連続投稿です、誤字脱字があったらすいません。できる人ならば誤字脱字の報告お願いします。
それではどうぞ!
目を開ける。
「いやー凄いなこれ、クオリティが高すぎるよ。この一部を担当したなんて思えないな」
(いやーまじで感服。自分自身を尊敬しちゃうよ)
「来てしまったんですね、マスター」
「ん?この声は……」
「こんにちは、レイさん」
そこに立っていたのはこの世界、浮遊城《アインクラッド》の本体AI、アインがいた。
「可笑しいな、本来の仕様なら声だけの筈なのに」
「私が貴方に話さなければならないお話があってこうしました」
「ふーん、でその内容は?」
「その前に通常の設定登録をしましょう、それをしてからです」
「了解」
零は自分の名前を《gurei》にする。またそこから設定をして、終わらせる。
「さて、終わったよアイン」
「お疲れ様です、マスター」
「これくらいで疲れないよ。あとなんでマスターって呼ぶの?」
「それも含めてご説明します」
「まずは、この世界はデスゲームとしてプレイヤーはゲームクリアするまでログアウトする事が出来ない。またHPが0になったら現実世界の死を意味する。ここまではご存知でしたのですよね?」
「勿論」
「では何故それを理解し、止めずにしかもこの世界に入ろうとしたのですか?この世界の死は現実世界の死を意味するんですよ?」
アインは前のめりになりながらグレイに抗議する。
「まあまあ落ち着けよアイン、それに俺は死ぬ事に対して全く危機感はないんだよ」
グレイはアインに対してどうどうと馬の様な扱いをして質問に答える。
「何故ですか?」
「理由は簡単、俺は現実世界で暗殺者と言う殺人鬼で人殺しだからだよ」
「っ!……」
「……あんまりこんな話したくないんだ、次の話をしよう」
アインは目を見開いたあと黙りこくってしまい、グレイは即座に話を変えようとする。
「……私はマスターが死なないように出来るだけサポートするという事でこの話をしています」
「お前は俺の親かよ、だからマスターなんて言い方してたのか、やめてくれよそういうのは普通に頑張っているプレイヤーに失礼に値するぞ。俺にとってはありがた迷惑だ」
「でも!」
「~~~~~~!」
「~~~~~~!」
グレイがアインの厚意を無下にするとそれに噛み付くかの如くアインは反論する。そこから始まる言い争いは傍から見てるとただの夫婦喧嘩にしか見えない。
「……分かった、俺が頼みたい時にサポートしてくれ、それでいいな?」
「はい!」
最終的にはグレイが折れて、アインの勝ちとなった。それも仕方なしと思う。何故ならグレイはアイン、ユイ、ストレアを妹、はたまた娘の様に可愛がったのだからお願い事は無下に出来る筈がなかった。
「それで?会話する時にはどうするんだ?周りからあやしまれるだろ?」
「ご安心下さい」
『この様に脳内会話が出来るようにしておきましたのでこれで誰にも怪しまれることなく会話ができます』
「……便利だな」
「マスター?ここは電子世界ですよ?こんなものは我々AIにとっては簡単ですよ?それに言ってたではないですか、使えるものは徹底的に使うべきだと」
「何故だろう、俺は今生み出してはいけないもの生み出してしまった気がする」
頭を抑えて気が重くなっているグレイを見てしてやったりと黒い笑みを浮かべるアインがそこにはあった。
「あと、マスターには伝えなければならない事があります」
「なに?」
「実はテストプレイヤーの時のデータがマスターに影響を及ぼしています」
「え?そんな事は無い筈だけどな」
(うーん、見落としあったっけ?え、アイン?なんでそんなジト目なの?)
「確かにマスターがテスト時のデータは消えましたがマスターのスペックで色々と付き物が出来てしまったんですよ!」
「(え?何そのご都合主義の俺TUEEEEみたいなやつ)」
グレイと作主も驚きを隠せない。
「いや作主、お前が書いてるんだから驚くなよ」
「?どうかしましたか?」
「え、いやなんでもない。でもそれだったらお前がどうにか出来るだろ?」
「それがですね……」
アインは言いにくそうに口をパクパクしている。
「?何か無理な事があるのか?」
「だ、だって!スペックに応じてデータの大きさと複雑さが出てくるのでマスターのスペックじゃ私じゃ対処し切れないんですよ!」
文句を言うかの如く身体全体で怒ってますよアピールみたいなのをする。
「だから無理です!ごめんなさい!」
「なんで俺が振られた感じになってるの?」
(これじゃ何処ぞのヒッキーじゃないか)
「まあ分かった。消すのは諦めるよそれでその特典みたいなのはどんなものなの?」
「えーとですね、ふたつあります」
「ふたつ?てっきりひとつしかないと思ってた」
「一つ目は『天性の才能』です」
「え?名前あるの?」
「当然です、名前がないとこの世界では不思議なものになってしまいよ?」
「ですよねー」
「能力は文字通りスキルの習得が早くなります。マスターはテスト時に全てのスキルをコンプリートしているので対象は全てになります」
「ふーん、やっぱり経験があるからそうなるのか」
「それもありますが大半を占めているのは現実世界のマスターのスペックの異常な高さからきています。それに経験だけだとベータテスターも含まれてしまいますよ?」
「それもそうか」
「それともうひとつなのですが……」
「……茅場晶彦も知らない、11個目のユニークスキルです」
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「これでよろしいですか?マスター」
「うん、ありがとうアイン」
「いえいえ、それではマスターご武運を」
「任せろ!」
グレイの視界は眩しさで遮られた。
いかがでしたでしょうか?
やっと本編いける……これからも頑張ります!
感想、評価、お待ちしております。