない今が自分の自由の時間なのでは?)
色々と悩んだ結果クオンから事前に渡されていた小遣いを確認し近くの屋台で買い食いをする為に歩き出す
歩きだし数分が経過したハクはある災難に遭遇した
「なぁなぁ、次は何処に行こうか?ウチな!おにーさんとこうやって出掛けるのが夢やってん」
適当に見つけた屋台により、串焼きを食べているといきなり後ろから抱き着かれたので振り返ってみると知れない少女が満面の笑みをハクに向けていた
「あー、悪いが自分はアンタと会った事が無いんだが?」
「えぇ?そうなん?ウチとの関係忘れてしもーたん?あんなにウチを求めて来てくれたのに?」
少女の発言に周囲からの視線がハクに突き刺さる
「…人違いじゃないのか?」
「ウチがおにーさんを見間違えるわけあるわけないぇ!」
「あー、分かった、分かったから一回離れてくれるか?この格好だと色々と辛いんだが」
「なら、彼処で休憩せいへん?」
少女が指差した方に視線を向けると文字は読めないが宿?の様な場所だった
「彼処は何なんだ?」
「んー、お金を払って休憩する場所ぇ」
やはり宿なのだろうか?それにしては男女が先程から出たり入ったりしているが………
「ほら、行くぇ」
「ちょ!?叩くな!自分は貧弱なんだから」
少女に背中をバンバン叩かれてハクは仕方なく少女の示した宿の様な場所に向かう
中に入ると受付の女性が居たので少女に任せるとサラサラと紙に書いて懐から指定された量の金額を払う。そして通された部屋には酒があり、奥の部屋には布団が1つ轢かれていた
(まさかここって!?)
そしてようやくハクはこの宿がどんな場所なのか理解した
「おにーさん♪」
少女に呼ばれ振り返ると少女は既に上の服を脱ぎ初め、その目には獣を思わせる鋭い眼光が此方を見ていた
「やっと見つけたんよ。ウチおにーさんに会う為にここまで我慢してきたぇ。だけどもう我慢はしないぇ」
少女 アトゥイはハクを布団の方に押し倒した
「ふふ♪おにーさんの初めてウチが貰うぇ」
アトゥイが顔を近付け唇が触れあう瞬間だった
バンッ!
力一杯に襖を開ける音が聞こえ、そちらの方に視線を向けると
「私のハクに何をしてるのかな?」
「許さない許さない許さない許さない許さない許さない」
「ハクさん汚されたハクさんが汚されたハクさんが汚されたハクさんが汚された」
今にも怒りが爆発しそうなクオンに瞳に光が無いルルティエとネコネにハクは小さな悲鳴を上げた
「何ぇ?良い所を邪魔しないで欲しいぇ」
「ふふ、良い所?危険な所の間違いかな」
「「………………」」
アトゥイとクオンの会話はすぐに終わりお互いに無言のまま得物を構える
「「ハク(おにーさん)は渡せないかな(ぇ)!!」」
アトゥイの喋り方が分からない!これって京語で良いのかな?詳しい人教えて!