アトゥイとクオンの争いを止める事が出来なかった自分は現在ヤマト右近衛大将オシュトル邸に連れてこられていた。何故自分はこんな所に居るのだろうか?
そんな考えを浮かべているとこの邸の主であるオシュトルが入ってきた
「この様な場所に呼び足してすまぬな」
「いや、自分は気にしていないが………」
正面に座る男をバレない様に観察してみる。港で聞く清廉潔白をまるで体現したかの様な姿は帝都で既に確認している。そして何よりも気になるのが顔半分を覆う程の大きさの仮面を着けている
(仮面の者か………)
オシュトルが着けている仮面を見てそんな単語が頭に過る。仮面の者同士の争い、塩化、託される、そんな単語が頭の中を過り顔をしかめてしまった
「顔色が優れぬが大丈夫か!?」
オシュトルがハクの顔色が優れぬ事に気が付き急いで彼の近くにより額に手を当てる。手を当てているオシュトルの顔は酷く焦っているのが分かった
「いや、大丈夫だ。心配かけてすまない」
襲ってきた頭痛に頭を痛めながらもオシュトルにもう平気だと伝える。当のオシュトルは納得してないと言うような顔をしていたが無理矢理座らせた
「今日は大事な話があったのだが後日でも構わぬが?」
「いや、大丈夫だ」
「そうか。では内容なのだが
ハク殿某と夫婦の契りを結んでくれ」
「は?」
オシュトルから言われた言葉の意味にハクは理解できなかった
「ふむ、某と付き合う前提で結婚してはくれぬか?」
「待て待て待て!何で自分がお前と結婚なんかしなきゃならんのだ!それに自分は男だ!」
「心配御無用、このヤマトでは人工の2割は同姓で夫婦の契りが結ばれている」
それを聞いてハクは静かに膝から崩れた。このヤマトの総人口の2割が同性愛者なのか!って事はオシュトルもその一人か!(オシュトルはハクに出会う前までは普通の感性でした)
「某と夫婦の契りを結んでくれればハク殿は一生ダラダラしていて構わぬが?」
いや、それでも自分に同性愛が無いからそんな事を言われても困るのだが!
オシュトルから求婚を適当にあしらっていると
「私の可愛いハクに何をしてるかなあああああああ!!」
襖を蹴破り鬼の形相で部屋に入ってきたのはアトゥイと勝負していたクオンだった。所々ボロボロだったのはそれ程までにアトゥイが強敵だった事が伺える
「くっ!待たしても某の邪魔をするかクオン殿!」
「貴方に何て絶っっっっっ対に渡さないかな!」
そして流れる様にクオンは懐に隠してある暗器をオシュトルに投げ付けながら接近する、それを向かい打つかの様にオシュトルも刀を抜き構える
「ハクさんは危ないのでこっちです」
クオンとオシュトルの戦いを眺めていると何時の間にか隣に居たネコネに手を引かれて別の部屋に入れられた
「今日は私がハクさんを一人占めするのです!」
尻尾をブンブンと左右に揺らすネコネを見てハクは微笑ましくなり、頭を撫でるとネコネが嬉しそうな顔を浮かべてくれた
(あぁ、この中だとネコネが自分の中での癒しだな)
この作品ではハクさんの性別があの双子により一時的に変わるかも?(逆的な意味で)
女体化ハクさんは絶対に綺麗だと想うんでよすね。スタイル的にはカミュやウルトリィとかかな?