ホリさんや、ちょっと待とうか   作:無名宴

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セブンスターズ?編です。


その四

 

 

「はい? あの超トラブルメーカーが倒れたってなんで?」

 

思わず聞き返してしまったが、あの無駄にタフな十代が倒れることなど滅多にない。

また闇のゲームにでも巻き込まれたかと思ったけど……

 

「いやさぁ、活火山。しかも溶岩の近くでデュエルって倒れるにきまってるって」

 

本当に何やってんだろう、あいつ……

 

「んで、とりあえず報告に来ただけってことだよね。君があれから離れるはずないし」

 

てか、報告も別の奴に頼むんじゃないかなって思う。それだけこいつ病んでるし。

それはさておき、軽く机を指でたたきながら呟く。

 

「聞いた以上何もしないのもどうかと思うし、何より超トラブ…… 十代が

 僕を巻き込まないように配慮してたのはこっちとしても助かってるから仕方ないか」

 

僕を面倒ごとに巻き込むことがどういうことかよ~く理解しているからね、十代たちは。

故に厄介ごとの時は絶対に声をかけないと約束してある。

 

それでも助けを求めたならよっぽどのことなんだろう。

 

そう考え近くにあるデッキから二枚のカードを取り出す。

 

「ケトさん、ご隠居。今少しいいですか? ………… ええ、十代の治療をお願いできれば

 助かります。 ………… わかりました。お願いします」

 

しょっちゅうお世話になっているお二方に聞いてみると快く引き受けてくれたため、

彼にカードを渡す。

 

「カードを十代に翳せば後は二人が何とかしてくれるから」

 

それを聞き、嬉しそうに出ていく彼。だいぶ落ち着いてきたことはいいことだ。

また呪われるのはごめんである。

 

 

 

 

 

 

 

『只今戻りました』

 

「あ、お帰~ ……」

 

フラッと出かけていたホリさんがいつかの映画で見たようなドロッとした

精霊を連れてきた。

 

「ホリさんホリさん」

 

『どうかしましたか?』

 

「いやね、その巨神兵どうしたの? それに真ん中にあるかごの中の人は誰?」

 

『覗き見犯です。いろんな場所に蝙蝠を仕掛けて覗きをしていたので捕まえてみました』

 

真っ青な顔で正座をしている覗き見犯(仮)に笑顔を向けるホリさん。

冷や汗だらだらなのはきっと巨神兵が熱いからだろう。

 

「んで、なんでやってたの?」

 

とりあえず檻の外に出して話を聞いてみると(正座は継続中)

どうやらヴァンパイアの最後の生き残りで一族の復活と人間への復讐のために

七つ星とかいう組織に入ったらしい。

 

『ああ、確かに魔女狩りや悪魔祓いとかありましたからね』

 

ホリさんがそんなことをのんきに言っているが、思わず首を傾げた。

 

「あれ? ヴァンパイア一族ってあっちにいなかったっけ? 少し前にあったよね」

 

『ありますよ』

 

思わず顔を上げるカミューラさん(名前教えてもらった)

 

「で、質問なんだけど。一族復興ってここでやらなきゃダメ?

 精霊界ならヴァンパイア普通にいっぱいいるけど」

 

少しの葛藤ののち、カミューラさんは提案を受け入れて精霊界に行くことになった。

 

「話も通さなきゃいけないし、少し時間がかかるから適当に時間をつぶしてきて」

 

筋は通さないと厄介ごとの要因となります。

この場合は、ゾクさんあたりに頼んで話をしてもらうのが一番かな?

 

『ですが、七つ星とやらが裏切者扱いして襲い掛かってくる可能性もありますね』

 

「ああ、確かに。んじゃあ、アバたんズに協力してもらえば大丈夫かな?」

 

アバたんたちが張り切るように飛び回る。あ、カミューラさんの顔がまた真っ青に。

まあ、いい子たちだから大丈夫でしょう。

 

 

 

 

 

 

 

「そういえば結局七つ星の目的ってなんだろ?」

 

『闇の力って言ってましたし、なにかの封印でも解くつもりじゃないですか?』

 

「ここにあった封印って言ったらハモさんたちくらいだよね。てかもうそれ無いよね」

 

『ええ、少し前に解きましたからね』

 

「だよね。じゃあ、見落としでもあったのかな?」

 

謎は深まるばかりです。

 

 




カミューラさんのデッキに邪神ズがログインしました。
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